皆さんこんにちは。アギョウです。
◎キミワクイーン
・入念な乗り込みでG3としては状態万全
・極端な内前有利になりやすいレース
・平坦コースで小柄な馬が激走傾向
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「入念な乗り込みでG3としては状態万全」
前走から若干間隔は空きましたが中7週で追い切り11本。この中間は入念な乗り込みしています。その甲斐もあって1週前に楽々とラスト3ハロン36秒台。終いも11秒台前半の好時計が出ていました。
最終追い切りも抑えるのに苦労するほどの手応えで、時計以上に良いなと思わせる軽い動きとなっていました。元々調教では良い動きを見せるタイプですが相変わらず今回も良い動きと言っていいでしょう。
結果こそ出なかったものの、前走も良い仕上がりだと思っていましたが、今回もそれと遜色ない仕上がりでしょう。G3としては万全の仕上がりかなと思います。
推奨理由②「極端な内前有利になりやすいレース」
| 枠番 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| １枠 | 1- 1- 1-10/13 | 7.7% | 15.4% | 23.1% | 31 | 90 |
| ２枠 | 4- 0- 0-10/14 | 28.6% | 28.6% | 28.6% | 512 | 150 |
| ３枠 | 1- 3- 1- 9/14 | 7.1% | 28.6% | 35.7% | 39 | 181 |
| ４枠 | 1- 0- 3-10/14 | 7.1% | 7.1% | 28.6% | 80 | 167 |
| ５枠 | 0- 0- 1-13/14 | 0.0% | 0.0% | 7.1% | 0 | 20 |
| ６枠 | 0- 1- 1-12/14 | 0.0% | 7.1% | 14.3% | 0 | 145 |
| ７枠 | 0- 0- 1-17/18 | 0.0% | 0.0% | 5.6% | 0 | 73 |
| ８枠 | 0- 2- 0-17/19 | 0.0% | 10.5% | 10.5% | 0 | 60 |
京阪杯は、極端な内枠有利になりやすいです。
このレースが京都で行われた過去7年の詳細な枠順別データを見ると、複勝率20％以上が軒並み内枠の方に集中しており、複勝回収率も100％近いものが残っていました。過去7年の勝ち星もすべて1～4枠と極端な傾向が出ています。
| 枠順 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1～4枠 | 7- 4- 5- 39/ 55 | 12.7% | 20.0% | 29.1% | 168 | 148 |
| 5～8枠 | 0- 3- 3- 59/ 65 | 0.0% | 4.6% | 9.2% | 0 | 73 |
一応1～4枠、5～8枠というザックリした括りで見ても一目瞭然。勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績。明らかに内枠有利となっていました。
| 脚質 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 3- 1- 0- 3/ 7 | 42.9% | 57.1% | 57.1% | 747 | 351 |
| 先行 | 3- 1- 3- 22/ 29 | 10.3% | 13.8% | 24.1% | 120 | 168 |
| 中団 | 1- 3- 4- 40/ 48 | 2.1% | 8.3% | 16.7% | 11 | 61 |
| 後方 | 0- 2- 1- 32/ 35 | 0.0% | 5.7% | 8.6% | 0 | 75 |
脚質のデータを見ても逃げ先行馬の活躍が非常に目立っており、このレースは内前有利と見て間違いありません。
京阪杯は京都開催最終週に行われるレースです。普通なら馬場の内側が傷んで外枠差し馬が有利になりやすいのですが、このレースに限って内前有利になるのは、そもそも馬場の悪い内側を開けて走る場合が多いからでしょう。内側の馬が馬場の良い真ん中辺りに出すので、外を走った馬は必要以上に外を回る形になるのです。
内枠か前に行けるか。とにかく内側にポジションを取れそうな馬が有利になるのでしょう。
推奨理由③「平坦コースで小柄な馬が激走傾向」
| 馬体重 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 440～459kg | 2- 2- 0- 13/ 17 | 11.8% | 23.5% | 23.5% | 158 | 106 |
| 460～479kg | 3- 1- 3- 30/ 37 | 8.1% | 10.8% | 18.9% | 120 | 131 |
| 480～499kg | 1- 2- 3- 31/ 37 | 2.7% | 8.1% | 16.2% | 42 | 97 |
| 500～519kg | 1- 0- 1- 14/ 16 | 6.3% | 6.3% | 12.5% | 34 | 34 |
| 520～539kg | 0- 1- 1- 6/ 8 | 0.0% | 12.5% | 25.0% | 0 | 238 |
| 540～ | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
京都で行われる京阪杯は小柄な馬が激走傾向にありました。
このレースの馬体重別のデータを見ると440～459キロ。460～479キロとスプリンターとしては比較的小柄な馬が好成績となっており、今言った2つはどっちも回収率100％を超えていました。
| 芝1200m | 着別度数(過去5年) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 440～459kg | 381- 427- 434-4313/5555 | 6.9% | 14.5% | 22.4% | 69 | 82 |
| 460～479kg | 432- 402- 394-4312/5540 | 7.8% | 15.1% | 22.2% | 76 | 81 |
| 480～499kg | 323- 273- 238-2882/3716 | 8.7% | 16.0% | 22.4% | 98 | 79 |
| 500～519kg | 113- 101- 123-1293/1630 | 6.9% | 13.1% | 20.7% | 79 | 77 |
| 520～539kg | 29- 29- 17- 260/ 335 | 8.7% | 17.3% | 22.4% | 82 | 75 |
| 540～ | 6- 3- 7- 44/ 60 | 10.0% | 15.0% | 26.7% | 70 | 78 |
これはスプリント戦としては割りと珍しい傾向で、芝1200全体における馬体重別のデータでは、馬体重が重ければ重いほど緩やかに勝率が上がっていく傾向がありました。そんな中でこのレースは馬体重が軽い小柄な馬が有利。これは異質な傾向です。
やはり、これも平坦コースというのが大きく関係しているのでしょう。中山や中京など芝スプリントG1は急坂コースにしかないのですが、その急坂コースで苦戦を強いられているような小柄な馬が平坦コースに替わって一変を見せるというわけです。
| キミワクイーン | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 急坂コース | 1- 2- 0- 4/ 7 | 14.3% | 42.9% | 42.9% | 27 | 77 |
| 平坦コース | 4- 0- 0- 2/ 6 | 66.7% | 66.7% | 66.7% | 416 | 116 |
キミワクイーンは前走馬体重442キロ。スプリンターとしてはかなり小柄なタイプです。実際にこの馬の急坂コース、平坦コースの成績を見ても、明らかに平坦コースを得意にしている節があり、小柄な馬の例外ではなさそうです。
近走は中山だったり道悪だったりと、小柄なこの馬にとっては辛い条件ばかりでしたが、平坦コースに替わるココで一変があるのではないかと見て、この馬を本命にしたいと思います。
まとめ
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