皆さんこんにちは、アギョウです！
今回はジャパンカップの追い切り診断となります。
それでは早速ドウデュースから見ていきましょう。
ドウデュース
1週前にCW3ハロン35.7秒、終い10.9秒の鋭い末脚。軽快なフットワークで併せ馬を置き去りにする動きが出来ていました。いつも調教では良い動きを見せる馬ですが、今回も相変わらずといった感じです。
去年は1週前追い切りで速い時計を出して、その他は調整程度という感じでしたが、今年は日曜日にも坂路で終い11秒台を出すなど、去年よりシッカリ仕上げています。
前走もかなり良い状態という話しをしましたが、今回もそれと遜色ない状態。去年と比べても上の状態かなと見ています。
追い切り評価「S」
チェルヴィニア
1週前に南W6ハロン79.8秒。速い全体時計を出しています。最終追い切りも3頭併せの真ん中で良い手応えを見せるなど、この中間も調教での動きは申し分ありません。
前走も良かったと見ているだけに、ここに来ての上積みまではありませんがシッカリ好調キープです。
前走は右回りで勝ちましたが、調教での動きを見ると右回りより左回りの方がスムーズに走れる馬です。前走のレースを見ても最後の直線でややモタるところがあり、やはり右回りより左回りの方が合っているタイプでしょう。
状態自体は好調キープですが、右回りから左回りに替わる上積みには期待できるでしょう。
追い切り評価「A」
ジャスティンパレス
1週前に坂路51.6秒で自己ベスト更新。この時は併せ馬に楽々先着という感じで、坂路で良い動きを見せていました。
前走が併せ馬に付いていくので精一杯だったことを考えれば、調教での動きはだいぶ良くなっています。これは休み明けだった前走を使っての上積みがありそうです。
去年の今頃とは違って、坂路中心の調整になっているのは気がかりですが、前走よりは良い状態になっているでしょう。今回は前走よりは上。去年の有馬記念より下ぐらいの状態かなと見ています。
追い切り評価「A」
オーギュストロダン
海外馬で過去との比較が出来ないため調教評価ナシとなります。
追い切り評価「×」
カラテ
1週前に併せ馬で劣勢の手応え。併せ馬が馬なりだったのに対して、この馬は一杯に追ってなんとか付いていくという感じでした。この中間は速い時計こそ出ていますが、肝心の動きは微妙な印象です。
近走不振が続いていますが、ここに来て大きく変わった様子はなく、ここも近走ぐらい走ってどこまで通用するかになりそうです。
追い切り評価「B」
ゴリアット
海外馬で過去との比較が出来ないため調教評価ナシとなります。
追い切り評価「×」
シュトルーヴェ
1週前に一杯に追いましたが2歳新馬、2歳未勝利馬と互角程度の動きになっていました。最終追い切りこそダノンベルーガに先着していますが、時計自体は平凡なもので、この馬が動いたというよりはダノンベルーガが駄目だった印象です。
南W3ハロン35秒台を連発していた目黒記念の時と比べると、今回は見劣る感じで、休み明けとなる影響がありそうです。
追い切り評価「B」
シンエンペラー
1週前のCWで終い11.0秒。鋭い末脚を見せて併せ馬を突き放す動きが出来ていました。最終追い切りこそ坂路で調整程度の内容ですが、1週前の段階でキッチリ仕上がっているでしょう。
今回は海外帰り初戦となりますが、調教の動きからは凱旋門賞の疲れなどは感じません。いきなりダービーや皐月賞のような走りが出来ても不思議ありません。この馬なりの良い状態になっています。
追い切り評価「A」
スターズオンアース
1週前の併せ馬で楽々先着。併せ馬を置き去りにする動きを見せていました。最終追い切りも一杯に追われる併せ馬を尻目に、余裕を持った手応えで回ってくることが出来ています。
久々を感じさせない素軽い動きを連発しており、これは休み明け初戦から能力を出せる仕上がりでしょう。この馬なりの良い状態になっています。
追い切り評価「A」
ソールオリエンス
1週前に南W6ハロン80.4秒。これまでの中で2番目に速い全体時計を出してきました。この時は終い11.3秒の素晴らしい末脚も見せており、併せ馬に楽々先着といった様子でした。
前走も終い10秒台を出すなど調教では動いていましたが、今回はそれ以上といってもいいかもしれません。これは叩き2走目の上積みがありそうです。
今回はこれまでの中で一番走れそうな仕上がりで、状態面に関しては申し分ありません。あとはこのメンバーで能力的に足りるかどうかでしょう。
追い切り評価「S」
ダノンベルーガ
最終追い切りの南Wで一杯に追って終い12秒台。この時併せたシュトルーヴェに付いていけないといった様子でした。
前走も調整に四苦八苦しており状態的にはどうかという話しをしましたが、その前走と比べても今回はどうかなという印象です。
良かった頃の状態にはなさそうで、調教的には微妙と言わざるを得ません。
追い切り評価「B」
ドゥレッツァ
菊花賞を勝った時は楽な手応えで南W3ハロン36.3秒。追うまでもなく速いラップを刻む動きが出来ていました。
それに対して今回は南W3ハロン36秒台が出ているものの、強め一杯に追われるシーンがありました。不振続きの近走は調教の段階から手綱が動くことが多くなっています。
今回もその例外でなく、菊花賞というよりは近走に近い状態で、ここは金鯱賞と同じくらいの仕上がりかなと見ています。
追い切り評価「B」
ファンタスティックムーン
海外馬で過去との比較が出来ないため調教評価ナシとなります。
追い切り評価「×」
ブローザホーン
1週前の坂路で終い13秒台。強めに追って併せ馬に遅れていました。実質的な最終追い切りとなった土曜日も一杯に追って、なんとか併せ馬に食らいつく形になるなど、この中間も地味な動きになっています。
この馬は元々調教では動かないタイプで、判断に難しいところもありますが、前走から大きく変わった様子はありません。
追い切り評価「B」
