はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は北九州記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 0- 0- 1- 7/ 8 | 0.0% | 12.5% | 0 | 20 |
2番人気 | 2- 2- 1- 3/ 8 | 25.0% | 62.5% | 123 | 102 |
3番人気 | 2- 2- 0- 4/ 8 | 25.0% | 50.0% | 153 | 123 |
4~6人気 | 3- 1- 4- 16/ 24 | 12.5% | 33.3% | 109 | 105 |
7~ 人気 | 1- 3- 2- 56/ 62 | 1.6% | 9.7% | 29 | 85 |
開幕前半の小倉芝1200は、小波乱の傾向です。
3勝クラス以上の小倉芝1200かつ6~7月の開幕2週目以内という条件における人気別データを見ると、1番人気が一度も連対したことがないなど、やや波乱の傾向にありました。
それに近い条件で行われる今回の北九州記念も、波乱の余地は十分ありそうです。
この開催条件が荒れやすい原因は、この後でジックリ話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
枠順データ
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 4- 0- 0- 4/ 8 | 50.0% | 50.0% | 478 | 158 |
先行 | 3- 5- 5- 18/ 31 | 9.7% | 41.9% | 69 | 144 |
中団 | 0- 2- 3- 34/ 39 | 0.0% | 12.8% | 0 | 91 |
後方 | 1- 1- 0- 30/ 32 | 3.1% | 6.3% | 21 | 15 |
開幕前半の小倉芝1200は、圧倒的に前有利でしょう。
先程と同じ条件における脚質別データを見ると、逃げ馬が勝率50%。先行馬も複勝率41.9%と非常に高水準の成績です。
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
初角1番手 | 4- 0- 0- 4/ 8 | 50.0% | 50.0% | 478 | 158 |
初角2番手 | 2- 1- 1- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 165 | 209 |
初角3番手~ | 2- 7- 7- 76/ 92 | 2.2% | 17.4% | 12 | 69 |
初角位置のデータで見ても、最初のコーナーで1~2番手だった馬が圧倒的な勝率を叩き出しており、初角3番手以下になると来ても2~3着というケースが多くなっています。
やはり開幕前半の小回りコース。さらに芝1200mの短距離戦ともなれば、圧倒的な前有利になるのは必然かもしれません。
この極端な前有利の傾向こそ、この条件が荒れやすい最大の理由と言っていいでしょう。
この条件は最初のコーナーで2番手以内。非常に高い先行力が必要になってきます。
枠順データ
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 0- 3- 9/12 | 0.0% | 25.0% | 0 | 45 |
2枠 | 1- 0- 0-11/12 | 8.3% | 8.3% | 58 | 24 |
3枠 | 2- 1- 0- 9/12 | 16.7% | 25.0% | 193 | 66 |
4枠 | 0- 2- 2-10/14 | 0.0% | 28.6% | 0 | 203 |
5枠 | 0- 3- 1-10/14 | 0.0% | 28.6% | 0 | 175 |
6枠 | 1- 0- 0-13/14 | 7.1% | 7.1% | 52 | 25 |
7枠 | 3- 1- 2- 9/15 | 20.0% | 40.0% | 142 | 114 |
8枠 | 1- 1- 0-15/17 | 5.9% | 11.8% | 45 | 44 |
開幕前半の小倉芝1200に、大きな枠順傾向はありません。
まず詳細な枠順別データを見ると、7枠が勝率20%。回収率100%以上になるなど、外枠でも問題なく好走出来ています。
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 3- 3- 5- 39/ 50 | 6.0% | 22.0% | 60 | 89 |
5~8枠 | 5- 5- 3- 47/ 60 | 8.3% | 21.7% | 60 | 88 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、勝率なら外枠。複勝率なら内枠。回収率は互角と言った感じで、どちらかに大きく偏っている感じはしません。
先程の脚質データで「この条件は圧倒的に前有利」という話しをしましたが、これは外枠だろうと前にさえ行けば問題なく好走できることの裏返しでもあります。
ここは枠順云々というよりも、前に行けるかどうかが重要になってきそうです。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の北九州記念にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走初角位置データ
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
前走初角1番手 | 2- 1- 1- 5/ 9 | 22.2% | 44.4% | 208 | 130 |
前走初角2番手 | 3- 1- 1- 5/ 10 | 30.0% | 50.0% | 177 | 157 |
前走初角3番手~ | 3- 6- 6- 76/ 91 | 3.3% | 16.5% | 33 | 77 |
前走初角2番手以内の馬が有利になる可能性は高いです。
脚質データのところで「この条件は初角2番手以内の馬が好走傾向」という話しをしましたが、それなら前走でも初角2番手以内だった馬が当然有利です。単純に今回も前に行く可能性が高いですからね。
ここは前走でも初角2番手以内だった馬が狙い目になってきます。
年齢データ
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
3歳 | 2- 1- 1- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 123 | 89 |
4歳 | 4- 0- 1- 14/ 19 | 21.1% | 26.3% | 130 | 171 |
5歳 | 2- 3- 3- 31/ 39 | 5.1% | 20.5% | 76 | 82 |
6歳 | 0- 4- 3- 21/ 28 | 0.0% | 25.0% | 0 | 86 |
7歳以上 | 0- 0- 0- 14/ 14 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
開幕前半の小倉芝1200は、若い馬が有利でしょう。
この条件における年齢別データを見ると、3~4歳が勝率20%台で並んでおり、回収率100%を超えていました。
この条件は開幕前半の芝1200m戦ということもあって、非常に高いレベルがスピードが問われることが多いです。スタミナ勝負なら高齢馬でもなんとかなりますが、極限のスピード勝負は誤魔化しが効きません。
今回は割と高齢馬の出走も多いですが、セオリー通り若い馬を狙っていくべきでしょう。
ここまで2つのデータをクリアして残っているのはクラスペディア、ロードフォアエースの2頭です。
この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは種牡馬のデータではないかと思います。
種牡馬データ
3勝クラス以上の小倉芝1200 (6~7月の開幕2週目以内) |
勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|
父ロードカナロア | 3- 0- 0- 8/ 11 | 27.3% | 27.3% | 274 | 90 |
それ以外 | 5- 8- 8- 78/ 99 | 5.1% | 21.2% | 36 | 88 |
ロードカナロア産駒は、スピード勝負に強いです。
まずこの条件におけるロードカナロア産駒のデータを見ると、勝率27.3%という非常に高い数字を残していました。
先程から何度も言っているように、この条件は速い時計での勝負になりやすく、レコード決着というのも珍しくありません。
そういったレコード決着など極端なスピード勝負に強いのが、ロードカナロア産駒で似た条件で行われた2021年のCBC賞で、ファストフォースがレコード勝ち。レコード決着だった今年の大阪杯も、ロードカナロア産駒でワンツーという感じでした。
極限ともいえるスピード勝負になりやすいこの条件では、ロードカナロア産駒に要注目です。
まとめ
というわけで今年の北九州記念にピッタリの馬は、ロードフォアエースではないかと思います。
この馬は芝1200mではデビューしてから全て連対。安定して上位争いを続けている馬です。2着が多い戦績から分かるように、いつも相手なりに上位争いというタイプで、重賞となるココでも相手なりに上位争いではないかと見ています。