皆さんこんにちは。アギョウです。
◎オメガリッチマン
・デビューしてから一番良さそうな状態
・末脚勝負でサンデー系&社台系◎
・この時期は重賞の負け組が狙い目
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「デビューしてから一番良さそうな状態」
前走の最終追い切りは一杯に追って併せ馬に遅れていました。金曜日の追い切りでも併せ馬に併入までが精一杯までという感じでしたが、今回は金曜に併せ馬に先着する動きが出来ています。最終追い切りは横山典弘騎手が乗ったということもあり、併せ馬に遅れても気にしないという感じでした。
最終追い切りは馬なりで良い時計は出ていましたし、これは前走以上の状態でしょう。個人的にはデビューしてから一番良さそうな状態に見えました。ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。
推奨理由②「末脚勝負でサンデー系&社台系◎」
上り | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 4- 1- 2- 2/ 9 | 44.4% | 55.6% | 77.8% | 468 | 254 |
3F 2位 | 2- 0- 1- 5/ 8 | 25.0% | 25.0% | 37.5% | 222 | 131 |
3F 3位 | 0- 2- 3- 5/ 10 | 0.0% | 20.0% | 50.0% | 0 | 175 |
3F ~5位 | 1- 4- 1- 10/ 16 | 6.3% | 31.3% | 37.5% | 28 | 155 |
3F 6位~ | 1- 1- 1- 73/ 76 | 1.3% | 2.6% | 3.9% | 16 | 13 |
京都新聞杯は、末脚勝負になりやすい一戦です。
このレースが京都で行われた過去8年のデータを見ると、上がり最速を繰り出した馬が勝率44.4%、複勝率77.8%という高い数字を残しており、上がり5位以内の脚を繰り出せば複勝回収率が軒並み100%を超えていました。
このレースは、どの馬が速い上がりを使うかを予想するレースと言っても過言ではありません。
血統 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
父もしくは母父サンデー系 | 7- 7- 7- 74/ 95 | 7.4% | 14.7% | 22.1% | 74 | 79 |
父、母父ともに非サンデー系 | 1- 1- 1- 22/ 25 | 4.0% | 8.0% | 12.0% | 28 | 44 |
問題は、どの馬は速い上がりを使うかというところですが、まずは日本が誇る高速上がり血統。サンデーサイレンスの血を引いている馬が有力です。
過去8年で馬券になった24頭のうち21頭が父もしくは母父サンデー系で、サンデーサイレンスの血を色濃く引いていた馬たちでした。逆に非サンデー系となると過去8年で3頭のみ。2年に1度、馬券になるかどうかという割合です。
このレースは、サンデー系特有の高速上がりが必要になるのです。
種牡馬 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト系 | 3- 2- 5-13/23 | 13.0% | 21.7% | 43.5% |
ハーツクライ系 | 0- 2- 0- 9/11 | 0.0% | 18.2% | 18.2% |
ステイゴールド系 | 1- 0- 1- 4/ 6 | 16.7% | 16.7% | 33.3% |
フジキセキ系 | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ネオユニヴァース系 | 0- 1- 1- 6/ 8 | 0.0% | 12.5% | 25.0% |
その他サンデーサイレンス系 | 1- 1- 0-21/23 | 4.3% | 8.7% | 8.7% |
また、サンデー系の中でも特に好走傾向にあるのが、異次元の末脚で歴史に名を刻んだディープインパクトの系統です。
ここはサンデー系の中でも、特に高速上がり勝負に高い適性を見せるディープインパクトの血を色濃く引いている馬に要注目です。
生産者 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
社台系生産馬 | 4- 5- 7- 36/ 52 | 7.7% | 17.3% | 30.8% | 113 | 113 |
非社台系生産 | 4- 3- 1- 60/ 68 | 5.9% | 10.3% | 11.8% | 26 | 40 |
さらに、高速上がり勝負に強いのが社台系の生産馬たちです。
京都で行われた過去8年では社台系生産馬が、非社台系生産馬に対して3倍程度の複勝率となっており、回収率も単複ともに100%を超えていました。
社台系生産馬たちは、どの馬もダービーやオークス制覇を目指して、高速上がり勝負に対応できるような調教を施されています。それがこの京都新聞杯でも活きてくるというわけです。
今年の出走馬でディープインパクトの血を色濃く引いていて、社台系生産馬となるのはオメガリッチマン、サトノグランツ、マキシの3頭で、この3頭が京都で行われる京都新聞杯への適性が高いのではないかと思います。
推奨理由③「この時期は重賞の負け組が狙い目」
前走クラス | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
前走重賞 | 4- 1- 4- 20/ 29 | 13.8% | 17.2% | 31.0% | 92 | 86 |
それ以外 | 4- 7- 4- 76/ 91 | 4.4% | 12.1% | 16.5% | 55 | 67 |
先程名前を挙げた3頭のうちオメガリッチマンを選んだのは、もちろん一番状態が良いと思っているからというのが大きな要因ですが、それ以外にも前走重賞を走っていたというのもあります。
まず、このレースにおける前走クラス別のデータを見ると、前走重賞を走っていた馬が、それ以外を走っていた馬にすべて数字で勝っており、前走重賞を走っていた馬が狙い目であるのは一目瞭然です。
これは、このレースに限った話しではなく皐月賞、桜花賞の後、ダービーやオークスの前となる、この時期の世代戦に多く見られる傾向です。
実際に皐月賞、桜花賞の後に行われたダービー、オークスの前哨戦の結果を見ると、まずフローラステークスはフラワーカップで負けていたゴールデンハインドが勝ち、スイートピーステークスもクイーンカップで負けたウヴァロヴァイトが勝利。青葉賞こそ上がり馬のスキルヴィングが勝ちましたが、単勝1.7倍という前評判の割には、重賞負け組のハーツコンチェルトをなんとか退ける辛勝という感じでした。
ここまでの結果を見ると、重賞の負け組が人気以上に走って勝ち切るというのが多くなっています。これはこの時期特有の傾向です。
やはり本当に強い馬というのは、少し無理してでも皐月賞や桜花賞に間に合うようにローテを組んでくるため、この時期の1勝クラスや未勝利戦は、メンバーがスカスカになることが多く、額面以上に低レベルであることが殆どです。
その結果、皐月賞や桜花賞を目指して戦ってきた馬。ハイレベルな重賞で戦ってきた馬にあっさり跳ね返されてしまうというわけです。
前走クラス | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
前走重賞 | 4- 1- 4- 20/ 29 | 13.8% | 17.2% | 31.0% | 92 | 86 |
それ以外 | 4- 7- 4- 76/ 91 | 4.4% | 12.1% | 16.5% | 55 | 67 |
1勝クラスや未勝利戦を勝ったばかりの、未知の魅力のある馬に目はいきがちなのですが、実は重賞で負けている馬に妙味があるのです。
オメガリッチマンは前走毎日杯、その前の京成杯で負けていますが、前走の毎日杯は直線で詰まってしまい勝負にならず、もう少し上手く捌けていれば3着かなという内容でしたし、京成杯で負けたのも後に皐月賞を勝つソールオリエンスです。このメンバーでは単純に能力上位の1頭ではないかと思いますね。
まとめ
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