はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は朝日杯フューチュリティステークスが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
| 人気 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4- 2- 2- 1/ 9 | 44.4% | 88.9% | 112 | 106 |
| 2番人気 | 2- 3- 1- 3/ 9 | 22.2% | 66.7% | 116 | 104 |
| 3番人気 | 1- 1- 1- 6/ 9 | 11.1% | 33.3% | 86 | 61 |
| 4~6人気 | 1- 1- 2- 23/ 27 | 3.7% | 14.8% | 52 | 45 |
| 7~ 人気 | 1- 2- 3- 86/ 92 | 1.1% | 6.5% | 19 | 57 |
朝日杯フューチュリティステークスは、能力通りに決まりやすいです。
このレースが阪神で行われた過去9年の人気別データを見ると、1番人気が複勝率88.9%。2番人気も回収率100%を超えるほど、高い好走率になっていました。
2~3歳に行われる世代G1は、後にG1で活躍する馬と条件戦を走る馬が戦う能力差の大きいレースのため、どうしても堅い決着が多くなってきます。
このレースは、能力面が重要になってくるでしょう。
脚質データ
| 脚質 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 0- 0- 1- 8/ 9 | 0.0% | 11.1% | 0 | 101 |
| 先行 | 6- 1- 2- 26/ 35 | 17.1% | 25.7% | 92 | 53 |
| 中団 | 2- 6- 5- 47/ 60 | 3.3% | 21.7% | 36 | 49 |
| 後方 | 1- 2- 1- 38/ 42 | 2.4% | 9.5% | 14 | 76 |
朝日杯フューチュリティステークスは、末脚勝負になりやすいです。
まず脚質別データを見ると先行・中団など、真ん中辺りから競馬をする馬が良いな程度のことしか分かりませんが、上がり別データを確認すると傾向が見えてきます。
| 上り | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3F 1位 | 3- 4- 1- 3/ 11 | 27.3% | 72.7% | 145 | 350 |
| 3F 2位 | 2- 2- 0- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 188 | 77 |
| 3F 3位 | 1- 1- 1- 4/ 7 | 14.3% | 42.9% | 38 | 78 |
| 3F 4位~ | 3- 2- 7-106/118 | 2.5% | 10.2% | 19 | 31 |
上がりのデータで見ると、上がり最速の馬が複勝率72.7%。上がり2~3位も複勝率40%以上など、高い好走率になっていました。
このレースはどの位置からでも速い上がりさえ使えば、十分勝ち負けになるでしょう。
枠順データ
| 枠番 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 3- 2- 0-11/16 | 18.8% | 31.3% | 143 | 83 |
| 2枠 | 1- 0- 3-14/18 | 5.6% | 22.2% | 15 | 71 |
| 3枠 | 1- 1- 1-15/18 | 5.6% | 16.7% | 11 | 31 |
| 4枠 | 1- 2- 2-13/18 | 5.6% | 27.8% | 25 | 47 |
| 5枠 | 1- 2- 1-14/18 | 5.6% | 22.2% | 43 | 172 |
| 6枠 | 0- 2- 0-16/18 | 0.0% | 11.1% | 0 | 13 |
| 7枠 | 0- 0- 2-17/19 | 0.0% | 10.5% | 0 | 52 |
| 8枠 | 2- 0- 0-19/21 | 9.5% | 9.5% | 95 | 27 |
朝日杯フューチュリティステークスは、どちらかと言えば内枠有利です。
1枠が勝率18.8%。複勝率31.3%。その他を見ても2~5枠が軒並み複勝率20%程度の数字を残していました。
逆に6~8枠は複勝率10%前後。外に行けば行くほど好走率は下がる傾向になっています。
| 枠順 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1~4枠 | 6- 5- 6- 53/ 70 | 8.6% | 24.3% | 46 | 57 |
| 5~8枠 | 3- 4- 3- 66/ 76 | 3.9% | 13.2% | 36 | 64 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、やはり内枠が外枠以上の成績を残していました。
基本的には能力面が重要になるレースですが、もし能力的に劣る馬にチャンスがあるなら内枠という感じになるでしょう。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の朝日杯フューチュリティステークスにピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着順データ
| 前走着順 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走1着 | 9- 6- 7-58/80 | 11.3% | 27.5% | 75 | 81 |
| 前走2着 | 0- 2- 1-20/23 | 0.0% | 13.0% | 0 | 51 |
| 前走3着 | 0- 0- 1- 9/10 | 0.0% | 10.0% | 0 | 78 |
| 前走4着~ | 0- 1- 0-32/33 | 0.0% | 3.0% | 0 | 14 |
前走負けている馬は、過去9年で勝っていません。
このレースは「能力通りに決まりやすい」という話しはしましたが、それに伴って前走2着以下。このレース前に負けている馬では能力的にどうでしょうか。
ここは前走でも勝ち負けしていた馬を、素直に狙っていくべきでしょう。
生産者データ
| 生産者 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| ノーザンファーム | 5- 5- 2-24/36 | 13.9% | 33.3% | 105 | 62 |
| 社台ファーム | 2- 1- 1-11/15 | 13.3% | 26.7% | 112 | 94 |
| それ以外 | 2- 3- 6- 84/ 95 | 2.1% | 11.6% | 5 | 55 |
社台系生産馬が、それ以外の馬を圧倒しています。
脚質データのところで「末脚勝負になりやすい」という話しをしましたが、末脚勝負ならノーザンファーム、社台ファームの生産馬です。
そもそもノーザンファームや社台ファームが、日本で上位の地位を築いたのはダービーを勝てる末脚を持った馬。直線での末脚勝負にアジャストした育成が上手かったからです。
今年もノーザンファーム、社台ファーム生産馬が有利になる可能性は高いです。
ここまで2つのデータをクリアして残っているのはアドマイヤクワッズ、スペルーチェ、リアライズシリウスの3頭です。
この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは生まれ月のデータだろうと見ています。
生まれ月データ
| 生月 | 着別度数(阪神時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月生 | 2- 1- 1- 4/ 8 | 25.0% | 50.0% | 98 | 68 |
| 2月生 | 3- 5- 3-27/38 | 7.9% | 28.9% | 91 | 67 |
| 3月生 | 2- 3- 2-37/44 | 4.5% | 15.9% | 16 | 97 |
| 4月生 | 1- 0- 3-42/46 | 2.2% | 8.7% | 5 | 29 |
| 5月生 | 1- 0- 0- 9/10 | 10.0% | 10.0% | 78 | 20 |
朝日杯フューチュリティステークスは、早生まれの馬が有利になります。
1月生まれの馬が勝率25.0%、複勝率50.0%。単勝回収率100%近い数字になっています。その他を見ても、早生まれであればあるほど概ね複勝率が高まる傾向にありました。
2歳重賞は「能力面が重要になる」という話しをしましたが、それと同じくらい重要になってくるのが現状での完成度です。
何頭かで迷った場合は、早生まれというファクターに注目してもいいかもしれません。
まとめ

というわけで今年の朝日杯フューチュリティステークスにピッタリの馬は、アドマイヤクワッズではないかと思います。
この馬はデビューから無敗。前走では3着以降を引き離すような強い競馬を見せていました。新馬戦も前残りの展開を無理やり差し切るような着差以上に強い内容で、まだまだ能力的な底を見せていません。気性的な問題などもなさそうで、現状での完成度が非常に高いなという印象です。

