はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回はアイビスサマーダッシュが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5- 2- 0- 3/ 10 | 50.0% | 70.0% | 148 | 101 |
2番人気 | 1- 5- 0- 4/ 10 | 10.0% | 60.0% | 78 | 119 |
3番人気 | 1- 1- 1- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 76 | 64 |
4~6人気 | 0- 1- 2- 27/ 30 | 0.0% | 10.0% | 0 | 25 |
7~ 人気 | 3- 1- 7- 95/106 | 2.8% | 10.4% | 89 | 78 |
アイビスサマーダッシュは堅めの傾向にあります。
1番人気が勝率50%、複勝率70%。回収率100%を超えるほど高い好走率となっていました。夏競馬は波乱の傾向にある難しいレースが多いですが、このレースに限っては堅めの傾向になっていました。
アイビスサマーダッシュは他の夏重賞とは違って、非ハンデ戦というのが大きいというのが主な原因でしょう。
またこのレースにはあまりにも有名すぎる、とある傾向が存在するというのも関係しているかもしれません。
そのとある傾向については、このすぐに紹介していきますので、ぜひ最後まで御覧ください。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 0- 2-16/18 | 0.0% | 11.1% | 0 | 173 |
2枠 | 1- 1- 0-16/18 | 5.6% | 11.1% | 217 | 67 |
3枠 | 0- 0- 1-18/19 | 0.0% | 5.3% | 0 | 61 |
4枠 | 1- 1- 0-18/20 | 5.0% | 10.0% | 12 | 15 |
5枠 | 1- 2- 1-16/20 | 5.0% | 20.0% | 39 | 42 |
6枠 | 1- 3- 2-14/20 | 5.0% | 30.0% | 9 | 84 |
7枠 | 2- 1- 2-20/25 | 8.0% | 20.0% | 46 | 40 |
8枠 | 4- 2- 2-18/26 | 15.4% | 30.8% | 240 | 97 |
アイビスサマーダッシュは、圧倒的に外枠有利です。
詳細な枠順別データを見ると、8枠が勝率15.4%。複勝率30.8%。複勝率20%以上も軒並み外枠になっていました。このレースは一目瞭然。明らかに外枠有利の傾向にあります。
先程話した、とある傾向というのがこの外枠有利です。あまりにも有名な傾向ですが、それでも8枠が単勝回収率100%を超えるなど、殆どの人が外枠有利だと知っているにも関わらず、なお8枠から人気薄の勝利しているという有様です。
このレースは逆張りする必要はなく、素直に外枠を引いた馬を重視すべきでしょう。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 2- 6- 0- 8/ 16 | 12.5% | 50.0% | 60 | 91 |
先行 | 3- 1- 6- 25/ 35 | 8.6% | 28.6% | 29 | 126 |
中団 | 2- 3- 1- 59/ 65 | 3.1% | 9.2% | 15 | 24 |
後方 | 3- 0- 3- 44/ 50 | 6.0% | 12.0% | 190 | 88 |
アイビスサマーダッシュに、どちらかと言えば前有利です。
このレースは新潟芝1000m。短距離の中の短距離ということもあって逃げ馬が複勝率50%。逃げたというだけで半分程度の確率で馬券絡みしています。
初角位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1/2頭以内 | 7- 10- 6- 65/ 88 | 8.0% | 26.1% | 34 | 82 |
1/2頭外 | 3- 0- 4- 71/ 78 | 3.8% | 9.0% | 122 | 59 |
スタート直後の位置取りを半分より前、半分より後ろという括りで見ると、やはり半分より前だった馬が馬券圏内の大半を占めていました。
展開次第で後ろからの馬にもチャンスはありますが、基本的には前有利かなと見ています。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のアイビスサマーダッシュにピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着差データ
前走着差 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
勝0.0~ | 1- 2- 4- 12/ 19 | 5.3% | 36.8% | 10 | 79 |
負0.0~0.2 | 4- 7- 0-17/28 | 14.3% | 39.3% | 112 | 93 |
負0.3~0.6 | 4- 0- 2-43/49 | 8.2% | 12.2% | 180 | 63 |
負0.7~ | 0- 1- 4-62/67 | 0.0% | 7.5% | 0 | 67 |
前走0.7秒以上負けている馬は、過去10年で勝っていません。
人気データのところで「アイビスサマーダッシュは堅めの傾向にある」という話しをしましたが、それに伴って前走でもある程度の能力は示してした馬。ある程度の能力が保証されているのが当然有利でしょう。
逆に前走0.7秒以上負けている馬では、あまり紛れる余地のないココでは能力的に厳しいかもしれません。
キャリアデータ
過去10年の勝ち馬は殆どが前半3ハロン32秒台でレースを勝ったことがある馬。もしくは32秒台前半の重賞で好走経験のある馬でした。
脚質データのところで「このレースは短距離の中の短距離」という話しをしましたが、それに伴ってコレまでに非常に厳しいペースの中で好走したことのある馬。前半3ハロン32秒台のレースで高いパフォーマンスを見せた馬が有利になるでしょう。
ここは前半3ハロン32秒台のレースで好走したことがあるかどうかは、適性的なポイントになってくるかもしれません。
性別データ
性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
牡・セン | 2- 5- 4- 70/ 81 | 2.5% | 13.6% | 50 | 54 |
牝 | 8- 5- 6- 66/ 85 | 9.4% | 22.4% | 99 | 88 |
アイビスサマーダッシュは牝馬が活躍する傾向にあります。
競馬には「夏は牝馬」という格言がありますが、これはデータ的にもシッカリ立証されている格言で、このレースに限らず6~8月頃は毎年牝馬の方が好成績になっています。このレースもその例外ではないというわけです。
牡馬と牝馬で迷ったら牝馬の方を重視するというのは、夏競馬のセオリーと言ってもいいかもしれません。
ここまで3つのデータをクリアして残っているのはカフジテトラゴン、テイエムスパーダ、ピューロマジックの3頭です。
この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走馬体重のデータではないかと思います。
前走馬体重データ
前走馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
~459kg | 2- 1- 0-21/24 | 8.3% | 12.5% | 180 | 55 |
460~479kg | 4- 4- 5-33/46 | 8.7% | 28.3% | 155 | 156 |
480~499kg | 2- 1- 5-53/61 | 3.3% | 13.1% | 8 | 34 |
500kg~ | 1- 4- 0-28/33 | 3.0% | 15.2% | 5 | 31 |
アイビスサマーダッシュは、小柄な馬が激走傾向です。
先程「夏は牝馬の格言通り、牝馬が有利」という話しをしましたが、そもそも暑い時期に牝馬が有利になるのは、筋肉量の多い牡馬は暑さにやられて能力を出し切れず、小柄な馬が多い牝馬が相対的に有利になりやすいのが主な原因でしょう。
つまり暑いこの時期は小柄な馬が有利と言い換えることができるというわけです。暑いこの時期は迷ってたら牝馬。小柄な馬と言っていいでしょう。
このレースも前走馬体重が軽ければ軽いほど有利かなと見ています。
まとめ
というわけで今年のアイビスサマーダッシュにピッタリの馬は、ピューロマジックではないかと思います。
この馬は近走こそ奮わない成績になっていますが、それでもレース内容自体は決して悪いものではなく、スタート直後の加速力には目を見張るものがあります。スプリンターの中のスプリンターといった感じで、いかにも新潟芝1000mが合ってそうなタイプです。去年の北九州記念を勝っているように、この時期も全く問題ないでしょう。