【マイルチャンピオンシップ2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はマイルチャンピオンシップが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼当ブログ実績▼
これまでの成績
...

人気データ

人気 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 0- 1- 1- 5/ 7 0.0% 28.6% 0 37
2番人気 0- 3- 0- 4/ 7 0.0% 42.9% 0 72
3番人気 2- 3- 0- 2/ 7 28.6% 71.4% 175 157
4~6人気 4- 0- 2- 15/ 21 19.0% 28.6% 192 88
7~ 人気 1- 0- 4- 75/ 80 1.3% 6.3% 22 30

マイルチャンピオンシップは小波乱の傾向です。

このレースが京都で行われた過去7年の人気別データを見ると、1番人気が一度も勝っておらず、複勝率50%を切るなど1番人気の凡走というのが目立っていました。その代わりに数字をあげているのが3番人気や4~6番人気の中穴どころです。

なぜマイルチャンピオンシップが荒れやすいかというのは、この後ジックリ話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

脚質データ

脚質 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 84 32
先行 0- 1- 3- 20/ 24 0.0% 16.7% 0 58
中団 4- 6- 2- 45/ 57 7.0% 21.1% 68 52
後方 2- 0- 2- 30/ 34 5.9% 11.8% 76 44

マイルチャンピオンシップは末脚勝負になりやすいです。

逃げ先行で過去7年1勝。中団後方で過去7年6勝。現代競馬は基本的に前有利になりやすいのですが、このレースでは後ろからの馬も問題なく馬券絡みしています。むしろ後ろから競馬をする馬が有利と言ってもいいかもしれません。

京都芝1600mは平坦コースですが、最後の直線は約400メートルもあります。最後の直線だけ速い末脚を使えば十分間に合うのです。平坦の京都だから前に行ける馬が有利とかそういうことはありません。

枠順データ

枠番 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 2- 0-11/14 7.1% 21.4% 62 56
2枠 0- 0- 3-11/14 0.0% 21.4% 0 90
3枠 1- 0- 2-11/14 7.1% 21.4% 45 65
4枠 0- 2- 1-11/14 0.0% 21.4% 0 47
5枠 0- 1- 0-13/14 0.0% 7.1% 0 10
6枠 1- 1- 0-12/14 7.1% 14.3% 129 40
7枠 0- 1- 1-16/18 0.0% 11.1% 0 31
8枠 4- 0- 0-16/20 20.0% 20.0% 188 62

マイルチャンピオンシップに大きな枠順傾向はありません。

まず詳細な枠順別データを見ると内枠が複勝率21.4%と高水準で並んでいますが、単勝回収率で見れば外枠という感じになるなど、どちらかに大きく偏っている感じはしません。

枠順 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 2- 4- 6- 44/ 56 3.6% 21.4% 26 65
5~8枠 5- 3- 1- 57/ 66 7.6% 13.6% 84 38

1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても勝率は外枠、複勝率は内枠という感じで、どちらかが極端に良いというわけではありません。

京都で行われるマイルチャンピオンシップは内枠だから良い、外枠だから駄目ということはなく、その他の要素が重要になってきそうです。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のマイルチャンピオンシップにピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着差データ

前走良馬場 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
負0.5~ 0- 2- 2-35/39 0.0% 10.3% 0 31

前走良馬場で0.5秒以上負けた馬は過去7年で勝っていません。

京都で行われるマイルチャンピオンシップは小波乱の余地があるという話しをしましたが、それでもG1はG1です。前走が叩き台だったとしても0.4秒差以内にはまとめるぐらいの能力は必要になってくるでしょう。

前走が良馬場以外なら道悪が駄目と言い訳することもできますが、良馬場で0.5秒以上負けた馬では能力的にどうでしょうか。

生産者データ

生産者 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
社台系 5- 5- 7- 48/ 65 7.7% 26.2% 72 79
それ以外 2- 2- 0- 53/ 57 3.5% 7.0% 41 17

京都で行われたこのレースは社台系生産馬が有利です。

ノーザンファーム、社台ファームを始めとした社台系生産馬が、それ以外の馬たちに対して勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績となっていました。

脚質データのところで末脚勝負になりやすいという話しをしましたが、そもそもノーザンファームや社台ファームが日本でココまでの地位を築くことが出来たのは、他にはない速い末脚が使える馬の育成が上手かったからです。

末脚勝負ならノーザンファーム、社台ファームを始めとした社台系生産馬の出番となるでしょう。

キャリアデータ

京都で行われるマイルチャンピオンシップは中距離的な要素が必要になります。

まず過去7年の勝ち馬と中距離での実績を確認すると、殆どの馬が1800m以上の重賞で好走。もしくは3勝クラスを1800m以上で勝ったことがある場合ばかりになっており、中距離もこなせる馬ばかりになっていました。

このレースは生粋のマイラーというよりも、中距離もある程度こなせるような馬が好走傾向にあります。

京都開催時と阪神開催時。そして安田記念の平均勝ちタイムを並べてみると、阪神開催と安田記念92秒台前半。それに対して京都の場合は92秒台後半という感じになっています。

勝ちタイムの違いから分かるように、ここはスピードに勝る生粋のマイラーよりも、ある程度中距離もこなせるスタミナが必要になってくるのでしょう。

京都で行われたマイルチャンピオンシップが、小波乱の傾向にあるのは、安田記念とは微妙に違う適性が問われるという部分が主な原因かなと見ています。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはナミュール、ブレイディヴェーグ、マテンロウスカイの3頭です。

この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走馬体重のデータではないかと思います。

前走馬体重データ

前走馬体重 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
440~459kg 2- 0- 0-13/15 13.3% 13.3% 236 60
460~479kg 3- 1- 2-21/27 11.1% 22.2% 88 56
480~499kg 1- 2- 3-27/33 3.0% 18.2% 17 59
500kg~ 1- 4- 2-36/43 2.3% 16.3% 13 41

京都のマイルチャンピオンシップは馬体重軽めの馬が好走傾向にありました。

前走馬体重のデータを見ると分かりやすい傾向にあり、前走480キロを超えるような比較的大きな馬が勝率一桁台。それに対して前走馬体重479キロを下回る、マイラーとしては小型な馬が勝率10%台。回収率も優秀な数字を残していました。

先程、京都で行われるこのレースは中距離的な要素が必要になると言いましたが、それに伴ってムキムキな生粋のマイラーというより、少しスラッとした中距離的な要素を持っていそうな馬が良いというわけでしょう。京都は平坦コースのため比較的小柄な馬でも大丈夫という側面もあるかもしれません。

何にしてもココは前走馬体重が軽い、小柄な馬にも十分チャンスがありそうです。

まとめ

というわけで今年のマイルチャンピオンシップにピッタリの馬は、ナミュールではないかと思います。

この馬はヴィクトリアマイルで凡走、安田記念と去年のこのレースでは好走という感じになっていますが、走破タイム自体はどのレースもほぼ同じようなものでした。

3走前に1800mのドバイターフで好走しているように、中距離もこなせるマイラーということもあってか、極端に速い時計での勝負になると厳しいタイプでしょう。

今回もどんなタイムでの決着になるかがポイントになりそうですが、時計の掛かりやすい京都マイルはピッタリかなと見ています。