【菊花賞2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は菊花賞が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

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これまでの成績
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人気データ

人気 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 3- 0- 3- 2/ 8 37.5% 75.0% 98 106
2番人気 0- 3- 0- 5/ 8 0.0% 37.5% 0 61
3番人気 2- 0- 0- 6/ 8 25.0% 25.0% 167 57
4~6人気 2- 2- 2- 18/ 24 8.3% 25.0% 86 82
7~ 人気 1- 3- 3- 88/ 95 1.1% 7.4% 15 45

菊花賞は、堅めの傾向にあるレースでしょう。

このレースが京都で行われた過去8年において1番人気が複勝率75%。単勝複勝ともに回収率100%程度になるほど好走が目立っていました。人気薄は来ても2~3着までというケースが多く、基本的には実力馬同士の決着になる場合が多いです。

世代G1というのは、古馬になってもG1で活躍する馬と、3勝クラスやOPEN特別を中心に走っていく馬が一緒に走ります。大きな能力差があるレースなのです。それだけの能力差があれば展開やトラックバイアスなどを跳ね除け、どんな形でも能力上位の馬が好走してくるというわけです。

ここは能力が高いと思う馬を、素直に評価するべきでしょう。

枠順データ

枠番 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 0- 0-15/16 6.3% 6.3% 43 17
2枠 3- 2- 0-11/16 18.8% 31.3% 105 103
3枠 1- 0- 0-15/16 6.3% 6.3% 40 11
4枠 0- 1- 1-14/16 0.0% 12.5% 0 47
5枠 0- 2- 2-12/16 0.0% 25.0% 0 86
6枠 1- 2- 0-13/16 6.3% 18.8% 90 70
7枠 1- 1- 4-17/23 4.3% 26.1% 19 103
8枠 1- 0- 1-22/24 4.2% 8.3% 30 15

菊花賞は、そこまで大きな枠順傾向はありません。

このレースは長距離だから内枠有利かと思いきや、内枠からの勝利も多いといえば多いですが、外枠でも問題なく好走出来ており、7枠は複勝回収率100%を超えていました。

枠順 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 5- 3- 1- 55/ 64 7.8% 14.1% 47 44
5~8枠 3- 5- 7- 64/ 79 3.8% 19.0% 33 66

1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、勝率は内枠、複勝率は外枠という感じで、どちらかが極端に良いという感じはしません。

先程の人気データで、能力が高いと思う馬を素直に評価すべきという話しをしましたが、それは強い馬は内枠だろうと外枠だろうと関係なく好走できることの裏返しでもあります。

長距離だから内枠ということはなく、枠順に関してはあまり気にしなくても大丈夫でしょう。

脚質データ

脚質 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 0- 0- 10/ 11 9.1% 9.1% 66 19
先行 2- 3- 3- 23/ 31 6.5% 25.8% 25 102
中団 5- 5- 4- 52/ 66 7.6% 21.2% 62 66
後方 0- 0- 1- 33/ 34 0.0% 2.9% 0 10
マクリ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0

菊花賞は、最後の直線で速い末脚を使うことが重要です。

まず脚質別データをみると逃げ先行で過去8年3勝。中団後方マクリで過去8年5勝という感じで、これを見るだけでも後ろからの馬が有利かなという印象ですが、上がりのデータで見れば更に分かりやすくなっています。

上り 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 5- 4- 1- 3/ 13 38.5% 76.9% 323 241
3F 2位 2- 3- 1- 2/ 8 25.0% 75.0% 100 197
3F 3位 1- 0- 2- 6/ 9 11.1% 33.3% 72 156
3F ~5位 0- 1- 3- 9/ 13 0.0% 30.8% 0 113
3F 6位~ 0- 0- 1- 99/100 0.0% 1.0% 0 5

上がり1~3位で過去8年8勝。上がり5位以内の脚を使った馬が馬券圏内の殆どを占めていました。上がり6位以下になると複勝率は僅か1%となっており回収率も悲惨なことになっています。

菊花賞は最後の直線で、いかに速い末脚を使うかを競うレースと言っても過言ではありません。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の菊花賞にピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着順データ

前走着順 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 4- 2- 4-34/44 9.1% 22.7% 54 84
前走2着 2- 4- 3-10/19 10.5% 47.4% 100 118
前走3着 2- 1- 0-13/16 12.5% 18.8% 83 60
前走4着~ 0- 1- 1-62/64 0.0% 3.1% 0 18

前走4着以下の馬は、過去8年で勝っていません。

人気データのところで菊花賞は順当な決着が多いという話しをしました。それなら前走でも馬券圏内を確保出来ているだけの能力は必要になるでしょう。前走4着以下になる馬では能力的にどうでしょうか。

前走で何らかの事情があったにしても、最低3着は確保出来ているような実力馬を素直に狙うべきでしょう。

前走クラスデータ

前走クラス 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
重賞 7- 7- 5- 86/105 6.7% 18.1% 46 50
それ以外 1- 1- 3- 33/ 38 2.6% 13.2% 19 73

前走重賞以外を走っていた馬は、苦戦を強いられています。

先程は前走でも馬券圏内を確保している馬が良いという話しをしましたが、それが重賞以外では意味がありません。OPEN特別以下というのはココに出てくるような馬であれば、殆どが馬券圏内を確保出来てしまうようなレベルですからね。

ここは前走でも重賞で勝ち負けをしている馬を狙うのがセオリーとなるでしょう。

前走上がりデータ

前走上がり 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 5- 3- 2- 27/ 37 13.5% 27.0% 107 84
3F 2位 2- 1- 3- 12/ 18 11.1% 33.3% 18 72
3F 3位 0- 2- 2- 11/ 15 0.0% 26.7% 0 86
3F ~5位 0- 0- 0- 25/ 25 0.0% 0.0% 0 0
3F 6位~ 1- 2- 1- 44/ 48 2.1% 8.3% 27 50

前走上がり3位以下の馬は、微妙な成績になっています。

脚質データのところで末脚が重要。速い上がりが使えそうな馬が有利という話しをしましたが、それなら前走でも速い上がりを使った馬が当然有利です。単純に今回も速い上がりを使う可能性が高いですからね。

前走上がり6位以下からの勝利も一度だけありますが、唯一上がり6位以下から勝ってみせたのが、あのキタサンブラックです。歴史的名馬であるキタサンブラックほど強力な先行馬であれば話しは別ですが、基本的には前走でも上がり2位以内の末脚を使えている馬から狙うべきでしょう。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはアーバンシック、コスモキュランダ、ショウナンラプンタの3頭です。

この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは騎手のデータではないかと思います。

騎手データ

騎手 着別度数(京都時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
ルメール 3- 1- 1- 2/ 7 42.9% 71.4% 344 185
M.デム 1- 1- 0- 5/ 7 14.3% 28.6% 64 52
鮫島克駿 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0
横山典弘 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0 0
戸崎圭太 0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 25.0% 0 90

長距離戦は、いつも以上に騎手が重要となってきます。

まず菊花賞のデータを見るとルメール騎手が複勝率71.4%という驚異的な数字を残していました。ルメール騎手が乗るというだけで人気にもなりますが、それでも回収率100%を大きく超えるなど、他の騎手の追随を許さない成績です。

騎手 芝2500~ 勝率 複勝率 単回値 複回値
ルメール 45- 20- 26- 57/148 30.4% 61.5% 124 102
M.デム 5- 10- 7- 57/ 79 6.3% 27.8% 19 53
鮫島克駿 9- 8- 16- 99/132 6.8% 25.0% 143 109
横山典弘 13- 4- 10- 75/102 12.7% 26.5% 76 62
戸崎圭太 17- 28- 13- 84/142 12.0% 40.8% 59 86

菊花賞だけでなく過去10年の芝2500m以上における騎手別の成績を見てもルメール騎手は素晴らしい成績になっていました。長距離の芝を得意にしていると見て間違いないでしょう。

言わずとしれたトップジョッキーであるルメール騎手ですが、その一番の強みを折り合いの上手さ。仕掛けるタイミングの上手さです。折り合い、仕掛けるタイミングは、まさに長距離で最も必要になる要素で、この距離で成績が良いのも当然といえば当然かもしれません。

まとめ

というわけで今年の菊花賞にピッタリの馬は、アーバンシックではないかと思います。

この馬はスタートが遅い上に折り合いが難しいということもあって最後方からの追い込み一手が多かった馬ですが、ルメール騎手に乗り替わった前走は、春頃には出来なかった器用な立ち回りを見せてくれました。

京都開催の菊花賞において、ルメール騎手がノーザンファーム生産馬に乗ってきた場合は6頭中5頭が馬券圏内。唯一の馬券圏外も歴史的な道悪になった2017年だけで、ほぼパーフェクトと言っていい成績です。前走のような競馬が出来れば自然と結果はついてくるかなと見ています。