皆さんこんにちは。アギョウです。
◎タイトルホルダー
・ジックリ乗り込んで悪くない状態
・宝塚記念と高い親和性があるレース
・天皇賞春より追い切りは動けてる
・凱旋門賞帰りのDanzig持ちは×
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「ジックリ乗り込んで悪くない状態」
11月20日から時計を出すなど、この中間はジックリと乗り込んできました。その甲斐もあって海外帰り初戦から良い状態に仕上がっています。最終、1週前ともに併せ馬で楽々と先着していました。
今年の天皇賞春の時は最終追い切りで終い失速。昨年のこのレースでは併せ馬に遅れてしまうなど、本調子にはないかなという印象でしたが、今回はそんなこともありません。今年の天皇賞春。昨年のこのレースよりは良い状態でしょう。
この中間はムキになって走るシーンもあったので逃げられないとどうかなという感じもありましたが、幸いにも今回はアッサリ逃げられそうなメンバー構成ですし、ここは圧勝だった天皇賞春より高いパフォーマンスを出してくれると思います。
推奨理由②「宝塚記念と高い親和性があるレース」
有馬記念は、宝塚記念と高い親和性があります。
1週前に上げた特徴解説の動画で、同年の宝塚記念の勝ち馬がココに出走してきた場合、高い好走率を誇るという話しをしました。
さらに、これを宝塚記念で0.3秒以上の差をつけての圧勝だった場合、さらに信頼度が上がります。過去10年で宝塚記念を圧勝した馬が、同年の有馬記念に出てきた場合は複勝率100％となっています。
このデータは、データが残っている1980年まで遡ってみても1着6回、2着2回、3着3回、着外1回で、唯一馬券圏外に飛んだのは1990年のオサイチジョージでさえ4着という信頼度の高さです。
宝塚記念と有馬記念は同じグランプリとして一括りにされることも多いのですが、一括りにされるだけあって問われる適性などがかなり似ているのです。宝塚記念を圧勝できる馬は、有馬記念でも強いと見て間違いありません。
推奨理由③「天皇賞春より追い切りは動けてる」
おそらくこの馬で皆さんが気になるのは、状態的にどうか？というところだと思いますが、個人的にはそこまで心配はしていません。
というのも、まず日経賞の最終追い切りを見てもらいたいのですが、この時は併せ馬の騎乗者にまだ来ないのか、まだ来ないのかと心配される様子がありました。天皇賞春の1週前追い切りでは併せ馬に抜かれそうになって、一杯に追われるシーンがあり、まだ本調子にはなさそうでした。
それらと比べて、今回は併せ馬にあっさりと追いついて、抜かれそうになるシーンもありません。少なくても日経賞や天皇賞春の時よりは動けています。追い切りの動きを見る限りは天皇賞春より走れてよさそうな状態です。
追い切りの時計。数字で見ても日経賞や天皇賞春の時は、最終追い切りか1週前追い切りのどちらかしか終い11秒台が出せていませんでしたが、今回は最終、1週前ともに終い11秒台が出せています。宝塚記念の最終追い切りほどではないですが、今回の追い切りも上々の動きだったと思います。
推奨理由④「凱旋門賞帰りのDanzig持ちは×」
データ的に凱旋門賞帰りを補足すると、凱旋門賞帰りでイマイチ能力を出しきれず、馬券圏外に飛んでしまった馬は5代血統表にダンチヒ(Danzig)の名前があるという共通点がありました。
過去10年、凱旋門賞帰りで馬券圏外に沈んでしまった馬は2019年のフィエールマン、キセキ。2018年のクリンチャーの3頭なのですが、このうちキセキとクリンチャーは5代血統表にダンチヒの名前がありました。逆に、凱旋門賞帰りでも問題なく馬券になった4頭は、いずれも5代以内にダンチヒの名前がありません。
ダンチヒの血は早熟性やスピードを強化という点においては素晴らしい血統ですが、その一方で反動が出やすいという特徴もあります。
近年でいうとサリオスなんかが分かりやすく、強い競馬をしたかと思ったら、次のレースでは大敗というのが多かった馬ですが、サリオスも5代血統表内にダンチヒの名前を持っていました。
唯一、フィエールマンがダンチヒの名前がなく、飛んでしまったのですが、フィエールマンは負けて強しの4着という感じで、早めに仕掛けた馬たちがすべて沈む中、最後まで良く頑張っていました。能力を出せずに負けたというより展開負けという側面が大きかったのです。
タイトルホルダーも5代血統表内にダンチヒの名前を持たない馬で、過去の傾向的には反動があまり出ないタイプです。追い切りや血統という観点から、凱旋門帰りでも能力を出し切れると予想します。
まとめ
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