【アルゼンチン共和国杯2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はアルゼンチン共和国杯が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼当ブログ実績▼
これまでの成績
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人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 4- 1- 1- 4/ 10 40.0% 60.0% 95 82
2番人気 3- 0- 1- 6/ 10 30.0% 40.0% 136 62
3番人気 2- 0- 6- 2/ 10 20.0% 80.0% 101 181
4~6人気 1- 8- 1- 20/ 30 3.3% 33.3% 59 95
7~ 人気 0- 1- 2- 98/101 0.0% 3.0% 0 16

アルゼンチン共和国杯は小波乱の余地があります。

1~2番人気などの人気どころも来るには来ていますが、3番人気が最も高い複勝率になっていたり、4~6番人気の中穴が過去10年9連対をマークするなど、やや人気薄からの好走が目立ちます。

アルゼンチン共和国杯は実力通りに決まりやすい東京競馬場で行われる一戦ですが、ハンデ戦という側面もあります。ハンデによって多少順番が入れ替わるような場合が多いのです。

ハンデ戦だからといって大穴から狙うべきとまでは言いませんが、多少の波乱には要注意が必要です。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 1- 2-13/16 0.0% 18.8% 0 53
2枠 2- 1- 1-14/18 11.1% 22.2% 38 39
3枠 0- 1- 1-16/18 0.0% 11.1% 0 20
4枠 1- 1- 0-17/19 5.3% 10.5% 93 41
5枠 3- 1- 2-14/20 15.0% 30.0% 60 98
6枠 2- 1- 1-16/20 10.0% 20.0% 34 35
7枠 1- 2- 2-20/25 4.0% 20.0% 8 40
8枠 1- 2- 2-20/25 4.0% 20.0% 21 53

アルゼンチン共和国杯は、大きな枠順傾向はありません。

まず詳細な枠順別データを見ると、1枠から8枠まで満遍なく来ているかなという印象で、勝率や複勝率に大きな偏りがあるようには見えません。内枠だから良いとか、外枠だから駄目ということはないでしょう。

枠順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 3- 4- 4- 60/ 71 4.2% 15.5% 34 38
5~8枠 7- 6- 7- 70/ 90 7.8% 22.2% 29 55

むしろ1~4枠、5~8枠というザックリした括りでみると、若干外枠の方が良いかなという感じさえあります。

先程、アルゼンチン共和国杯は少波乱の余地があると言いましたが、枠順が結果に大きく影響を与えることはなさそうです。どちらかといえば適性だったり状態面。斤量による影響が大きいと考えるべきでしょう。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0 0
先行 5- 3- 2- 29/ 39 12.8% 25.6% 84 76
中団 4- 6- 7- 45/ 62 6.5% 27.4% 25 63
後方 1- 1- 2- 46/ 50 2.0% 8.0% 4 16

アルゼンチン共和国杯は末脚勝負になりやすいです。

まず過去10年の脚質別データを見ると先行・中団など、真ん中辺りから競馬をする馬が良いのかな程度しか分かりませんが、これを上がりのデータで見れば一目瞭然です。

上り 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 3- 2- 3- 2/ 10 30.0% 80.0% 93 181
3F 2位 2- 2- 0- 8/ 12 16.7% 33.3% 57 78
3F 3位 2- 2- 1- 9/ 14 14.3% 35.7% 49 82
3F ~5位 2- 2- 3- 11/ 18 11.1% 38.9% 56 72
3F 6位~ 1- 2- 4-100/107 0.9% 6.5% 16 23

上がり1位だった馬が複勝率80.0%。上がり最速を出す馬を予想できれば8割方当たるような計算で、回収率も当然優秀な数字を残していました。

アルゼンチン共和国杯は直線の長い東京競馬場らしく、どの馬が速い末脚を使うかを予想するレースと言っても過言ではありません。

問題は、どの馬が上がり最速を使えそうかというところだと思いますが、それはこの後でジックリ話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のアルゼンチン共和国杯にピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着順データ

前走G2以下 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 3- 2- 5-15/25 12.0% 40.0% 100 91
前走2着 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0 0
前走3着 1- 3- 2- 5/11 9.1% 54.5% 21 175
前走4~6着 2- 2- 2-24/30 6.7% 20.0% 32 51
前走7着~ 0- 2- 1-66/69 0.0% 4.3% 0 13

前走G2以下で7着以下の馬は、過去10年で勝っていません。

アルゼンチン共和国杯はハンデ戦。少波乱の余地があるレースと言いましたが、前走G2以下で7着以下。同じクラスもしくは下のクラスで掲示板すら確保出来ていない馬では、ハンデをもらっても能力的に厳しいでしょう。

ここは最低限、同じクラスや下のクラスで掲示板ぐらいの走りができるぐらいの能力は必要になりそうです。

血統データ

血統 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
父もしくは母父サンデー系 8- 7- 8-112/135 5.9% 17.0% 23 43
父、母父ともに非サンデー 2- 3- 3- 18/ 26 7.7% 30.8% 76 74

父、母父ともに非サンデー系が好走傾向にありました。

父もしくは母父サンデー系。サンデーサイレンスの血が比較的近い馬よりも、サンデーサイレンスが血が入っていない馬。もしくは遠くなっている馬の方が勝率から複勝回収率まで、全てにおいて上の成績を残していました。

過去10年の勝ち馬をみると、ここに名前をある馬たちは殆どが2500m以上の長距離で実績のあった馬。もしくはこの後、長距離でも活躍みせるような馬たちばかりになっています。

アルゼンチン共和国杯が行われる東京芝2500mはスタート直後に坂があるコースで、ゴール前も合わせて2回も坂を超えるという特殊なコース体型なのです。その結果、同じ東京競馬場でも2400mと2500mでは問われるスタミナの量が違ってくるのです。

種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
ハーツクライ 3- 2- 1-15/21 14.3% 28.6% 51 59
オルフェーヴル 2- 0- 0- 5/ 7 28.6% 28.6% 118 60
スクリーンヒーロー 1- 2- 1- 1/ 5 20.0% 80.0% 42 148
ディープインパクト 1- 1- 0-24/26 3.8% 7.7% 9 16
ノヴェリスト 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 590 306

実際に詳細な種牡馬別のデータを見ても、サンデー系で勝っているのもハーツクライやオルフェーヴルなど、少し長距離的な要素がある種牡馬で、高速上がり勝負の代名詞と言ってもいいディープインパクト産駒たちは揃って苦戦するという傾向にもありました。

ここはサンデーサイレンス由来のスピードに任せた速い末脚というよりも、スタミナ的な非サンデー系の末脚が必要になってくるというわけでしょう。

ここまで2つのデータをクリアして残っているのはハヤヤッコ、マイネルウィルトスの2頭です。

この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのはキャリアのデータではないかと思います。

キャリアデータ

東京芝2500mはリピーターがよく好走しています。

まず直近5年以内の勝ち馬を見ると、5頭中3頭がアルゼンチン共和国杯もしくは目黒記念で好走したことがある馬。東京芝2500で良い走りをしたことがある馬でした。

去年、馬券になった馬を見ても4頭中3頭が東京芝2500の重賞で好走したことがある馬で、この舞台のリピーターが非常に多いことが分かります。

先程、東京芝2500mは坂2回を超える特殊なコース体型という話しをしましたが、それに伴って適性的にも特殊なものが必要になってくるのでしょう。

このレースが小波乱の傾向にあるのは、ハンデはもちろん適性的に特殊なものが必要になるからという側面があるかもしれません。

まとめ

というわけで今年のアルゼンチン共和国杯にピッタリの馬は、マイネルウィルトスではないかと思います。

この馬は東京芝2500mに高い適性を見せている馬で、このレースで2着2回、目黒記念で2着1回、前走も馬券圏内こそ外しましたが5着と決して悪くない走りでした。この舞台のスペシャリストと言ってもいい馬です。近走も勝ち味にこそ遅いですが、この年齢になっても堅実な走りが出来ていますし、この舞台なら上位争いする可能性は高いと見ています。