今回は中京記念の予想となります。
中京記念 予想
枠順の確認→過去データ分析→追い切り診断→そして最終予想という流れで、今回の中京記念を見ていきますね。
枠順
まずは、中京記念の枠順を見てきましょうか。
1- 1グランドボヌール
1- 2エントシャイデン
2- 3ヴェネト
2- 4ジャンダルム
3- 5グルーヴィット
3- 6クリノガウディー
4- 7プリモシーン
4- 8ツーエムマイスター
5- 9ロワアブソリュー
5-10コスモイグナーツ
6-11ロードクエスト
6-12レインボーフラッグ
7-13ヒーズインラブ
7-14カテドラル
8-15ミエノサクシード
8-16キャンベルジュニア
有力馬は3枠5番グルーヴィット、4枠7番プリモシーン、7枠14番カテドラルといったところ。有力馬は内、外、中と、綺麗に分かれるような形になりましたね。中京記念はやや外枠有利と見ているだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 1- 1- 0-12/14 |
2枠 | 1- 0- 1-12/14 |
3枠 | 1- 1- 1-11/14 |
4枠 | 0- 1- 1-12/14 |
5枠 | 0- 0- 2-12/14 |
6枠 | 0- 2- 1-11/14 |
7枠 | 1- 1- 0-12/14 |
8枠 | 3- 1- 1- 9/14 |
次は枠順データの他にも、中京記念の過去データを見ていこうかなと思います。
過去データ分析
今回は中京競馬場の馬場改修後、過去7年間のデータから要注目のデータをいくつか参照していきます。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 1- 0- 1- 5/ 7 |
2番人気 | 0- 1- 0- 6/ 7 |
3番人気 | 0- 0- 2- 5/ 7 |
4番人気 | 0- 0- 2- 5/ 7 |
5番人気 | 3- 1- 1- 2/ 7 |
1~5番人気で過去7年4勝。1番人気の複勝率28.6%などを始めとして、中京記念は夏のハンデ重賞らしく人気サイドが信頼できないレースとなっています。これはハンデ戦ということもそうですが、この中京記念は上りのかかる勝負になりやすいということが関係しているのではないでしょうか。この時期の中京の梅雨の影響、開幕最終週ということもあって、たとえ良馬場であったとしてもパンパンの良馬場という感じではありません。結果的にタフな消耗戦になりやすく、春のG1戦線などでパンパンの良馬場で活躍した実績馬たちが、ハンデなどと相まって凡走する。これがこの中京記念の特徴なのではないかと見ています。今年は例年より、さらに雨の影響も残りそうな感じもありますし、ここではあまり春先には活躍の余地がなかった、タフな勝負に強い馬を探すというのがポイントとなりそうです。人気データからはとりあえず荒れやすいということでお願いします。
脚質
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 0- 0- 0- 8/ 8 |
先行 | 2- 4- 0- 19/ 25 |
中団 | 1- 2- 3- 37/ 43 |
後方 | 4- 1- 4- 26/ 35 |
マクリ | 0- 0- 0- 1/ 1 |
逃げ先行で過去7年2勝、中団・後方で過去7年5勝。中京記念は差し有利のではないかと思います。先程の枠順データと合わせて考えると、開幕最終週だから外差しが決まりやすいのだと思います。逃げ馬が過去7年で馬券絡みしたことがないというところを見ても、中京記念は前に行く馬にとって厳しいレースだということが分かります。人気データのところで言ったように、中京記念はタフなレースになりやすいですから、逃げ馬が粘り込めるようなレースにはならないわけです。この中京記念では外差しをベースにした予想をするのがいいのではないでしょうか。
種牡馬
種牡馬 | 着別度数 |
---|---|
ロイヤルチャージャー系 | 7- 3- 6-60/76 |
ネイティヴダンサー系 | 0- 3- 1-19/23 |
ナスルーラ系 | 0- 1- 0- 3/ 4 |
ニアークティック系 | 0- 0- 0- 9/ 9 |
父ロイヤルチャージャー系が過去7年7勝。圧倒的な数字を残しています。これを裏返せば、父ロイヤルチャージャー系以外の馬というのは過去7年で勝っていないことになります。父ロイヤルチャージャー系というのは、主にサンデー系。ここまで何度も消耗戦になりやすいという話しはしてきたので、一見するとサンデー系というのは苦戦しそうなものです。ただ、脚質データで言ったように外差しが決まりやすいレースということを言ったように、長い直線を生かした末脚比べにおいて、やはりサンデー系特有の瞬発力というのも、必要になってくるということでしょう。あまりタフな勝負に強いという言い難いサンデー系ですが、ここではタフな勝負に強いサンデー系という、やや特殊な馬が活躍するレースなのです。だから余計に荒れる決着になりやすいのでしょうね。逆に、この中京記念はタフな勝負に強いサンデー系を見つけることができたら、もう的中は目の前なのかもしれません。とりあえず父ロイヤルチャージャー系以外の馬は消しということでお願いします。
追い切り診断
僕の追い切り診断では調教タイムのほかにも、追い切り診断コメントと追い切りランクを設けています。追い切りランクはS、A、B、C、Dの5段階評価としています。しかし、これらはあくまで個人的な見解となりますので、ご参考程度によろしくお願いします。さて説明はこれくらいにして、本題へ入っていきましょうか。
有力馬
グルーヴィット【B】
栗東 坂路 良 7月17日(水)
52.2-37.6-24.8-11.7 一杯
1週前、最終ともに坂路で好時計をマーク。上々の仕上がりではないかと思います。ただ、前走の最終追い切りは馬なりで坂路51秒台をマークしていた、絶好の仕上がりだっただけに、それと比べるとやや見劣る感じはします。ここでは前々走以上、前走未満くらいに思ってもらえれば大丈夫だと思います。この馬は前走は着順こそ10着でしたが、前が詰まって壁に。グランアレグリアをマークしていたのが裏目に出たような感じでした。それでも勝ち馬からは0.5秒差以内にまとめたのですから、ある程度の能力は見せたと思います。ハンデ戦のここでなら十分に足りる能力は持っていると思います。極端な馬場悪化というのもダートをこなしていたこと、坂路でこれだけ力強い走りができるパワフルな馬ですから、まったく駄目ということはないはずです。ただ、問題はやはり仕上がり具合かなと思っていて、それが如実に現れているのが騎手かなと。この馬はノーザンファーム生産馬なのですが、主戦騎手が不在という馬です。今回は誰を配してくるのかなと思っていたのですが、まさかの松山騎手。同じノーザンファーム生産馬、同じキャロットファーム所属馬、同じ3歳のカテドラルは、リーディングトップの川田騎手ということですから、陣営としてはどちらに期待を寄せているかは言わずもがなでしょう。勝負気配という意味では微妙かなと思わせる一頭です。
プリモシーン【B】
栗東 CW 良 7月17日(水)
78.2-62.6-48.1-36.0-11.9 馬なり
美浦のウッドチップコースが閉鎖中ということで、美浦所属馬ですが栗東での調整となっています。初めての栗東調整ということですから、過去との調教比較はできません。やや判断に難しいところですが、主観的な意見としては悪くない動きだと思います。前走、激走の反動というのもそこまで感じさせません。この馬のパフォーマンスはしっかり発揮できると思います。ただ、この馬の問題点として挙げておきたいのは重馬場適性ですよね。この馬はウッドチップコース閉鎖で、わざわざ栗東に調整をしにきたことからも分かるように、ウッドチップでの調整をメインにしている馬です。個人的な持論としてウッドチップコースを始めとした、トラックのコースというのはスピードの持続力を鍛えることができる反面、坂路を駆けあげるようなパワーをつけることはできないと見ています。前走のレコード決着の勝負に対応したところを見ても、この馬はパンパンの良馬場でこその馬ではないでしょうか。今回のようなパワーとスタミナが問われるような馬場というのは合わないと思います。今回は実質のトップハンデにもなりますし、この悪条件でどこまでやれるのかというのが本音です。
カテドラル【A】
栗東 坂路 良 7月18日(木)
54.4-38.6-24.4-11.9 馬なり
前走、前々走と好走が続いていますが、今回はそれ以上の仕上がり。最終追い切りの坂路で見せた動きが、これまでとは良い意味でまったく違いました。前走は最終坂路57.2秒、終い1ハロン12.5秒、前々走に至っては最終坂路59.3秒、終い1ハロン12.7秒という目立たない時計でした。それが今回は全体54.4秒、終い1ハロンが11.9秒という感じですから、動きを見るまでもなく、今回が断然いいですよね。近走の好走ぶりを見ても、ここに来て、完全本格化したという感じでしょう。陣営がわざわざ川田騎手を配してきたというのも十分に頷ける、万全の仕上がりではないかと思います。馬場悪化に関しても、新馬戦で重馬場を快勝していること、坂路でこれだけ力強く駆け上がることのできるのなら大丈夫ではないかと見ています。調教などからは文句のつけようがありません。
最終予想
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