皆さんこんにちは、アギョウです！
今回はエルムステークスの追い切り診断となります。
それでは早速ペプチドナイルから見ていきましょう。
ペプチドナイル
マリーンステークスから間隔が詰まっての出走になりますが、1週前に一杯に追って札幌ダートで好時計をマーク。併せ馬に先着するなどハードな調教をこなしてきています。最終追い切りは軽く流す程度でしたが、1週前でシッカリ仕上がっているでしょう。
大沼ステークスから北海道で連戦が続いていますが、1週前に札幌ダートで80秒を切る全体時計。終いも11秒台でまとめるなど、今回が一番ハードな調教となっています。なんとしてもココで重賞を取るという陣営の高い勝負気配を見て取れます。
調教からは大きな割引材料もなく、ここを目標に万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
セキフウ
間隔が詰まっての出走になるということもあり、この中間は軽めの追い切りを2本のみとなりました。同じローテーションのペプチドナイルなどがしっかり追い切りをこなしている中で、さらっと流すだけの調教というのは気がかりです。
流石に前走以上はなさそうで、良くて前走同様まで。前走からデキ落ちがあっても不思議ありません。状態的には現状維持で精一杯という感じです。
追い切り評価「B」
タイセイサムソン
今回が初めて北海道での調整となるため、過去との明確な比較はできません。判断に難しいところはありますが、主観的にこの馬の動きを見ると、1週前に札幌ダートで楽々と好時計をマーク。最終追い切りもサラッと流す形ながら悪くない動きが出来ていました。
7月23日に併せ馬でもシッカリ先着出来ていましたし、状態は決して悪くないでしょう。前走から明確に上積みがあるという感じはしませんが、しっかり好調キープ。前走ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
アシャカトブ
この馬は元々あまり調教では動かないタイプで、4走前のラジオ日本賞を勝った時でさえ南Wで終い12秒台。併せ馬にも遅れていました。
それが今回は中間に南Wで終い11秒台。1週前に函館ウッドで好時計をマークしました。併せ馬に遅れるのは相変わらずですが、出しているタイムを見ると、これまでにはないようなものです。
割りと好走が続いている近走の中でも、状態自体は一番良さそうです。間隔が詰まっての出走でも追い切り4本と入念な調整をしている点も好感が持てます。
前走から叩き2走目の上積みもありそうで、ここを目標に万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
オーソリティ
約1ヶ月前から入念に乗り込んでいました。その甲斐もあってか最終追い切りでは併せ馬を置き去りにするような動きが出来ており、いきなりから動けそうな仕上がりにはなっています。久々だからと言って大きく割引する必要はありません。
ただ日曜日に函館ダートで追い切りをした時は、終い強めに追って終い12秒台になるなど、ウッドコースとの動きを比較すると少し物足りません。オルフェーヴル産駒ですが本質的には芝馬である可能性が高いです。
状態自体は悪くありませんが、やはり本質的には芝の方が合っているのかなと思います。
追い切り評価「A」
カフジオクタゴン
この馬は元々調教では良く動くタイプで、善戦止まりの近走も坂路51秒台を出ていましたし、マーチステークスの時なんかは坂路51秒台で終いも11秒台でまとめる、絶好の動きが出来ていました。
この中間も坂路51秒台が出ていますが終い12秒台。マーチステークスの動きと比べると少し物足りません。最終追い切りの函館ウッドでも追って追ってなんとか動かした併せ馬に先着という感じで、手綱を緩めた瞬間に並走していた併せ馬に追い抜かれています。
中間の時計や、最終追い切りの動きを見ても万全といかない可能性が高いです。
追い切り評価「B」
シルトプレ
地方馬でこれまでとの比較ができないため、調教評価はナシとなります。個人的には地方でも勝ったり負けたりで圧倒的に強いという感じはしませんし、基本的には厳しいだろうと見ています。
追い切り評価「×」
ファルコニア
前走から間隔が詰まっての出走ですが、この中間は軽めの追い切りを1本のみとなりました。同じローテーションのペプチドナイル、アシャカトブなどがしっかり追い切りをこなしている中で、さらっと流すだけの調教というのは気がかりです。
流石に前走以上はなさそうで、良くて前走同様まで。前走からデキ落ちがあっても不思議ありません。状態的には現状維持で精一杯という感じです。
追い切り評価「B」
ベレヌス
1週前にCWで終い10秒台。元々調教では良く動く馬ですが今回も相変わらず動けています。一番良かった去年の中京記念の時ほどではありませんが、今回も決して悪くない状態でしょう。
この中間はダート調教を1本もせず、ここに出走してくるためダート適性は全くの未知ですが、もしダート適性があるようならココでの激走があってもおかしくありません。能力を出せる仕上がりにはあります。
追い切り評価「A」
ペイシャエス
約1ヶ月前から入念な乗り込み。その甲斐もあって1週前に南Wで終い11秒台など、この馬としては悪くない動きが出来ていました。最終追い切りは軽く流す程度でしたが、1週前まででキッチリ仕上がっているでしょう。
この馬はいつも坂路中心の調教ですが、今は美浦の坂路が使えないということで、南W中心の調教になっているのは気がかりですが、主観的な動きなどを見ると、この馬の能力は出せる状態になっていると思います。
追い切り評価「A」
ルコルセール
中3週と間隔が詰まっての出走ですが追い切り4本。併せ馬もやってキッチリ先着するなど調教の負荷、動きとももに申し分ありません。
この馬は前走でもダートで終い11秒台を出すなど、きっちり仕上がっていたと見ているだけに、ここに来ての上積みまではありませんが、しっかり好調キープでしょう。今回も前走ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
ロードブレス
この中間は土曜日中心の追い切りとなっており、7月29日に函館ウッドでマズマズの時計をマークし、7月22日にはCWで終い11秒台。併せ馬に大きく先着する動きが出来ていました。
最終追い切りの時計や動きは目立ちませんが、土曜日中心の追い切りでしっかり仕上がっているでしょう。割りと間隔が空いての出走ですが能力自体は出せそうです。
追い切り評価「A」
ロッシュローブ
1週前に一杯に追って、なんとか併せ馬に食らいつくという感じで、馬なりの併せ馬に終始劣勢の手応えでした。中3週と間隔が詰まっていながらも一杯に追うなど、比較的ハードな調教が出来ている点はいいと思いますが、肝心の動きが少し物足りません。
今回は叩き2走目になりますが、前走から大きく変わった様子がなく、ここは良くも悪くも前走同様までになるでしょう。ここは前走ぐらい走ってココで何着になるかです。
追い切り評価「B」
ワールドタキオン
勝った前走は1週前に終い11.2秒。最終追い切りでも併せ馬に先着するなど、調教では良く動けていました。それが今回の1週前は終い11秒台後半まで。2週前も強めに追って終い12秒台、併せ馬に劣勢の手応えとなっています。
最終追い切りも軽く流す程度でしたし、これは前走以上の状態ということはなさそうです。ここは良くて前走同様まで。前走から少し下の可能性もありそうです。
追い切り評価「B」
