皆さんこんにちは。アギョウです。
◎グレナディアガーズ
・有終の美も十分ありえる万全の仕上げ
・ノーザンファーム生産馬が圧倒的
・走れるタイムに限界があるパワータイプ
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「有終の美も十分ありえる万全の仕上げ」
1週前にCWで終い11.1秒の鋭い末脚を見せ、最終追い切りの坂路でも力強いフットワークで楽々と終い11.7秒。元々調教では良い動きをするタイプですが今回も相変わらず素晴らしい動きを見せていました。近走で駄目だった阪急杯の時は一杯に追って併せ馬に遅れるようなところもありましたが、今回は全くそんなこともありません。
約半年ぶりのレースだった昨年は坂路53.3秒。それに対して今回の最終追い切りは坂路52.3秒。全体時計がちょうど1秒速くなっていますが、それでいてラスト1ハロンの手応えは今年の方が楽な感じになっており、これは昨年以上の仕上がりである可能性は高いです。休み明けだった昨年より、叩き2走目で挑める今年の方が良い仕上がりになっているでしょう。
このレースで引退との報道もありますが、最後にふさわしい万全の仕上がりかなと思います。有終の美も十分ありえる状態でしょう。
推奨理由②「ノーザンファーム生産馬が圧倒的」
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
社台系生産 | 7- 3- 7- 48/ 65 | 10.8% | 15.4% | 26.2% | 90 | 83 |
それ以外 | 3- 7- 3- 94/107 | 2.8% | 9.3% | 12.1% | 54 | 48 |
阪神カップは社台系生産馬が高い好走率を残しています。
このレースの生産者別のデータを確認すると勝率から複勝回収率まで全てにおいて社台系生産馬がそれ以外の馬たちを圧倒していました。過去10年で馬券になった30頭のうち17頭が社台系生産馬。馬券圏内の半分以上を占めていました。
社台系生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
ノーザンファーム | 5- 2- 2-20/29 | 17.2% | 24.1% | 31.0% | 160 | 78 |
社台白老ファーム | 1- 1- 1- 8/11 | 9.1% | 18.2% | 27.3% | 37 | 108 |
社台ファーム | 1- 0- 3-19/23 | 4.3% | 4.3% | 17.4% | 35 | 78 |
追分ファーム | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% | 0 | 80 |
社台系生産馬の中でも特に好走率が高くなっているのは、やはりノーザンファームです。
ノーザンファームの馬が過去10年5勝。単勝回収率100%を超えており、過去10年ではノーザンファームの馬を適当に買うだけで儲かっていた計算です。芝マイル~中距離に強いノーザンファームですが、1400メートルでもこのレースでは非常に高い好走率となっていました。
こうなっている理由として考えられるのが外厩です。かなり寒くなってきたこの時期は、厩舎だけで仕上げるのも中々難しくなってくるため、充実した外厩でキッチリ乗り込んできたであろうノーザンファームの馬たちが好成績なのではないかと思います。
ただ今年の出走馬を見るとノーザンファームの馬が非常に多く、どの馬にするか迷ってしまうのですが、そこで重要になるのが騎手です。
ノーザン生産 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
美浦騎手 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
栗東騎手 | 2- 1- 2-17/22 | 9.1% | 13.6% | 22.7% | 53 | 40 |
短期外国 | 3- 1- 0- 0/ 4 | 75.0% | 100.0% | 100.0% | 870 | 345 |
ノーザンファーム生産馬のざっくりとした騎手別データを見ると一目瞭然。短期免許の外国人騎手が乗った馬が勝率75%。複勝率は100%という驚異的な数字を残していました。
今に始まった話しではありませんが、ノーザンファームがわざわざ短期免許の外国人騎手に任せる馬というのは、それだけ勝負気配の高い馬。ある程度勝負になると見込んでいるからこそ外国人騎手に騎乗依頼するのです。
今回ノーザンファームと外国人騎手のコンビで出走となるのはピクシーナイト、グレナディアガーズの2頭です。
グレナディアガーズは今回が引退レースとの報道もあり、調教内容を見ても引退メイチは間違いない仕上げ。そこに世界ナンバーワンのムーア騎手も手配としたとなれば、今回のメンバーでは間違いなく一番の勝負気配でしょう。
推奨理由②「走れるタイムに限界があるパワータイプ」
グレナディアガーズは走れるタイムに限界があるタイプでしょう。
この馬の近走成績を見ると、最近は得意としている1400メートルでも案外な結果が続いており、着順だけを見るとイマイチな成績にも見えるのですが、実は走っているタイムはいつも同じくらいです。
まず最後の勝利となった一昨年の阪神カップは80.3秒というタイム。好走となった昨年のこのレースも80.2秒と殆ど同じ走破時計となっており、負けてしまった前走も80.3秒。大敗となった阪急杯も80.1秒と、着順の上下こそありますが、走っている時計は同じくらいで、この馬なりにはいつも頑張って走っているのです。この馬は出せるタイムに限界があるタイプと見て間違いないでしょう。
今回も80秒台前半のタイムで間に合うかどうかが鍵になりますが、先週の朝日杯フューチュリティステークスは去年と同じくらい。同舞台で行われた六甲アイランドステークスも去年と全く同じタイムでした。馬場状態としては去年や一昨年と同じくらいの水準ではないかと思います。
今年も昨年や一昨年のような80秒台前半で間に合う馬場状態。グレナディアガーズでも十分好走可能な馬場状態ではないかと予想します。そうなれば昨年一昨年と好走しているように、今年も好走に期待できるでしょう。
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
前年同レースで3着以内 | 2- 2- 1- 7/ 12 | 16.7% | 33.3% | 41.7% | 154 | 133 |
そもそも阪神カップは冬の阪神最終週というタフな条件。1400メートルとしては特殊な条件で行われることもあってか、リピーターが非常に多いレースでもありますし、グレナディアガーズの3年連続好走に期待したいと思います。
まとめ
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