はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回はセントウルステークスが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4- 1- 0- 1/ 6 | 66.7% | 83.3% | 188 | 118 |
2番人気 | 0- 3- 0- 3/ 6 | 0.0% | 50.0% | 0 | 85 |
3番人気 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 16.7% | 0 | 30 |
4~6人気 | 0- 1- 3-14/18 | 0.0% | 22.2% | 0 | 81 |
7~ 人気 | 2- 1- 2-45/50 | 4.0% | 10.0% | 321 | 86 |
セントウルステークスは、波乱の余地もあります。
このレースが阪神で行われた過去6年の人気別データを見ると、1番人気が勝率66.7%、複勝率83.3%。回収率100%を超えるほど高い好走率になっていますが、その一方で7番人気以下も単勝回収率100%を超えていました。
このレースは非ハンデ戦ということもあって、基本的には能力通りに決まりやすいのですが、とある理由で波乱の決着になる場合もあります。そのとある理由というのは、この後で話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
脚質データ
脚質 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 3- 1- 0- 2/ 6 | 50.0% | 66.7% | 2711 | 538 |
先行 | 1- 1- 2-16/20 | 5.0% | 20.0% | 15 | 68 |
中団 | 2- 2- 3-27/34 | 5.9% | 20.6% | 17 | 55 |
後方 | 0- 2- 1-23/26 | 0.0% | 11.5% | 0 | 27 |
セントウルステークスは、圧倒的に前有利です。
脚質別データを見ると逃げ馬が過去6年3勝。非常に高い回収率を残すなど、素晴らしい成績になっていました。
このレースが阪神で行われた時の勝ち馬と初角位置。そして次走での成績をまとめたものを見ると、このレースを初角4番手以下から勝った馬は、次走のスプリンターズステークスも勝っているという共通点がありました。
逆に初角3番手以内。高い先行力を武器に勝った馬は、もれなく次走大敗と、恵まれての好走だったことが分かります。
このレースに波乱の余地があるのは、前に行った人気薄がトラックバイアスに恵まれて好走してしまうからでしょう。
阪神開催のこのレースは開幕週に行われるため、逃げ先行馬が非常に有利になってきます。
枠順データ
枠番 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 0- 0- 6/ 7 | 14.3% | 14.3% | 30 | 15 |
2枠 | 0- 1- 0- 8/ 9 | 0.0% | 11.1% | 0 | 18 |
3枠 | 1- 0- 0- 9/10 | 10.0% | 10.0% | 480 | 101 |
4枠 | 0- 1- 2- 9/12 | 0.0% | 25.0% | 0 | 92 |
5枠 | 2- 2- 0- 8/12 | 16.7% | 33.3% | 48 | 65 |
6枠 | 1- 0- 0-11/12 | 8.3% | 8.3% | 938 | 161 |
7枠 | 0- 1- 2- 9/12 | 0.0% | 25.0% | 0 | 100 |
8枠 | 1- 1- 2- 8/12 | 8.3% | 33.3% | 28 | 71 |
セントウルステークスに、大きな枠順傾向はありません。
まず詳細な枠順別データを見ると、内枠外枠ともに好走馬が出ているなといった印象で、複勝率や回収率を見ても、大きな差があるようには見えません。
枠順 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 2- 2- 2-32/38 | 5.3% | 15.8% | 131 | 63 |
5~8枠 | 4- 4- 4-36/48 | 8.3% | 25.0% | 253 | 100 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ると、開幕週にも関わらず、外枠の方が好成績になっていました。
先程の脚質データで「逃げ先行馬が非常に恵まれやすい」という話しをしましたが、それは枠順に関わらず前にさえいけば好走できることの裏返しでもあります。
このレースは枠順云々というよりも、前に行けるかどうかが重要になってきます。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のセントウルステークスにピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走初角位置データ
前走初角 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
~3番手 | 2- 2- 2-18/24 | 8.3% | 25.0% | 669 | 173 |
4番手~ | 4- 4- 4-50/62 | 6.5% | 19.4% | 18 | 49 |
前走初角3番手以内だった馬が、激走傾向にあります。
これまでこのレースは「逃げ先行馬が非常に有利」という話しをしてきましたが、それに伴って前走でも初角3番手以内。高い先行力を見せていた馬が当然有利です。今回も前に行く可能性が高いですからね。
ここは前走で高い先行力を見せていた馬に要注目です。
このデータをクリアして残っているのはカルチャーデイ、テイエムスパーダ、デュガ、ワンダーキサラの4頭です。
この4頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは年齢のデータではないかと思います。
年齢データ
年齢 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3歳 | 1- 2- 1- 7/11 | 9.1% | 36.4% | 436 | 154 |
4歳 | 3- 1- 0-10/14 | 21.4% | 28.6% | 845 | 170 |
5歳 | 2- 2- 0-11/15 | 13.3% | 26.7% | 36 | 40 |
6歳~ | 0- 1- 5-40/46 | 0.0% | 13.0% | 0 | 54 |
セントウルステークスは、若い馬が有利になるでしょう。
年齢別のデータを見ると、3~4歳が非常に高い回収率になっている一方で、6歳以上の高齢馬は微妙な成績になっていました。
これまで「開幕週のため逃げ先行馬が有利」という話しを散々していますが、開幕週で行われるのに伴って非常に高いレベルのスピードも必要になってきます。
スタミナ勝負なら高齢馬でもなんとかなりますが、極限のスピード勝負は誤魔化しが効きません。
今回は割と高齢馬の出走も多いですが、セオリー通り若い馬を狙っていくべきでしょう。
まとめ
というわけで今年のセントウルステークスにピッタリの馬は、カルチャーデイではないかと思います。
この馬は非常に高い先行力を持っている馬で、初角3番手以内を安定して確保することが出来ています。近走もあと一歩が届かないレースが続いていますが、明確に前に行きそうな馬がテイエムスパーダぐらいしかいないこのメンバーなら展開に恵まれての好走があるのではないかと見ています。