【ホープフルステークス2022】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回はホープフルステークスの追い切り診断となります。

それでは早速ガストリックから見ていきましょう。

ガストリック【A】

この中間は終い11秒台を連発しました。併せ馬に遅れるようなことも一度ありません。元々調教は良く動くタイプですが、今回も良く動けています。前走からの上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。

この馬は、これまで1800メートルしか使っていませんが、2000メートルというよりは1600メートルのタイプではないかと思います。というのも、先程も言ったように、この馬は調教で良く動く馬です。武器はスタミナよりもスピードという馬でしょう。前走から距離が伸びるのはどうかなと思います。

適性的にこの舞台が合っているように見えませんから、ここは能力と調子の良さだけで、どこまで頑張れるかでしょう。

ミッキーカプチーノ【A】

新馬戦の時はCWで一杯に追っても、終い失速するなど、まだまだの印象があった馬ですが、前走はCWで楽々と終い最速をマークするなど一変した動きを見せていました。今回も引き続き、CWで終い最速の動きが出来ており、仕上がりは申し分ありません。前走から大幅な上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。

12月21日には、美浦から戸崎騎手が乗りに来ていました。戸崎騎手が栗東まで乗りに来るのはかなり珍しく、この馬に対する評価の高さが透けて見えてきます。今回は人馬ともに準備は万端だと思います。

ハーツコンチェルト【A】

この馬はデビュー戦の追い切り2本目。初めてトレセンに来てから2本目の追い切りでラスト3ハロン36秒台。終い11秒台をマークするなど、かなり早い段階から良い動きを見せていた馬です。ただ、その時からずっと変わった様子がなく、良くも悪くも初めて厩舎に来た段階で万全の仕上がりだったのでしょう。

ここは一連の好状態をキープといった感じで、ここに来ての上積みまではありません。ここは新馬戦、東スポ杯と同じくらいの状態で、どこまでやれるかです。この馬は完成度が高く、おそらく早熟だと思うので買うなら早いうちにというタイプです。

キングズレイン【A】

前走は強めに追っても終い12秒台など、あまり調教では動かないタイプかなと思っていたのですが、この中間は終い11秒台を連発。最終追い切りに至ってはラスト3ハロン36秒台の速い時計も出ていました。前走と比べて、調教はかなり動いています。これはここに来ての上積みがありそうで、前走より走れていい状態でしょう。大きなフットワークで走る馬なので小回り適性はどうかと思いますが、状態自体は良いです。

グリューネグリーン【B】

勝っている近2走は終い11秒台を楽々と出すような動きが出来ていたのですが、今回の最終追い切りは一杯に追ったにも関わらず、終い12秒台でした。併せ馬にも劣勢の手応えで前走以上はどうかなと思います。ここは良くて前走同様という中でどこまでやれるかでしょう。

シーウィザード【A】

最終、1週前と終い11秒台中盤を連発しました。前走が終い12秒台。その前も11秒台後半が精々だったことを考えると、今回は最近の中では一番動けているのではないかと思います。ここに来ての大幅な上積みまではないですが、多少の上昇はあるかもしれません。ここは近走の好状態をしっかりキープと言っていいでしょう。能力的に足りるようであれば上位争いがあってよさそうです。

ジェイパームス【A】

1週前に馬なりで終い11.3秒をマークしました。やや内側を通ったとはいえ良い動きです。12月22日も終い11.5秒でまとめており、状態は悪くないでしょう。デビュー戦だった前走からキッチリ仕上げていたため、ここに来ての大幅な上積みはないですが、しっかり好調キープでしょう。前走ぐらいは問題なく走れる状態です。

ジュンツバメガエシ【A】

12月22日に終い11.2秒をマークしました。この時は併せ馬を大きく突き放すなど、良く動いていたと思います。最終追い切りは坂路で軽めに流す程度でしたが、22日までで仕上がっているでしょう。乗り替わりとなる石川騎手が、わざわざ美浦から栗東まで駆けつけて調教をつけるなど、人の勝負気配としても悪くありません。現状のベストに近い能力は出し切ってくれると思います。

スカパラダイス【B】

間隔が詰まっての出走になるため、追い切りは2本のみとなっています。その2本も大した時計ではありません。間隔が詰まっているので仕方ないところもありますが、この馬はCW80秒を切るのも珍しくない、調教では動くタイプだけに、これはどうでしょうか。今回は良くて前走同様でしょう。

セブンマジシャン【S】

この馬は元々あまり調教では動かないタイプで、前走や前々走は坂路で一杯に追っても、終い12秒台中盤が精一杯という感じでした。それが今回の1週前追い切りでは馬なりで終い12秒台を楽々と出すことができるようになっており、これは使いつつ徐々に良くなってきたなと思います。今年、何度も言ってきた高野厩舎で重要なラスト1ハロンの加速についても、今回の最終追い切りは近走最大の加速を見せています。これまでで一番の能力を出せそうな状態で、仕上がりは万全でしょう。

セレンディピティ【B】

最終追い切りで坂路51秒台が出ましたが、終いは13秒台まで失速していました。デビュー戦の時から同じような調教時計が並んでおり、良くも悪くも大きく変わった感じがありません。最終追い切りが12月23日というのも嫌なところで、ここに来ての勝負気配という意味でも少し薄いような気がします。

ドゥラエレーデ【S】

近走は調教でズブいところを見せるようになり、イマイチ動いていない印象がありましたが、今回の最終追い切りでは自ら進んでいこうという前進気勢を見せ、終い11秒台前半をマークしていました。前走ムーア騎手が気合をつけるような乗り方をしてくれたのが良かったのでしょう。今回は前走より走れて良さそうな状態で、個人的にはデビューから一番の能力を出せる状態ではないかと思います。G1へ向けて仕上がりは万全です。

トップナイフ【B】

前走は終い11.0秒をマークし併せ馬に遅れるようなこともなかったのですが、この中間は連続で併せ馬に遅れています。特に今回の1週前追い切りは終い強めに追ったのに終い11.6秒、馬なりの併せ馬に遅れてしまいました。前走以上ということはなさそうで、ここは良くて前走同様まででしょう。

ファントムシーフ【B】

12月21日にCWで終い11秒台前半が出ましたが、この馬はいつもこれくらい動く馬です。デビュー戦の時なんかは終い10秒台、前走も終い10秒台が出ていました。それと比べると今回は12月14日に一杯に追ったにも関わらず終い11秒台後半。併せ馬で遅れるなど、この馬としては目立たない動きでした。新馬戦や前走と比べると物足りず、今回は前走より少し下。能力だけでどこまでやれるかと考えた方がいいかもしれません。

フェイト【A】

前走は一杯に追ったにも関わらず、坂路で終い失速。併せ馬にも遅れるような有様でしたが、今回はそんなこともありません。最終追い切りの坂路で終い11秒台。12月15日も軽く仕掛けただけで併せ馬に先着。終い最速の動きが出来ていました。CWでは古馬OP馬のエントシャイデンと互角の動きが出来ていましたし、今回は明らかに前走以上の状態です。前走は案外な結果に終わってしまいましたが、この馬の巻き返しがあるとすればココでしょう。

ボーンイングランデ【B】

最終追い切りは26日に行いましたが、この時は坂路63秒台ということで本当に軽く流す程度でした。実質の最終追い切りは23日となっています。変則開催のため、他の馬も最終追い切りは軽いのですが、この馬は特に軽いものになっています。23日が実質の最終追い切りだとすると、レースとの間隔がかなり空いており、これはどうかなという感じがします。変則開催に合わせた調教が出来ていないなという印象で、これはどうでしょうか。

モンドプリューム【B】

間隔が詰まっているので仕方ないところもありますが、この中間は目立たない動きになっています。この馬は一杯に追っても終い13秒台ということもあった馬で、元々あまり調教では動きません。調教を見る限り、芝ではスピード的に物足りないなという印象で、ダートから芝に変わるのはどうでしょうか。状態としては良くも悪くも近走同様といったところです。

ヴェルテンベルク【B】

前走は最終、1週前、2週前と悪くない時計を出しつづけ、ジックリと調整をしていましたが、今回は22日に速い時計を出しただけで、それ以外は本当に流す程度の追い切りしかしていません。流石に前走以上はないかなというところで、ここは良くて前走同様といったところでしょう。前走と同じ、もしくは前走より少し下でどれくらいやれるかと考えた方がいいかもしれません。

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