【ジャパンカップ2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はジャパンカップが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

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これまでの成績
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人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 5- 1- 2- 2/ 10 50.0% 80.0% 103 98
2番人気 0- 3- 3- 4/ 10 0.0% 60.0% 0 80
3番人気 2- 2- 1- 5/ 10 20.0% 50.0% 96 92
4~6人気 3- 3- 4- 20/ 30 10.0% 33.3% 104 88
7~ 人気 0- 1- 0-107/108 0.0% 0.9% 0 3

ジャパンカップは、堅い決着が多いです。

1番人気が勝率50%、複勝率80%。回収率も単勝複勝ともに100%近いものを残すなど優秀な成績となっていました。それ以外を見ても、人気が高い順に好走率も高くなっています。

ジャパンカップが行われる東京芝2400mは、ダービーやオークスなど、世代チャンピオン決定戦にも使われるコースです。それだけ能力通りに決まりやすい舞台というわけです。

ここは無理に捻った予想をする必要はなく、人気になるような実力馬を、素直に評価するべきでしょう。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 5- 4- 1- 7/17 29.4% 58.8% 125 97
2枠 2- 0- 4-13/19 10.5% 31.6% 58 56
3枠 2- 1- 1-16/20 10.0% 20.0% 48 42
4枠 0- 2- 0-18/20 0.0% 10.0% 0 12
5枠 0- 1- 0-19/20 0.0% 5.0% 0 8
6枠 0- 1- 0-19/20 0.0% 5.0% 0 14
7枠 1- 1- 2-21/25 4.0% 16.0% 36 36
8枠 0- 0- 2-25/27 0.0% 7.4% 0 20

ジャパンカップは、内枠有利です。

まず詳細な枠順別データを見た時に目につくのが1枠の勝率、複勝率の高さです。1枠というだけで勝率29.4%。複勝率58.8%。もちろん強い馬が1枠に多かったということもありますが、単勝回収率100%を超えるなど、強い馬が多かっただけで原因ではないでしょう。

枠順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 9- 7- 6- 54/ 76 11.8% 28.9% 55 50
5~8枠 1- 3- 4- 84/ 92 1.1% 8.7% 10 20

1~4枠、5~8枠のザックリした括りで見ても、内枠が勝率から複勝回収率まで全てにおいて外枠を上回るもので、このレースは内枠有利と見て間違いありません。

ジャパンカップは毎年Cコース替わりの2週目に行われます。柵の位置を移動したことにより、まだまだ内側の馬場が使える状態というわけです。そうなると距離ロスの観点から内枠有利になってきます。

基本的には能力が重要な一戦ですが、もし穴馬にチャンスがあるなら、まず内枠の馬になる可能性が高いです。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0% 38 43
先行 5- 3- 3- 25/ 36 13.9% 30.6% 75 54
中団 4- 6- 5- 59/ 74 5.4% 20.3% 27 39
後方 0- 0- 1- 46/ 47 0.0% 2.1% 0 8

ジャパンカップは、総合力が必要になります。

まず脚質別のデータを見ると、先行中団で馬券圏内の殆どを占めており、逃げや後方など極端な脚質ではなく、真ん中辺りで競馬をする馬が良いというのが分かります。

上り 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 3- 3- 1- 6/ 13 23.1% 53.8% 56 90
3F 2位 4- 1- 2- 6/ 13 30.8% 53.8% 189 127
3F 3位 2- 0- 1- 4/ 7 28.6% 42.9% 221 67
3F ~5位 0- 6- 3- 12/ 21 0.0% 42.9% 0 86
3F 6位~ 1- 0- 3-109/113 0.9% 3.5% 3 5

上がりのデータを見ても、上がり1位も馬券にこそなっていますが、勝率は上がり2~3位の方が高い数字を残していました。

東京競馬場だから速い末脚さえ出せば大丈夫という感じではなく、後ろから良い脚で来たけど間に合わずに2~3着というのが、非常に多くなっています。

その代わりに勝っているのが、真ん中ぐらいの位置から、そこそこの上がりを使った馬です。

人気データのところで、このレースはチャンピオン決定戦によく使われる能力通りに決まりやすいコースという話しをしましたが、それに伴って先行力に偏った馬や末脚に偏った一芸に秀でた馬ではなく、どちらも兼ね添えた総合力が必要になってくるというわけです。

ここは極端な競馬をする馬ではなく、ある程度の位置から、ある程度の末脚を使う総合力のある馬に要注目です。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のジャパンカップにピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着差データ

前走着差 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
勝ち 5- 4- 5- 14/ 28 17.9% 50.0% 47 80
負0.0~0.2 4- 2- 1-27/34 11.8% 20.6% 97 44
負0.3~0.5 0- 1- 0-20/21 0.0% 4.8% 0 13
負0.6~0.9 1- 2- 2-30/35 2.9% 14.3% 14 28
負1.0~ 0- 0- 2-36/38 0.0% 5.3% 0 10

前走1.0秒以上負けた馬は過去10年で勝っていません。

ジャパンカップは順当な決着が多いという話しはしましたが、それに伴って前走1.0秒以上も負けている馬では能力的にどうでしょうか。

前哨戦仕上げや展開不利などがあったにしても0.9秒差以内にまとめている必要があるでしょう。

生産者データ

生産者 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
ノーザンファーム 6- 4- 6- 47/ 63 9.5% 25.4% 51 42
それ以外 4- 6- 4- 91/105 3.8% 13.3% 18 28

ジャパンカップは、ノーザンファーム生産馬が好走傾向です。

日本におけるトップ生産者というノーザンファームですが、そもそもノーザンファームがココまでの地位を確立したのは、ダービーを勝てる馬を多く排出したから。ダービーを勝つための育成が上手かったからです。

ダービーと同じ東京芝2400で行われるジャパンカップにおいて、ノーザンファームが強いというのは当然といえば当然のことかもしれません。

ここまで2つのデータをクリアして残っているのはジャスティンパレス、チェルヴィニア、ドウデュース、ドゥレッツァの4頭です。

この4頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは年齢のデータではないかと思います。

年齢データ

年齢性別 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
3歳牝馬 1- 2- 1- 6/ 10 10.0% 40.0% 14 62
それ以外 9- 8- 9-132/158 5.7% 16.5% 31 32

ジャパンカップは、3歳牝馬の好走率が高くなっています。

まず3歳牝馬がこのレースにおいてどれくらいの成績を残しているかを確認すると、3歳牝馬というだけで複勝率40%。能力を問わずに高い好走率となっていました。

斤量 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
53kg(去年54kg) 1- 2- 1- 6/ 10 10.0% 40.0% 14 62
55kg(去年56kg) 2- 2- 2- 23/ 29 6.9% 20.7% 39 31
57kg(去年58kg) 7- 6- 7-109/129 5.4% 15.5% 29 32

なぜ3歳牝馬がココまで高い好走率なのかいう話しですが、これは斤量による恩恵が大きいでしょう。

3歳牝馬は去年で言えば斤量54キロ。それに対して古馬の牡馬は58キロと、最大で4キロ差。明らかに斤量面で有利となるのです。

現代競馬は昔ほど牡馬と牝馬の差はなくなっている上に、早熟傾向もかなり強くなっています。そんな中で昔ながらの斤量差となれば、どう考えても有利になってくるでしょう。この斤量差は3歳牝馬にとって、またとないチャンスと言っていいかもしれません。

まとめ

というわけで今年のジャパンカップにピッタリの馬は、チェルヴィニアではないかと思います。

この馬は桜花賞こそ崩れたものの、その後はオークス秋華賞と勝利。桜花賞を除けば全て強い競馬で前に行ってよし、控えてよしの総合力の高さも見せています。

3歳牝馬 1981年以降 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走G1勝利 2- 2- 2- 2/ 8 25.0% 75.0% 100 141

先程、3歳牝馬が有利という話しをしましたが、前走G1を勝っている3歳牝馬。ある程度の能力と勢いが保証されている馬が出てきた場合は、長い歴史の中で複勝率75%。単複ともに回収率100%を超えるなど素晴らしい成績となっていました。

やはり斤量54キロというのは明らかに有利で、ここも斤量を味方に前走や前々走のような強い競馬をする可能性は高いです。