今回は函館2歳ステークスの過去データ分析となります。
函館2歳ステークス 過去データ分析
今回は2009年は札幌での開催だったため、過去9年間のデータから人気・性別・枠順・脚質の基本データに加えて、前走場所・前走レース・前走上がり・前走着差のデータを見ていくことで、今回の函館2歳ステークスで高期待値の馬を導き出します。それでは各データの考察に入っていきましょう。
函館2歳ステークス 基本データ
まずは基本データから見ていきましょう。ここでは主に過去データ的に買える馬を見ていこうかなと思います。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 3- 2- 0- 4/ 9 |
2番人気 | 4- 0- 2- 3/ 9 |
3番人気 | 1- 1- 2- 5/ 9 |
4番人気 | 1- 0- 2- 6/ 9 |
5番人気 | 0- 2- 0- 7/ 9 |
1~4番人気で過去9年9勝。勝ち馬は人気サイドからというのが目立ちます。やはり、この時期の2歳戦というのは、とにかく力量の差がモノを言うところがあり、この後も重賞でも活躍できる馬と、この後は一生、条件戦に留まる馬とが、一緒に走るわけですから、当然といえば当然の傾向です。ここは素直に馬の能力を評価の一戦でいいのではないかと思います。
性別
性別 | 着別度数 |
---|---|
牡・セン | 5- 3- 5- 60/ 73 |
牝 | 4- 6- 4- 50/ 64 |
牡馬と牝馬による差はないと見ていいでしょう。この時期の馬たちは人間でいえば、まだ小学校低学年。小学校低学年では、男子と同等に渡り合う女子というのがいますよね。それと同じことです。それにスプリント重賞のたびに言っているのですが、スプリント戦というのはスピードだけでも押し切れるようなところがありますから、パワーやスタミナでは、どうしても馬格的に劣る牝馬でも、なんとかなってしまうところがあります。様々な理由は考えられますが、とりあえず牡馬と牝馬による差はないということでお願いします。
枠順
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 1- 2- 0-13/16 |
2枠 | 0- 0- 2-14/16 |
3枠 | 1- 3- 3- 9/16 |
4枠 | 0- 1- 1-16/18 |
5枠 | 2- 1- 0-15/18 |
6枠 | 4- 1- 1-12/18 |
7枠 | 0- 1- 0-16/17 |
8枠 | 1- 0- 2-15/18 |
これは大きな枠順傾向はないと見るべきでしょうか。先程の人気データで言ったように、ここは能力上位馬が活躍するレースですから、強い馬はどの枠順からでも強いということでしょう。ここでは枠順云々というよりは他のバイアス。枠順については内枠有利、外枠有利みたいに余計なことは考える必要はなさそうです。
脚質
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 1- 0- 0- 8/ 9 |
先行 | 3- 5- 4- 21/ 33 |
中団 | 3- 2- 5- 37/ 47 |
後方 | 2- 2- 0- 44/ 48 |
逃げ先行で過去9年4勝、差し追い込みで過去9年5勝。函館競馬場のスプリント戦ということを考えれば、差し追い込みがよく決まっている印象です。ここは逃げもしくは先行して勝ってきた馬が大半という組み合わせになることがほとんどですから、どの馬も当然、前に行こうとします。その結果としてハイペースに、差し有利の展開になるというわけです。ほとんどが逃げ先行で結果を残してきた馬たちばかりなので、どの馬が差しに回るのかというのは難しいところですが、ここでは差す競馬をしそうな馬に利があると思います。
