皆さんこんにちは。アギョウです。
◎レジェーロ
・昨年と仕上がりは雲泥の差
・外枠有利のコースで前走は内枠
・今年の韋駄天ステークスについて
・母父ロックオブジブラルタルはスピード◎
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「昨年と仕上がりは雲泥の差」
最終追い切りで終い11秒台をマーク。全体時計が遅かったとはいえ坂路で終い11秒台が出たのは今回が初めてになります。
1週前も一杯に追われる併せ馬を、外からねじ伏せるような内容で、あまり調教では動かないこの馬としては良い動きが出来ていました。これは状態が良いのではないかと思います。
去年はこのレースで4着でしたが、その時は坂路で終い13秒台。CWで一杯に追って終い13秒台、併せ馬に大きく遅れるなど明らかに状態が良くない感じがありましたが、今年はそんなこともありません。
前走と比べても今回の方が状態は良さそうで、ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。
推奨理由②「外枠有利のコースで前走は内枠」
| 枠番 | 新潟芝1000(過去5年) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| １枠 | 2- 8- 6-221/237 | 0.8% | 4.2% | 6.8% | 44 | 86 |
| ２枠 | 6- 8- 8-221/243 | 2.5% | 5.8% | 9.1% | 30 | 34 |
| ３枠 | 9- 9- 11-216/245 | 3.7% | 7.3% | 11.8% | 111 | 78 |
| ４枠 | 6- 16- 5-220/247 | 2.4% | 8.9% | 10.9% | 18 | 45 |
| ５枠 | 14- 5- 7-225/251 | 5.6% | 7.6% | 10.4% | 36 | 29 |
| ６枠 | 20- 15- 19-196/250 | 8.0% | 14.0% | 21.6% | 67 | 79 |
| ７枠 | 28- 30- 34-219/311 | 9.0% | 18.6% | 29.6% | 87 | 98 |
| ８枠 | 41- 36- 35-206/318 | 12.9% | 24.2% | 35.2% | 89 | 98 |
アイビスサマーダッシュに限らず新潟芝1000mは外枠有利です。
これは色々なところで言われているため深くは解説しませんが、過去5年の新潟芝1000メートルの枠順別データをみると、外にいけばいくほど好走率が高まる傾向にありました。
これだけ外枠有利だと知られていても7枠、8枠の複勝回収率は100％近いものがあり、とんでもない外枠有利のコースと言っていいでしょう。
そんな絶対的に外枠有利のコースで、レジェーロは前走内枠を引いていました。
同じ内枠でも2着だったファイアダンサーなんかは一旦一番後ろまで下げて外ラチ沿いまで移動する上手い騎乗だったのに対して、この馬は中途半端に馬場の真ん中辺りを走らされる最悪の形になっています。
前走は内枠の好走ということでファイアダンサーに目がいきがちなのですが、レース内容を見るとレジェーロの方が苦しい競馬を強いられているのは一目瞭然です。
推奨理由③「今年の韋駄天ステークスについて」
また今年の韋駄天ステークスの着順は、アイビスサマーダッシュに直結しない可能性が高いです。
今年の韋駄天ステークスは56.5秒と遅めのタイムのせいか、一部ではレベルが低いと言われているようですが、実際にはそんなことはないと見ています。というのも今年春の新潟開催は5月7日にとんでもない量の雨が降り、馬場がめちゃくちゃになってしまったのです。新潟大賞典なんかは近年稀に見る極悪馬場での勝負でした。
その影響が韋駄天ステークスまで残り、良馬場の発表でも実質的に道悪のようなタフな馬場になっていたのです。
| 年度別 | 韋駄天Sで4着以内 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年 | 1- 1- 0- 1/ 3 | 33.3% | 66.7% | 66.7% | 576 | 203 |
| 2021年 | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 2020年 | 1- 1- 0- 1/ 3 | 33.3% | 66.7% | 66.7% | 260 | 120 |
| 2019年 | 1- 1- 0- 2/ 4 | 25.0% | 50.0% | 50.0% | 47 | 92 |
こういったタフな馬場の韋駄天ステークスは、アイビスサマーダッシュに繋がらない傾向にあり、同じく雨の影響が残った2021年の韋駄天ステークスでは、勝ったタマモメイトウも本番でそこそこ人気を集めましたが、全く勝負にならず。近年で唯一韋駄天ステークス好走馬が本番で駄目だった年でした。
特徴解説の動画では韋駄天ステークス上位馬が良いと言っていて申し訳ないのですが、時計の掛かる勝負だった年の韋駄天ステークス上位組はあまり信頼できません。
それを踏まえて、レジェーロの新潟1000mでの実績を見てもらいたいのですが、レジェーロはこれまで3回新潟芝1000mを使って11着、4着、6着という戦績ですが、使ったレースをよく見てみると先程話題に上げた時計の掛かる馬場だった2021年の韋駄天ステークス、昨年のアイビスサマーダッシュ、今年の韋駄天ステークスの3回です。
ここはあまり直結しない時計の掛かる韋駄天ステークスで11着、6着。アイビスサマーダッシュでは4着。この馬は本当のスピード勝負でこそ。開幕週に行われるアイビスサマーダッシュが合っているタイプなのは間違いありません。
推奨理由④「母父ロックオブジブラルタルはスピード◎」
| 開催(芝) | 母父ロックオブジブラルタル | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1～4日 | 55- 41- 44-430/570 | 9.6% | 16.8% | 24.6% | 139 | 85 |
| 5～8日 | 40- 34- 33-393/500 | 8.0% | 14.8% | 21.4% | 65 | 75 |
レジェーロの母父ロックオブジブラルタルは開幕前半のスピードが出る馬場では得意としています。
日本に多く輸入され、母父として存在感を示すロックオブジブラルタルですが、この馬を母父に持つ馬は殆どがスピードタイプ。開幕前半の高速馬場でこそというタイプが多くなっています。
実際のデータを見ても開催1日目～4日目。5日目～8日目と開幕前半と開幕後半で分けた時に、開幕前半が勝率から複勝回収率まですべてにおいて上となっており、開幕前半では単勝回収率100％を超えています。
| 馬場状態 | 母父ロックオブジブラルタル | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 芝・ 良 | 87- 62- 72- 678/ 899 | 9.7% | 16.6% | 24.6% | 83 | 83 |
| 芝・稍重 | 11- 11- 10- 139/ 171 | 6.4% | 12.9% | 18.7% | 70 | 54 |
| 芝・ 重 | 2- 7- 2- 58/ 69 | 2.9% | 13.0% | 15.9% | 22 | 47 |
馬場状態別のデータを見ても、母父ロックオブジブラルタルは良馬場でこそという馬が多く、時計の掛かる道悪になるとイマイチな成績がなっているのが分かります。
レジェーロも、まさに母父ロックオブジブラルタルという感じの馬で、時計の掛かる勝負よりもスピード勝負が得意なのは、先程の話しからも間違いありません。
状態としても昨年以上の気配ですし、昨年と同じく外枠を引けた今年は馬券圏内まで着順を上げる可能性が高いと思います。
まとめ
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