はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回はホープフルステークスが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
| 人気 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 6- 0- 0- 2/ 8 | 75.0% | 75.0% | 187 | 93 |
| 2番人気 | 1- 2- 1- 4/ 8 | 12.5% | 50.0% | 38 | 67 |
| 3番人気 | 0- 2- 1- 5/ 8 | 0.0% | 37.5% | 0 | 57 |
| 4~6人気 | 0- 3- 2- 19/ 24 | 0.0% | 20.8% | 0 | 62 |
| 7~ 人気 | 1- 1- 4- 71/ 77 | 1.3% | 7.8% | 117 | 103 |
ホープフルステークスは、能力通りに決まりやすいです。
このレースがG1になった過去8年のデータを見ると、1番人気が勝率75.0%。2番人気も複勝率50%。2022年のドゥラエレーデという例外はありますが、基本的には堅め傾向です。
2~3歳に行われる世代G1は、後にG1で活躍する馬と条件戦を走る馬が戦う能力差の大きいレースのため、どうしても堅い決着が多くなってきます。
このレースは、能力面が重要になってくるでしょう。
脚質データ
| 脚質 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 0- 1- 0- 8/ 9 | 0.0% | 11.1% | 0 | 43 |
| 先行 | 6- 5- 1- 20/ 32 | 18.8% | 37.5% | 316 | 104 |
| 中団 | 2- 2- 5- 39/ 48 | 4.2% | 18.8% | 15 | 73 |
| 後方 | 0- 0- 1- 34/ 35 | 0.0% | 2.9% | 0 | 4 |
| マクリ | 0- 0- 1- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 0 | 3810 |
ホープフルステークスは、前有利の傾向です。
逃げ先行で過去8年6勝。後ろの馬なら中団程度で運ぶ馬か、途中で動いていくマクリなど、4コーナーではある程度の位置にいる必要がありそうです。
| 4角位置 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1/3頭以内 | 6- 7- 3- 35/ 51 | 11.8% | 31.4% | 198 | 178 |
| 1/3頭外 | 2- 1- 5- 66/ 74 | 2.7% | 10.8% | 9 | 28 |
実際に4角位置のデータを見ても、最後のコーナーで1/3頭以内。18頭立てなら6番手以内の馬が好成績になっています。
小回りの中山らしく、4コーナーではある程度の位置にいないと勝ち切るのは難しいと言ってもいいでしょう。
基本的に能力通りに決まりやすいレースですが、もし人気薄にチャンスがあるならドゥラエレーデのような前残りになりそうです。
枠順データ
| 枠番 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 0- 2- 1- 8/11 | 0.0% | 27.3% | 0 | 54 |
| 2枠 | 1- 0- 2-11/14 | 7.1% | 21.4% | 14 | 62 |
| 3枠 | 2- 1- 1-10/14 | 14.3% | 28.6% | 35 | 125 |
| 4枠 | 2- 2- 0-12/16 | 12.5% | 25.0% | 37 | 50 |
| 5枠 | 0- 1- 1-14/16 | 0.0% | 12.5% | 0 | 21 |
| 6枠 | 2- 1- 1-12/16 | 12.5% | 25.0% | 579 | 342 |
| 7枠 | 1- 0- 2-16/19 | 5.3% | 15.8% | 16 | 58 |
| 8枠 | 0- 1- 0-18/19 | 0.0% | 5.3% | 0 | 12 |
ホープフルステークスは、内枠有利でしょう。
まず詳細な枠順別データを見ると、1~4枠が軒並み複勝率20%以上。それに対して5~8枠は複勝率10%台が目立つ形になっています。
やはり小回りの中山で行われる一戦ということもあってか、コーナーでのロスが少ない内枠が有利になるのでしょう。
| 4角位置 | G1時の5~8枠 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1/3頭以内 | 2- 3- 1-17/23 | 8.7% | 26.1% | 403 | 258 |
| 1/3頭外 | 1- 0- 3-43/47 | 2.1% | 8.5% | 6 | 25 |
5~8枠から好走した馬を見ると、連対した馬の殆どが4コーナーで1/3頭以内。前に行った馬になっており、最終コーナーでは外を回るロスがなかった馬たちでした。
もちろん強い馬であれば、外を回るような競馬でも問題ありませんが、小回りの中山らしく上手い立ち回りをした馬が有利になってきます。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のホープフルステークスにピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着差データ
| 前走着差 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走勝ち | 4- 6- 7- 63/ 80 | 5.0% | 21.3% | 9 | 91 |
| 負0.0 | 2- 1- 0- 2/ 5 | 40.0% | 60.0% | 146 | 138 |
| 負0.1~0.2 | 2- 1- 0-11/14 | 14.3% | 21.4% | 669 | 130 |
| 負0.3~ | 0- 0- 1-25/26 | 0.0% | 3.8% | 0 | 51 |
前走0.3秒以上負けている馬は、過去8年で勝っていません。
人気データのところで「能力通りに決まりやすい」という話しはしましたが、前走で0.3秒以上負けている馬では、能力的にどうでしょうか。
前走で何らかの不利があったとしても、0.2秒差以内にまとめているような馬を狙っていくべきでしょう。
前走4角位置データ
| 前走4角 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1/3頭以内 | 5- 1- 1- 49/ 56 | 8.9% | 12.5% | 181 | 47 |
| 1/3頭外 | 3- 7- 7- 52/ 69 | 4.3% | 24.6% | 10 | 123 |
前走4コーナーで1/3頭以内だった馬が、このレースをよく勝っていました。
脚質データのところで「小回りの中山らしく前有利の傾向」という話しをしましたが、それなら前走でも前に行っていた馬が当然有利になってきます。
3着くらいなら後ろからの馬にもチャンスがありますが、勝ち切るまでになると前走でも最終コーナーで1/3頭以内。高い先行力を見せていた馬に要注目です。
生産者データ
| 生産者 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| ノーザンファーム | 6- 4- 3- 24/ 37 | 16.2% | 35.1% | 277 | 97 |
| それ以外 | 2- 4- 5- 77/ 88 | 2.3% | 12.5% | 7 | 86 |
ノーザンファーム生産馬が、好走傾向になっています。
ノーザンファーム生産馬が過去8年6勝。馬券になった24頭中13頭がノーザンファーム生産馬という感じでした。
2歳重賞は「能力面が重要になる」という話しをしましたが、それと同じくらい重要になってくるのが現状での完成度です。
充実した育成施設で進んだ調教が出来るノーザンファームの馬は、この時期の完成度が高くなりやすいのです。
芝の中距離重賞では、どのレースでも強いノーザンファーム生産馬ですが、このレースもその例外ではありません。
ここまで3つのデータをクリアして残っているのはノチェセラーダ、バドリナート、ロブチェンの3頭です。
この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは生まれ月のデータだろうと見ています。
生まれ月データ
| 生月 | 着別度数(G1時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月生 | 3- 2- 0- 5/10 | 30.0% | 50.0% | 958 | 212 |
| 2月生 | 1- 1- 4-28/34 | 2.9% | 17.6% | 12 | 55 |
| 3月生 | 2- 2- 3-33/40 | 5.0% | 17.5% | 9 | 155 |
| 4月生 | 2- 3- 1-26/32 | 6.3% | 18.8% | 15 | 31 |
| 5月生 | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
ホープフルステークスは、早生まれの馬が有利になります。
1月生まれの馬が勝率30.0%、複勝率50.0%。回収率100%を大きく超えるなど、素晴らしい成績になっていました。
先程の繰り返しのような話しになりますが、このレースは現状での完成度も重要になってくるため、多くの調教を積める早生まれの馬が有利になるのは当然といえば当然でしょう。
何頭かで迷った場合は、早生まれという部分に注目してもいいかもしれません。
まとめ

というわけで今年のホープフルステークスにピッタリの馬は、バドリナートではないかと思います。
この馬は新馬戦こそ負けたものの未勝利戦を圧勝。前走も評判馬を倒しての勝利でした。新馬戦の負け方を見ると、現状では使える上がりに限界がありそうで、スピードタイプというよりはスタミナタイプかなという印象です。スタミナ勝負になりやすい冬の中山という舞台もピッタリだろうと見ています。


