皆さんこんにちは、アギョウです！
今回は阪神カップの追い切り診断となります。
それでは早速グレナディアガーズから見ていきましょう。
グレナディアガーズ【A】
1週前にCW79.6秒をマークしつつ終いも11.3秒でまとめる動きを披露し、最終追い切りも坂路で終い11.6秒。終い最速となっています。間隔が空いての出走ですが仕上がりに関しては何の問題もありません。
むしろ叩き3走目だった去年のこのレースより良さそうな状態です。G1だった高松宮記念と比べても遜色ないでしょう。高松宮記念の敗因はイマイチ分からないですが、今回もシッカリ好調キープです。
ダイアトニック【S】
最終、1週前とあまり目立たない時計になっていますが、今回は日曜に速めの時計を出し、実質の最終追い切りをしていました。
この中間の調整を見て感じるのは、かなり丁寧に仕上げられているなということです。種牡馬入りが決まったということもあってか、万が一がないように馬なりでジックリと乗り込んでいます。あまり速い時計こそないですが、乗り込み量は豊富で負荷はシッカリ掛かっています。最終追い切りの動きを見る限りは、勝った前走と遜色ないところまで仕上がっているでしょう。ラストランにふさわしい好仕上げです。
バスラットレオン【B】
最終、1週前と悪くない時計が出ていますが、この中間の追い切りは実質この2本のみです。日曜や金曜にも時計は出していますが、坂路60秒台程度の本当に軽めのものしかやっていません。ダートとはいえ久しぶりに国内で好走した前走はもっとジックリと乗り込んでいます。
この中間の調教内容を見ると、今回は急仕上げ気味の印象を受けます。今回テン乗りになる川田騎手が全く乗りに来ていないのも気になるところで、今回は万全の状態とまではいかないでしょう。
エントシャイデン【A】
最終、1週前と併せ馬をしましたが、いずれも優勢の手応えで進めることが出来ていました。海外帰り初戦ですが仕上がりは決して悪くありません。4走前に勝った安土城ステークスと比べても遜色ない仕上がりにありそうです。2走前や3走前の負けは斤量59キロが重すぎた印象ですし、この仕上がりなら巻き返しがあっても不思議ないでしょう。この馬なりに調子は良さそうです。
オパールシャルム【B】
5走前にオープン特別を勝った時は坂路50秒台をマークしながら終いも最速でまとめるような動きが出来ていましたが、不振が続いている近走はそこまで動けていません。前走なんかは坂路50秒台が出ても終いは13秒台に失速していました。今回も前走から特に変わった感じはなさそうで、夏頃の良い状態にはないと思います。ここは前走ぐらいでどこまでやれるかです。
カイザーミノル【A】
1週前にラスト3ハロン36.0秒。終いも11.2秒でまとめる動きを披露し、最終追い切りも一杯に追われる併せ馬を尻目に楽々と併せ馬で先着出来ていました。この馬なりに状態は良さそうです。近走でいい走りをした3走前の朱鷺ステークスと遜色ない状態でしょう。絶好調とまではいかないですが、前走や前々走よりは良い状態です。
キングオブコージ【A】
1週前に坂路50秒台をマークし、最終追い切りも坂路51.5秒の好時計が出ていました。流石に終いは失速していますが、この馬なりに悪くない動きが出来ています。前走のスワンステークスよりは良い状態です。本質的には中距離馬だと思いますが、もしかしたら能力の高さと状態の良さだけで一発があるかもしれません。
ダイメイフジ【B】
この馬は間隔が詰まっても追い切り本数はシッカリこなせており前走の状態はキープしているでしょう。ただその前走を始めとして、近走は全く良いところがありません。調教でも全盛期ほどの動きは出来ていませんし、ここは良くも悪くも近走同様という中でどこまでやれるかです。
トゥラヴェスーラ【B】
1週前に坂路51.1秒という速い時計を出しましたが、終いは12.4秒に失速していました。ラスト1ハロンで0.8秒も失速しており、これは近走の中でも大きな失速幅です。4走前の阪急杯の時は同じ坂路51.1秒で終い12.2秒。ラスト1ハロンで0.3秒の失速でした。3走前の高松宮記念も坂路51.1秒の時は終い12.0秒。こちらは0.4秒の失速です。強い馬だと思うので、これでも来てしまうかもしれませんが、今回は3走前や4走前と比べると少し見劣る状態の中でどこまでやれるかです。
トリプルエース【A】
以前はCWで併せ馬をする調教を中心にしていましたが、坂路で単走という調教をメインに変えた2走前から走りが一変しました。今回も引き続き坂路で単走という調教内容で、動きや時計も近走同様です。これなら前走や2走前ぐらいは走れていいでしょう。この馬なりに良い状態なのではないかと思います。
プルパレイ【B】
2走前のオーロカップの時は、かなり入念に乗り込んで、決して悪くない状態だったと思うのですが、結果は惨敗。前走の京阪杯も調教の動きは決して悪くありません。今回も悪い動きには見えませんが、大敗している近走から変わった感じもありません。ここまで負けているのはおそらく気持ちの問題が大きいと思いますが、調教からは一変は難しいように見えます。
メイショウチタン【B】
久しぶりに馬券圏内を確保した前走は坂路52秒台前半でも、終い12秒台中盤で我慢することが出来ていましたが、この中間に坂路52秒台を出した時は、連続して終い13秒台に失速しています。叩き2走目でも前走以上は難しいように見えます。ここは良くて前走同様という中で、どこまでやれるかでしょう。
ミッキーブリランテ【B】
調子が良かった頃は調教でも良い動きを見せていたのですが、ここ最近は調教では全く動かなくなっています。今回も一杯に追いましたが、終い13.8秒まで失速しています。2走前に激走しましたが、これはレースを見れば一目瞭然で、岩田騎手の好騎乗と展開がすべてです。決して状態が良かったわけではありません。今回は前走ぐらいでどこまでやれるかと考えた方が良さそうです。
ライトオンキュー【B】
久しぶりに掲示板を確保した前走は、1週前に体重の重そうな助手さんを乗せて、坂路49秒台をマークするなど、休み明けからキッチリ仕上げていました。その分、今回への上積みは薄いです。調教では良く動くこの馬が、坂路で全く時計を出さないというのは珍しく、むしろ前走より少し下の状態まであるかと思います。今回は良くて前走同様といったところでしょう。
ラウダシオン【A】
最終追い切りでCW78.4秒という速い時計を出してきました。ここ最近は終い重点の調教ばかりでしたが、ここに来て調教パターンを変えています。これがどう出るかといったところですが、個人的には近走の中でも動いた方だと思いますし、なんとかしようという陣営の工夫も見て取れます。不振に陥っている近走ですが、この馬が復活するなら調教パターンを大きく変えてきたココではないかと思います。
ルチェカリーナ【A】
この馬も1週前にCW79.5秒という速い時計をマークし、この時は併せ馬も大きく突き放す動きも出来ていました。元々調教では動くタイプですが、それにしても良い動きだったと思います。休み明けだった2走前から好走が続いていますが、しっかり休んだおかげで良い状態に戻ったと見てよさそうです。今回もこの馬なりに良い状態のはずで、前走や前々走ぐらいは走れていい状態です。しっかり好調キープでしょう。
ルプリュフォール【S】
最終、1週前と連続してCWで速い時計を出してきました。1週前なんかはCW79.0秒をマークしつつ終いも11.6秒でまとめる好内容の動きで、今の状態の良さが伝わってきます。ここ最近は低評価を覆しての激走が目立っていますが、それもマグレではないでしょう。今回は重賞で目処をつけた前走以上も伺わせるような状態です状態に関しては申し分なく、ここは展開さえ向けば突き抜けるようなことがあっても不思議ありません。
ロータスランド【A】
前走の最終追い切りは坂路51秒台をマークしながら、終いも最速でまとめるなど、まさに絶好と言っていい仕上がりでしたが、その分今回への上積みは薄いです。今回の最終追い切りは併せ馬こそ突き放す動きでしたが、終い強めに追われたにも関わらず失速していました。前走以上ということはあいません。むしろ個人的には前走より少し下があってもおかしくないと見ています。前走が絶好調だとすれば今回は好調ぐらいでしょう。
