【AJCC2024】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回はAJCCの追い切り診断となります。

それでは早速モリアーナから見ていきましょう。

▼当ブログ実績▼

モリアーナ

最終追い切りで南W78.4秒の好時計で自己ベスト更新。この時は最後まで失速せず走り切ることが出来ていましたし、これは状態が良さそうです。やや間隔が空いての出走ですが、最終追い切りの動きを見るとキッチリ仕上がっているでしょう。

ただデビューしてから今回が一番長い距離を走るにも関わらず、これだけ速い全体時計を出してきたのがどうかなという印象で、セオリー通りなら折り合い重視。終い重視の調教になるのが普通です。距離延長に対しての調教としてはどうかなという印象はあります。

状態自体は良さそうですが、今回の最終追い切りを見ても本質的にはマイラーっぽい感じもしますし、ここは2200メートルという距離をどうクリアするかが鍵になるでしょう。

追い切り評価「A

ボッケリーニ

1週前に一杯に追いましたが併せ馬で遅れ。時計も終い12.4秒と目立たないものになっていました。近走は併せ馬に遅れていたとしても、一杯に追えば終い11秒台前半は出ていただけに、これはどうでしょうか。一杯に追って終い12.4秒というのは流石に物足りません。

近走は重賞で堅実な走りを見せるなど能力的には間違いない馬だと思いますが、状態的には微妙と言わざるを得ません。このくらいの仕上がりでも強いからという理由だけで好走してしまうかもしれませんが、この馬が崩れるとすればココになりそうだなと見ています。

追い切り評価「B

チャックネイト

1週前に南W3ハロン35.5秒という素晴らしい時計をマーク。この時は一杯に追われる併せ馬を置き去りにするような動きも見せるなど、時計動きともに文句なしのものです。最終追い切りも強めに追われる併せ馬を尻目に、こちらは余裕のある手応えで回ってきており、併せ馬には楽々先着の内容でした。これは状態が良さそうです。

重賞での好走となった前走もかなり状態は良いと思っていたのですが、今回はそれ以上は伺わせます。今年で6歳という馬ですが、まさに今が充実期。近走は調教の段階から素晴らしい動きを連発しています。今回も仕上がり的には万全と言って間違いないでしょう。

追い切り評価S

アドマイヤハレー

勝った前走は中3週という間隔ながら追い切り9本。これ以上にないほど入念な乗り込みをしており、勝つためにキッチリ仕上げている印象がありました。今回の最終追い切りの動きを見ても、流石に前走以上という感じはしません。

ここは良くて前走同様までという印象で、個人的にはかなりシッカリ仕上げていた前走よりは多少下の状態ではないかと見ています。

追い切り評価「B

カラテ

久々の競馬になりますがこの中間は8本。まずまず乗り込んできました。ただ同じく久々の競馬ながら勝った新潟大賞典の時は追い切り12本。今回よりも入念な乗り込みをしていました。

さらに新潟大賞典の時はやっていた併せ馬もこの中間はやっておらず、今回は単走のみで仕上げる形に変わっています。これはどうでしょうか。

この冬に何度か使うことを見越した仕上げかなという印象で、個人的には一度使ってからになるのではないかと見ています。

追い切り評価「B

クロミナンス

最終1週前ともにラスト3ハロン36秒台前半。南Wで速い時計を連発してきました。久々だった前走でさえ坂路51秒台をマークしつつラストまで加速するなど、元々調教ではよく動くタイプですが今回も相変わらずといった印象です。

休み明けだった前走も良い仕上がりだったと見ているため、ここに来ての上積みまではありませんが、今回もしっかり好調キープ。前走ぐらいは問題なく走れそうです。

追い切り評価「A

サンストックトン

最終1週前ともに南Wで終い12秒台。この中間はあまり速い時計を出していません。この馬が3勝クラスで好走していた頃。去年の夏頃は南Wで終い11.1秒が出るなど、調教でもかなり目立った動きをしていただけに、これはどうでしょうか。

時期的なものがあるかもしれませんが、苦戦が続いている近走は去年の夏ほど動けなくなっている印象で、ここも特に変わった様子がありません。良い頃の状態にはなさそうで、今回も近走同様でどこまで頑張れるかでしょう。

追い切り評価「B

ショウナンバシット

この馬は元々調教では良く動くタイプで、駄目だった神戸新聞杯の時でさえ楽々と終い11.3秒を出しており、抑えるのに苦労するほどの行きっぷりを見せていました。抑えなければ終い10秒台が出ていたかもしれないほどの動きでした。

元々それだけ調教で動く馬にも関わらず、今回の1週前追い切りでは一杯に追われるシーンがありました。速い時計こそ出たものの良かった頃はもっと動いていたなという感じです。

最終追い切りもこの馬としては地味な印象ですし、ここは前走や前々走ぐらいまで。良かった頃の状態にはなさそうです。

追い切り評価「B

シルブロン

休み明けだった前走は併せ馬についていくので精一杯というシーンもありましたが、今回の1週前追い切りでは併せ馬にしっかり先着。時計こそ地味でしたがこの馬なりに悪くない動きは出来ていました。

最終追い切りも一杯に追われていましたが、最後までキッチリ加速していく動きが出来ていましたし、これは状態が良さそうです。

今回は前走以上の状態。叩き2走目の上積みがありそうで、この馬なりに良い状態に仕上がったかなと思います。

追い切り評価「A

ホウオウリアリティ

1週前追い切りで強めに追いましたが併せ馬で遅れていました。最終追い切りこそ併せ馬に先着していましたが、1週前の動きを見ると状態的にはどうかなという感じがします。

2走前に勝った時は南Wから坂路へと調教場所を変えて激走したにも関わらず、今回は駄目だった時の南Wに戻っているというのも気がかりです。

個人的には勝った2走前ほど高いパフォーマンスが出せない状態ではないかと見ています。

追い切り評価「B

マイネルウィルトス

1週前に坂路51.8秒。自己ベストタイとなる時計を出してきました。以前に坂路51.8秒を出した時は終い12.7秒。それに対して今回は終い12.5秒でまとめるなど、前に自己ベストを出した時よりも良い粘りとなっています。これは状態が良いと見て間違いないでしょう。

この馬に関しては怪我明けだった函館記念から使うごとにドンドン良くなってきていて、今回も復帰してからの中では一番走れそうな状態。怪我をする前と比べても状態は高い水準にありそうです。

今回もこの馬らしい走りに期待できる状態。万全の仕上がりと言っていいでしょう。

追い切り評価S

ラーグルフ

1週前に乗り替わりとなる三浦騎手を乗せて終い11.4秒。割りと楽な手応えで併せ馬に先着するなど、この馬としてはよく動けていました。

最終追い切りは調整程度で軽めに流す程度でしたが、それでも強めに追われる併せ馬を尻目に、余裕を持った手応えで回ってくるが出来ていましたし、これは状態が良さそうです。

全く駄目だった前走は一杯に追って併せ馬に置いていかれるような有様でしたが、今回は全くそんなことはありません。しっかり休んで立て直しに成功している印象です。

今回はこの馬としては良い状態。いきなりから去年の中山記念ぐらい走れていい仕上がりかなと思います。

追い切り評価「A