【アルゼンチン共和国杯2023】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回はアルゼンチン共和国杯の追い切り診断となります。

それでは早速ゼッフィーロから見ていきましょう。

▼当ブログ実績▼

ゼッフィーロ

前走は一杯に追って併せ馬に遅れるようなところがあったため、個人的にはどうなのかなと思っていたのですが、レースの結果を見ると併せ馬の遅れはあまり関係なかったのかもしれません。この馬は自分の調教タイムさえ出ていれば、あまり併せ馬での遅れなどは気にしなくも大丈夫なタイプかなと思います。

今回も1週前に併せ馬に遅れていますが、ラスト3ハロン36秒台。終い11.2秒など、前走と同じようなタイムはしっかり出ていますし、これは好調キープと見ていいでしょう。今回も前走ぐらいは問題なく走れる状態です。

追い切り評価「A

チャックネイト

最終1週前とラスト3ハロン36秒台前半。終い11秒台前半を連発。この馬は元々調教ではよく動くタイプですが相変わらず素晴らしい動きを見せていました。中3週と間隔が詰まっての出走ですが出来落ちということはないでしょう。

むしろ前走は強めに追われるところもありましたが、今回は馬なりのままで前走以上の時計が出ており、これは前走以上と言ってもいいかもしれません。ここを目標に素晴らしい仕上がりになったかなという印象です。年齢を重ねて徐々に調教での動きが良くなっており、ここに来ての成長力に期待してもいいかもしれません。状態面に関しては申し分ないでしょう。

追い切り評価S

ヒートオンビート

1週前にココに出走するアーティット、ユーキャンスマイルと併せ馬をしましたが最も手応え的に怪しい感じで、ユーキャンスマイルに併せ遅れ。アーティットには置き去りにされるような有様でした。

前走の1週前は併せ馬にしっかり先着。時計もラスト3ハロン36秒台、終いも11秒台でしたが、今回は時計もラスト3ハロン38秒台。終いも12秒台と目立たないものになっています。

前走は結果こそ出ませんでしたが仕上がり自体は良かったと見ているだけに、前走をピークにして若干デキ落ちの印象を受けます。今回は若干下降線気味の中でどれだけ頑張れるかでしょう。

追い切り評価「B

ディアスティマ

この馬を管理する高野厩舎はいつも坂路で終い重点。ラスト1ハロンだけ仕掛けるような調教をしています。そのため高野厩舎の馬は、ラスト1ハロンでどれだけ加速したかが重要になります。

この馬が好走した前走はラスト1ハロンで0.5秒の加速。その前に好走した日経賞も0.5秒。それに対して駄目だった天皇賞春では0.2秒しか加速することが出来ていません。そして今回の最終追い切りは0.7秒。これは状態が良いと見ていいでしょう。

今回も前走や日経賞のような走りが出来ても不思議ない状態になっています。休み明けですがしっかり好調キープと見ていいでしょう。

追い切り評価「A

アーティット

1週前にユーキャンスマイル、ヒートオンビートと併せ馬をしましたが、並ぶ間もなく抜き去る動きが出来ており、最後は併せた2頭を置き去りにするような動きが出来ていました。

前走がサトノグランツに併せ馬遅れ。その前の目黒記念は今回と同じ馬たちを相手に互角程度までの動きだったことを考えれば、今回の動き良さは目立っています。最終追い切りは坂路で軽く流す程度でしたが、1週前の動きを見ると状態良いと見て間違いないでしょう。

能力的にどうかという部分はありますが、今回はこの馬なりに良い状態になっているでしょう。

追い切り評価「A

アサマノイタズラ

この馬が良かったセントライト記念の時は、最終追い切りでラスト3ハロン36秒台が出るなど、調教の段階から良い末脚を見せていましたが、セントライト記念以降は一度もラスト3ハロン36秒台が出ていません。

今回もその例外ではなく、最終追い切りでラスト3ハロン38.7秒。終いも12.1秒とセントライト記念の時と比べると物足りない動きになっています。

一番良かった頃の状態にはなさそうで、今回も大敗続きの近走と大きく変わりません。近走同様でどこまで頑張れるかでしょう。

追い切り評価「B

アフリカンゴールド

3走前の天皇賞春や4走前の阪神大賞典の時はCW80秒付近をマークしつつ終いも11秒台でまとめるような動きが出来ていましたが、今回はそこまで速い全体時計が出ていない上に終いも12秒台に失速していました。

春頃は必ずやっていた併せ馬もこの中間は全くしていませんし、これはどうでしょうか。仕上がりとしては今年の春より下。近2走とそう変わらないかなという感じで、状態的には微妙な印象です。

追い切り評価「B

アリストテレス

最終1週前ともに終い11秒台。最近のこの馬としてはラスト1ハロンの時計は速めになっていましたが、終始掛かっており制御に難しそうな印象を受けました。休み明けということもあって元気自体は良さそうですが、一度ガス抜きが必要な精神状態かなと思います。

大敗続きの近走の中では元気があるだけマシかもしれませんが、やはり心身ともに全盛期のような走りができる状態にはなさそうです。

追い切り評価「B

グランオフィシエ

前走は一杯に追って併せ馬に遅れてしまうなど、本調子にないのかなという印象もありましたが、今回は馬なりで併せ馬に遅れず。最終1週前ともに併せ馬に優勢の手応えで進めることが出来ていました。

これは状態的に前走以上である可能性が高く、使いながら徐々に良くなってきた印象を受けます。重賞での走りを見ると能力的にどうかという部分はありますが、この馬としては良い状態になっているでしょう。

追い切り評価「A

ジャンカズマ

前走が北海道での調整だったため詳細な比較ができません。今回は前々走や3走前など栗東での調整だった時と比較していくと、近走は一杯に追ってもCW終い11秒台後半が精々といった感じでしたが、今回の最終追い切りでは終い11.4秒。1週前には自己ベストに近い全体時計を出すなど、この馬なりに良い状態ではないかと思います。前走の走りもあながちマグレではなさそうです。しっかり好調キープでしょう。

追い切り評価「A

セファーラジエル

前走はCW78.6秒という速い時計を出しつつ終いも11秒台でまとめるような動きが出来ていました。休み明け初戦からきっちり仕上げていた印象です。そのせいもあってか今回はそこまで大きな上積みを見せることができず、最終追い切りの坂路の動きも目立ちません。

今回と同じような間隔での出走だった3走前のメトロポリタンステークスの時は間隔が詰まってもCWで乗り込むような調整が出来ていましたが、今回は前走で仕上げすぎていたということもあり坂路で終い重点のみ。ここら辺を見ても上積みを臨むのは難しいでしょう。今回は良くて前走同様までといった仕上がりです。

追い切り評価「B

テーオーロイヤル

最終追い切りで終い11.2秒。この馬で一番良かったと見ている去年の天皇賞秋でさえ終い11.1秒ということを考えると、この馬としては鋭い末脚を見せていたと言えるでしょう。1週前もJBCクラシックに出走予定のメイショウハリオと互角の動きを見せるなど、休み明けを感じさせません。

いきなりから能力は出しきれそうな仕上がりで、去年のこのレースやダイヤモンドステークスぐらいは走れていい状態でしょう。休み明けながらしっかり好調キープです。

追い切り評価「A

ハーツイストワール

最終1週前ともに坂路で終い最速。美浦の坂路は改修工事の影響によって傾斜が変わっており、以前ほど坂路で終い最速を出すのが難しくなっているのですが、この馬は改修工事の影響を感じさせない動きが出来ていました。

去年のこのレースの時は改修工事前の坂路で終い13秒台に失速していたことを考えると、今年は状態が良さそうです。そんなに状態が良くないと見ていた去年でも2着ですし、状態的には去年以上があっても不思議ありません。

休み明けながらいきなりから能力を出しきれそうな状態に整っています。

追い切り評価「A

ヒュミドール

この馬で一番良かったと見ている去年の七夕賞の時は南Wで終い10秒台。前々走のダイヤモンドステークスの時も南Wで終い11秒台前半が出るなど、この馬で重賞でも良い走りをした時は南Wで良い末脚を見せている傾向にありました。

それが今回は坂路のみの調整。南Wで良い末脚以前の話しになっています。やはり怪我の影響が多少なりともありそうな感じがします。また南Wで攻めた調教ができるようになってからが本番となるでしょう。今回は本調子にない中でどれだけ頑張れるかでしょう。

追い切り評価「B

プリュムドール

1週前に終い11.6秒。最終追い切りは終い11.5秒。休む以前は終い11秒台後半が精々で、終い12秒台ということも珍しくなかったことを考えると、今回は鋭い末脚を見せることが出来ています。実際の走りを見ても休み明けを感じさせない素軽い動きが出来ており、これはいきなりから走れていい仕上がりになっているでしょう。

むしろ休んでいる間の成長さえ期待できるかなという印象で、ここへ向けて万全の状態ではないかと思います。乗り替わりに岩田騎手も2週連続で調教に乗るなど、この馬にできることはすべてやってきたと思います。

追い切り評価S

マイネルウィルトス

休み明けだった3走前の函館記念はレースでこそ悪くない走りをしましたが調教では急仕上げ気味。休み明けの印象が拭えない感じがありました。それが前々走は最終追い切りで終い12.5秒。前走は終い12.3秒。そして今回は終い12.0秒と、レースを使うごとに徐々に良くなってきています。休む前ほどとは言わないですが、ここ最近の中では一番良さそうな状態です。

追い切り評価「A

ユーキャンスマイル

最終追い切りの坂路で一杯に追いましたが終い失速。1週前のCWも終い12秒台でアーティット相手にあっさり併せ馬で遅れてしまいました。前走は坂路で終いに1.1秒の加速。CWでも終い11秒台でまとめる動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。

個人的には前走の方が状態は良かったかなという感じで、今回は若干デキ落ち気味の印象を受けます。ここは良くて前走同様まで。状態的には前走より少し下と考えておいた方がいいかもしれません。

追い切り評価「B

レッドバリエンテ

勝った前走は1週前に終い11.0秒をマークするなど、かなり順調な調整が出来ていましたが、今回は2週前に一杯に追いましたが併せ馬に劣勢の手応え。1週前追い切りも土曜日までずれ込むなど、調整の順調さを欠いている印象を受けます。

1週前追い切りが土曜日になったせいか、前走の最終追い切りは馬なりでサラッと流す程度だったのが、直前まで一杯に追われる形になっているのも気がかりですし、今回はそこまで良い状態には見えません。

今回は良くて前走同様。前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。

追い切り評価「B