はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は毎日王冠が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 8- 1- 0- 1/ 10 | 80.0% | 90.0% | 225 | 126 |
2番人気 | 0- 2- 1- 7/ 10 | 0.0% | 30.0% | 0 | 36 |
3番人気 | 1- 3- 1- 5/ 10 | 10.0% | 50.0% | 58 | 87 |
4~6人気 | 1- 4- 6- 19/ 30 | 3.3% | 36.7% | 58 | 82 |
7~ 人気 | 0- 0- 2- 58/ 60 | 0.0% | 3.3% | 0 | 26 |
毎日王冠は、堅い決着が多いです。
1番人気が過去10年8勝。単複ともに回収率100%を超えるほど好走が多くなっていました。7番人気以下の好走は僅か2回だけなのを見ても、このレースは人気どころで決まりやすいというのが分かります。
毎日王冠は伝統のある前哨戦として、その時のG1級が揃うことも多いのですが、そういった馬は無難に上位争いしてくるというわけです。東京競馬場らしく能力が反映されやすいと言ってもいいかもしれません。
ここは難しく考えず、強いと思う馬を素直に重視すべきでしょう。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 0- 3- 6/10 | 10.0% | 40.0% | 26 | 185 |
2枠 | 0- 1- 0- 9/10 | 0.0% | 10.0% | 0 | 22 |
3枠 | 1- 1- 0- 9/11 | 9.1% | 18.2% | 27 | 22 |
4枠 | 0- 2- 3- 9/14 | 0.0% | 35.7% | 0 | 63 |
5枠 | 1- 2- 1-13/17 | 5.9% | 23.5% | 102 | 51 |
6枠 | 2- 1- 2-13/18 | 11.1% | 27.8% | 45 | 49 |
7枠 | 3- 1- 0-16/20 | 15.0% | 20.0% | 40 | 27 |
8枠 | 2- 2- 1-15/20 | 10.0% | 25.0% | 32 | 50 |
毎日王冠に、大きな枠順傾向はありません。
このレースは開幕週に行われるため内枠有利かと思いきや、外枠でも問題なく好走することが出来ており、6~8枠は内枠と遜色ない勝率を叩き出していました。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 2- 4- 6- 33/ 45 | 4.4% | 26.7% | 12 | 71 |
5~8枠 | 8- 6- 4- 57/ 75 | 10.7% | 24.0% | 53 | 44 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、どちらかに大きく偏っているという感じはしません。このレースは大きな枠順傾向はないと見ていいでしょう。
先程の人気データで「東京競馬場らしく能力が素直に反映されやすい」という話しをしましたが、これは強い馬は内枠だろうと外枠だろうと関係なく好走できることの裏返しでもあります。
開幕週だから内枠ということはなく、枠順に関してはあまり気にする必要はないでしょう。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 2- 2- 0- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 72 | 69 |
先行 | 3- 1- 5- 25/ 34 | 8.8% | 26.5% | 65 | 52 |
中団 | 2- 5- 2- 31/ 40 | 5.0% | 22.5% | 22 | 42 |
後方 | 3- 2- 3- 28/ 36 | 8.3% | 22.2% | 20 | 64 |
毎日王冠は、速い上がりが必要になります。
まず脚質別データを見ると逃げ先行で過去10年5勝、中団後方で過去10年5勝。開幕週でも極端に逃げ先行有利という感じはなく、どの位置からでも問題なく好走出来ています。
ただ注意してもらいたいのが速い上がりが必要になるという部分で、過去10年の勝ち馬における平均上がりタイム33.5秒。東京競馬場らしい高速上がりの勝負になっていました。
位置取りに関しては大きな有利不利はありませんが、高速上がり勝負に強いかどうかは重要になりそうです。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の毎日王冠にピッタリかというのを考えていこうと思います。
キャリアデータ
過去10年の勝ち馬は、これまでに重賞を勝っている馬でした。
冒頭の人気データで「東京競馬場らしく能力が反映されやすい」という話しをしましたが、それに伴ってこれまでに重賞を勝っている馬。重賞で通用するのを証明している馬が当然有利になるでしょう。
これまでに良い実績を残してきた馬を、素直に評価するべきでしょう。
種牡馬データ
種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
サンデー系 | 8- 5- 7- 53/ 73 | 11.0% | 27.4% | 56 | 64 |
非サンデー | 2- 5- 3- 37/ 47 | 4.3% | 21.3% | 10 | 37 |
毎日王冠は、父サンデー系の馬が有利になっています。
脚質データのところで「東京競馬場らしい高速上がりの勝負」という話しをしましたが速い上がりを使う候補として、まず挙げられるのがサンデー系の馬です。
そもそもサンデーサイレンスが日本で一大勢力を築いたのは、ダービーを勝てる馬を多く輩出したから。東京競馬場の高速上がり勝負が得意という特徴があったからです。
種牡馬 | 着別度数(近5年) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
サンデー系 | 4- 2- 3-20/29 | 13.8% | 31.0% | 87 | 51 |
非サンデー | 1- 3- 2-25/31 | 3.2% | 19.4% | 8 | 31 |
以前よりサンデーサイレンス直系の馬が減ってきた近年は、よりこの傾向は顕著になっていますし、ここはサンデー系の馬に要注目と言っていいでしょう。
ここまで2つのデータをクリアして残っているのはエルトンバローズ、サトノシャイニング、シックスペンス、ロングラン、レーベンスティールの5頭です。
この5頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは年齢のデータではないかと思います。
年齢データ
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3歳 | 5- 1- 0- 11/ 17 | 29.4% | 35.3% | 155 | 55 |
4歳 | 3- 3- 6- 21/ 33 | 9.1% | 36.4% | 31 | 75 |
5歳 | 2- 3- 3- 23/ 31 | 6.5% | 25.8% | 28 | 38 |
6歳~ | 0- 3- 1- 35/ 39 | 0.0% | 10.3% | 0 | 48 |
毎日王冠は、3歳馬の活躍が目立っています。
このレースの年齢別データを見ると一目瞭然。3歳が勝率29.4%という非常に高い勝率を残しており、単勝回収率100%を超えていました。
この時期の3歳馬は、古馬混合戦では2キロの斤量的ハンデがあるせいか、少し実績的に劣るような馬でも斤量を味方に好走してしまうことも珍しくありません。
菊花賞を目前に控えたこの時期に、あえて毎日王冠を使ってくるような3歳はこの距離を狙って使ってくるため、勝負気配が高いという側面もあるかもしれません。
何してもこのレースでは、3歳馬が狙い目になってきます。
まとめ
というわけで今年の毎日王冠にピッタリの馬は、サトノシャイニングではないかと思います。
この馬は前走ダービーで4着。その前の皐月賞では5着と、世代G1を通じて安定して上位争いを続けています。近走も着順こそ安定していますが、レースぶりを見ると折り合いに難しいところを見せるなど、本質的にはこれくらいの距離の方が合っている可能性は高いです。人気になると思いますが、ここでも無難に上位争いだろうと見ています。