【富士ステークス2022】自信の本命!過去データ、追い切りなどを総合した最終結論!

最終結論

皆さんこんにちは。アギョウです。

◎セリフォス
・前哨戦と思えない万全仕上げ
・前哨戦でも勝ちにくる馬◎
・前哨戦&休み明けの中内田
・東京競馬場らしく末脚重要

ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。

推奨理由①「前哨戦と思えない万全仕上げ」

1週前のCWでラスト3ハロンを36秒台。終いを11.1秒でまとめる絶好の動きを見せてくれました。その後は土曜、日曜と時計を出して、最終追い切りも坂路で終い11秒台。前哨戦とは思えないぐらい入念に乗り込んでいます。休み明けから仕上がりは万全でしょう。

この馬の課題だった折り合いについても、1週前に併せ馬に後ろに入れて我慢させる調教をするなど、対策をしっかりしている点は高評価できます。春の頃と比べると我慢できている印象です。レースでも前走のように馬の後ろで我慢して、末脚勝負の形になるのかなと思いますが、最後は必ず良い末脚を見せてくれるのではないかと思います。

推奨理由②「前哨戦でも勝ちにくる馬◎」

このレースは近年になって、初重賞制覇が目立つようになりました。

かつてはマイルチャンピオンシップの前哨戦として、実績馬がココで結果を出して本番へ向かうという感じだったのですが、近年はココが初重賞制覇となるような馬が急増しています。

過去10年の勝ち馬を見てもらえば一目瞭然です。過去6年では、すでに重賞制覇のある馬が勝つのが殆どでしたが、近4年では3回も初重賞制覇の馬が生まれています。近年で唯一の例外はノームコアだけです。

これは、やはりノーザンファームを始めとした外厩が充実してきて、G1直行ローテが当たり前になったからでしょう。前哨戦、叩きという概念がなくなってきているのです。その結果、ここを全力で勝ちにくるような、まだ実績のない馬。重賞未勝利の馬が、晴れてココで重賞制覇となるわけです。

ここでの狙い目は、次のG1がどうこうという有力馬ではなく、あくまで前哨戦のココを全力で取りに来ているような馬になるでしょう。

推奨理由③「前哨戦&休み明けの中内田」

中内田厩舎(過去5年) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
G1 3- 5- 4- 39/ 51 5.9% 15.7% 23.5%
G2~G3 23- 10- 7- 73/113 20.4% 29.2% 35.4%

G2、G3の前哨戦といえば中内田厩舎です。

僕の記事を見ているような人には説明不要かもしれませんが、前哨戦の中内田厩舎。G1に比べてG2やG3では圧倒的な勝率の高さを誇っています。

中内田厩舎はG2やG3だからと言って、手緩い仕上げをしてくることはなく、出るレースは全部取るつもりで仕上げてくる厩舎です。今回のセリフォスを見ても、前哨戦にしては仕上げすぎと言っていいぐらい万全の仕上げを施してきたと思いますし、前哨戦の中内田厩舎が炸裂する可能性は高いと思います。

先程、前哨戦のココを全力で取りに来ている馬が有利と言いましたが、セリフォスはまさにそんな感じがします。

中内田厩舎(過去5年) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
中10週以上 110- 47- 50- 317/ 524 21.0% 30.0% 39.5%
中10週未満 158- 109- 101- 458/ 826 19.1% 32.3% 44.6%

また、中内田厩舎は休み明けに強い傾向もあります。

先程言ったように中内田厩舎は、レースに出る場合は完全に仕上げた状態で出してくるため、間隔を詰めて使うと、すぐにオーバーワークになってしまうのでしょう。

中内田厩舎(中10週以上) 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
G1 1- 2- 0- 8/11 9.1% 27.3% 27.3% 20 59
G2,G3 16- 5- 4-28/53 30.2% 39.6% 47.2% 106 76

中内田厩舎が休み明けでG2,G3に出走してきた場合は、勝率30%以上。回収率も100%を超えています。セリフォスはこれをクリアしています。

推奨理由④「東京競馬場らしく末脚重要」

上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 2- 3- 3- 5/ 13 15.4% 38.5% 61.5% 123 280
3F 2位 3- 2- 2- 4/ 11 27.3% 45.5% 63.6% 134 155
3F 3位 1- 2- 0- 9/ 12 8.3% 25.0% 25.0% 32 56
3F ~5位 2- 2- 0- 17/ 21 9.5% 19.0% 19.0% 63 79
3F 6位~ 2- 1- 5- 91/ 99 2.0% 3.0% 8.1% 10 32

このレースは東京競馬場らしく、末脚が重要な一戦です。

過去10年では上がり1位、2位を繰り出した馬が圧倒的な好走率を誇っており、回収率も単複ともに100%を超えています。富士ステークスは、どの馬が最も速い末脚を使うかを予想するレースと言っても過言ではありません。

問題は、どの馬が速い末脚を使うかというところですが、やはり有力なのは前走でも速い末脚を使った馬。特に前走G1で上がり3位以内の末脚を繰り出したような馬でしょう。

前走G1で上がり3位以内の末脚を繰り出して、ココに出走してきた馬は、過去10年で3頭いました。

3頭いて1頭が勝っただけというと大したことないように思えますが、ここでも良い末脚を発揮できた馬と、できなかった馬には、とある明確な違いがありました。

それは前走が古馬混合G1だった馬と、世代G1だった馬の違いです。やはり世代では良い末脚を持っていても、古馬混合に入ると並というのは、よくあることなのです。逆に古馬混合G1で上がり3位以内の末脚を繰り出せるような馬は、ここでも良い末脚を繰り出してくる可能性が、非常に高いでしょう。

冒頭の方でノームコアが近年で唯一の例外という話しをしましたが、ノームコアは良い末脚を繰り出せる可能性が高いというデータの方に該当していました。

セリフォスは中内田厩舎ということで、前哨戦のココでも全力で勝ちに来ている印象もありますし、前走の安田記念では古馬G1クラスの中でも、末脚上位だというところを見せています。まさにこのレースにピッタリの1頭でしょう。

まとめ

富士ステークス、自信の本命はセリフォスです!

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