皆さんこんにちは。アギョウです。
◎マイネルウィルトス
・怪我明けから使うごとに良くなっている
・上がりの掛かるスタミナ勝負になりやすい
・スクリーンヒーロー産駒もスタミナ勝負が得意
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「怪我明けから使うごとに良くなっている」
1週前に坂路51.8秒。自己ベストタイとなる時計を出してきました。以前に坂路51.8秒を出した時は終い12.7秒。それに対して今回は終い12.5秒でまとめるなど、前に自己ベストを出した時よりも良い粘りとなっています。これは状態が良いと見て間違いないでしょう。
この馬に関しては怪我明けだった函館記念から使うごとにドンドン良くなってきていて、今回も復帰してからの中では一番走れそうな状態。怪我をする前と比べても状態は高い水準にありそうです。
今回もこの馬らしい走りに期待できる状態。万全の仕上がりと言っていいでしょう。
推奨理由②「上がりの掛かるスタミナ勝負になりやすい」
AJCCは、上がりの掛かるスタミナ勝負になりやすいです。
特徴解説の動画でも言ったのですが、同舞台で行われるオールカマー、セントライト記念。そしてこのレースの上がり最速馬の平均上がりタイムを見てみると、AJCCは3歳限定戦であるセントライト記念よりも遅いものになっていました。それだけ上がりの掛かるタフな馬場状態で行われることが多いというわけです。
先週までの中山は速い上がりの出る高速馬場でしたが、今週の中山には雨予報が出ています。道悪での勝負となれば今年も上がりの掛かるスタミナ勝負になるでしょう。
では、上がりの掛かるスタミナ勝負になった時にどんな馬が良いのかという話しですが、まずは2200メートルより長い距離がベストの馬でしょう。
このレースは2200メートルという中途半端な距離から、2000メートルがベストの馬と、2400メートルがベストの馬が出てくるのですが、近年の人気になって好走した馬と凡走した馬を比べれば一目瞭然です。
3番人気以内に支持されて駄目だった馬は殆どが2000メートルぐらいをベストにしている馬で、2400メートルぐらいをベストにしている馬は殆どが人気に応える走りが出来ていました。
まずは2200メートルより長い距離をベストにしている馬。距離以上のスタミナを持った馬に要注目でしょう。
推奨理由③「スクリーンヒーロー産駒もスタミナ勝負が得意」
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サンデー系 | 3- 7- 6- 69/ 85 | 3.5% | 11.8% | 18.8% | 68 | 80 |
| 非サンデー | 7- 3- 4- 46/ 60 | 11.7% | 16.7% | 23.3% | 75 | 82 |
スクリーンヒーロー産駒も上がりの掛かる勝負を得意にしています。
まずザックリした種牡馬別の成績を見ると非サンデー系が勝率から複勝回収率まで全てにおいてサンデー系を上回る成績を残していました。スタミナ勝負ならサンデー系のスピード末脚ではなく、非サンデー系のスタミナ粘り強さといった部分が重要になってきます。
また先週の日経新春杯でも紹介した勝利時における種牡馬別の平均上がりタイム。簡単に言えばどれくらいの上がりタイムの時によく勝っている血統なのかを示したものを見ると、スクリーンヒーロー産駒は今回の出走種牡馬の中で下から3番目。相対的に上がりの掛かる勝負が得意であることが分かります。
マイネルウィルトス自身も、過去に不良馬場だった福島民報杯で後続を全く寄せ付けない大楽勝するなど、道悪や上がりの掛かる勝負になってこそというタイプです。追い切りの内容も怪我から復帰後は見るたびに良くなっているなという印象ですし、適性状態ともに申し分ないこの馬を本命したいと思います。
まとめ
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