皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はレパードステークスの追い切り診断となります。
それでは早速ミスティックロアから見ていきましょう。
ミスティックロア
1週前にCWに自己ベストを更新。最終追い切りの坂路でも自己ベストに近いタイムを出しながら、楽々と終い最速の動きを見せていました。ここに来て調教の動きはだいぶ良くなってきています。
前走は約3ヶ月ぶりのレースにも関わらず追い切り3本のみで挑むなど、急仕上げ気味の印象でしたが、今回は中5週で4本。休み明けだった前走よりも調教本数を増やしています。先程言ったようにこの4本の中で自己ベストを更新したり、自己ベストに近い時計を出したりと、これは明らかに前走以上と見て間違いないでしょう。
ここを目標に万全の仕上がりかなという感じで、仕上がり的には文句なしの状態です。
追い切り評価「S」
クールミラボー
最終、1週前とココに出走してくるベンタバリラビアと併せ馬をしましたが、いずれも劣勢の手応えとなっていました。ベンタバリラビアは体重の重そうな助手さん、対してこちらは騎手の中でも体重の軽い今村騎手が乗っていただけに、これは少し気になるところです。
勝った2走前なんかは一杯に追われる併せ馬をあっさり抜いて、併せ馬で先着するような動きが出来ていただけに、今回の動きは少し物足りません。
2走前ほど絶好の仕上がりにはないかなという感じで、ここは良くて前走同様。前走より少し下である可能性もありそうです。
追い切り評価「B」
エクロジャイト
この馬はダート馬らしく、あまり調教では動かないタイプで、勝った前走も一杯に追って、なんとか併せ馬に食らいつくような感じでした。その前に至っては併せ馬で遅れるような有様です。それが今回の1週前は併せ馬に優勢の手応えで進めることが出来ていました。
さらにこの中間は終い11秒台も連発しており、時計も近走との比較では目立っています。これは調子が良さそうです。前走から大幅な上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
オメガギネス
最終追い切りはポリトラックとはいえ終い11秒台前半が出ました。ポリトラックなので過信禁物ですが、最終追い切りの動きは良かったです。1週前の南Wでは終い12.0秒でしたが、併せ馬にはキッチリ先着しており、状態が悪いという感じはしません。
やや間隔は空きましたが問題なく能力を出せる仕上がりになっているでしょう。前走ぐらいは走れそうな状態。しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
クレメダンジュ
この馬が唯一崩れた3走前は最終、1週前ともにCW。最終追い切りまで強めに追うなど、ハードな調教となっていました。それ以外のレースでは最終もしくは1週前追い切りが坂路で軽めに流す程度と、この馬は調教をやるまでもなく仕上がっているという時に好走傾向にあります。
それを踏まえて今回は、3走前と同じく最終、1週前ともにCWでハードにやる形になっており、これはどうでしょうか。仕上がりとしては3走前や未勝利戦で2着だった時に近いような感じがします。
近走ほど万全の仕上がりとはいかないでしょう。
追い切り評価「B」
ソッコータルマカ
1週前に併せ馬をしたのですが、この時は一杯に追ってなんとか併せ馬に食らいつくので精一杯という感じでした。2週前に至っては一杯に追って併せ馬で遅れています。休み明けだった前走は一度も併せ馬に遅れていなかっただけに、これはどうでしょうか。
今回は叩き2走目になりますが動き、時計ともに前走から大幅に良くなった感じがなく、ここは良くて前走同様までという感じでしょう。
追い切り評価「B」
ツウカイリアル
前走は休み明けながら坂路50秒台をマークするなど、かなり調教で動いていましたが、この中間はそこまで動けていません。最終追い切りのCWでも併せ馬に劣勢の手応えで、前走より上ということはなさそうです。
ここは良くて前走同様までといったところで、前走と同じないし前走より少し下でどこまでやれるかという感じになりそうです。
追い切り評価「B」
ハッスルダンク
前走は休み明けにも関わらず、最終追い切りがラスト1ハロンだけやるという軽め調教でしたが、今回は最終、1週前ともにある程度速めの全体時計を出して、しっかりと負荷をかけてきました。
今回は叩き2走目になりますが、前走から調教強化してきており、これなら前走からの上積みがあってよさそうです。休み明けの前走は案外な結果に終わりましたが、ここでの巻き返しは十分ありそうです。
追い切り評価「A」
パクスオトマニカ
この中間はあまり目立った時計がありませんが、この馬はいつもこんなものです。時計は遅いながらも併せ馬に遅れるようなことは一度もなかったですし、馬なりで悪くない動きが出来ていました。
むしろ唯一不可解な大敗をした葉牡丹賞の時は、強めに追って速い時計を出すような形だっただけに、あまり速い時計を出さずとも仕上がっているような形が、この馬には合っているのでしょう。
ここまで一度もダート調教などをしていないため、ダート適性については分からないですが、ダートさえこなせればこの馬の能力は出し切れる状態にありそうです。
追い切り評価「A」
ベンダバリラビア
最終、1週前ともにクールミラボーと併せ馬をしましたが、いずれも併せ馬で優勢の手応えで進めることが出来ていました。案外な結果となった前走は一杯に追って、馬なりの併せ馬に遅れるようなシーンもありましたが、今回はそんなこともありません。
これは前走以上の状態で、この馬としては良い状態に仕上がっているでしょう。決して悪くない状態だったと見ている2走前の鳳雛ステークスで大敗しているので能力的にどうかという部分はありますが、状態自体は悪くありません。
追い切り評価「A」
マオノアラシ
この馬は体質に弱いところがあるのか、今回に限らずプール調教を多用したり、今回に至ってはポリトラックで軽く流す程度の調教ばかりになっています。
前走や前々走はプール調教が中心ながらも、最終追い切りや1週前追い切りは南Wでしっかり負荷をかけていただけに、ポリトラックばかりになっている今回はどうでしょうか。
ここは良くて前走同様。前走より少し下の可能性もありそうです。
追い切り評価「B」
マテンロウガイ
この馬はダート馬らしく、あまり調教では動かない馬で、1勝クラスを勝った時も坂路で終い失速。未勝利戦を勝った時なんかは坂路で終い失速していた上に併せ馬でも遅れていました。
それが今回は坂路で口向きの悪さを見せながらも終い最速。1週前のCWでも併せ馬にこそ遅れていましたが、この馬としては速めの時計がまとめることが出来ていました。これは状態が良い証拠でしょう。
最終追い切りで口向きの悪さを見せるなど、完成度という点では少し見劣りますが、状態自体はよさそうです。
追い切り評価「A」
ライオットガール
前走の最終追い切りは一杯に追って終い失速。併せ馬にも遅れていましたが、この中間は併せ馬に遅れることは一度もなく、最終追い切りの坂路でも失速することなく走れていました。前走より調教では動けています。
これは状態としても前走以上があっても不思議ないはずで、今回は連勝時と遜色ない仕上がりにあるでしょう。前走以上、2走前ぐらいの状態でどこまでやれるかです。
追い切り評価「A」
リバートゥルー
前走は中3週と間隔が詰まっての出走ながら1週前、日曜、最終追い切りと併せ馬をするなど、ハードな調教となっていましたが、今回はやや間隔が空いての出走にも関わらず、最終追い切りが終い13秒台。その他の調教内容を見ても、前走より調教負荷が軽くなっています。
これは流石に前走以上ということはなさそうで、良くて前走同様。前走より少し下の可能性も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
ルクスフロンティア
最終、1週前と坂路で終い最速。2走前は好走こそしたものの、一杯に追って併せ馬に遅れたり、終い失速していたことを考えれば、今回は明らかに2走前以上の仕上がりです。勝った前走と遜色ない状態。それ以上があっても不思議ない絶好の動きを見せていました。
ここを目標に万全の仕上がりになったかなという印象で、今回はこれまでの中でも一番走れそうな状態です。仕上がり的には文句なしです。
追い切り評価「S」