はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回はオールカマーが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3- 3- 0- 4/ 10 | 30.0% | 60.0% | 55 | 82 |
2番人気 | 1- 1- 1- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 47 | 46 |
3番人気 | 1- 3- 3- 3/ 10 | 10.0% | 70.0% | 76 | 134 |
4~6人気 | 5- 2- 2- 21/ 30 | 16.7% | 30.0% | 177 | 101 |
7~ 人気 | 0- 1- 4- 69/ 74 | 0.0% | 6.8% | 0 | 35 |
オールカマーは、割と堅めの傾向にあります。
過去10年の人気別データを見ると、7番人気以下の好走は僅か5回だけ。3着4回が示すように来ても3着までというケースばかりになっていました。上位5頭ほどで決まる場合が多く、このレースは割と堅めの傾向です。
ここは秋のG1を見据えて、その時でも指折りの実力馬が出てくるため、今年の秋G1を狙うような馬たちが順当に上位争いする場合が多いというわけです。
このレースは今の競馬界でも指折りの実力馬を、素直に評価すべきでしょう。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 5- 0- 6/12 | 8.3% | 50.0% | 39 | 134 |
2枠 | 2- 2- 1-10/15 | 13.3% | 33.3% | 180 | 116 |
3枠 | 2- 1- 1-11/15 | 13.3% | 26.7% | 62 | 72 |
4枠 | 1- 1- 1-13/16 | 6.3% | 18.8% | 56 | 45 |
5枠 | 1- 0- 4-13/18 | 5.6% | 27.8% | 11 | 72 |
6枠 | 1- 0- 1-16/18 | 5.6% | 11.1% | 11 | 17 |
7枠 | 1- 0- 1-17/19 | 5.3% | 10.5% | 29 | 17 |
8枠 | 1- 1- 1-18/21 | 4.8% | 14.3% | 53 | 55 |
オールカマーは、内枠有利です。
まず詳細な枠順別データをみると1枠が複勝率50.0%。概ね内枠は複勝率20%前後で並んでいるのに対して、6~8枠は10%程度しかありません。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 6- 9- 3- 40/ 58 | 10.3% | 31.0% | 86 | 89 |
5~8枠 | 4- 1- 7- 64/ 76 | 5.3% | 15.8% | 27 | 41 |
1~4枠。5~8枠というザックリした括りで見ても、やはり内枠が勝率から複勝回収率まで、全てにおいて上の成績となっています。
オールカマーはCコース替わり初週に行われます。若干傷んできていた内側の馬場がまた隠される形になるため、また内枠有利になるというわけでしょう。
特に今年は例年以上に内有利の傾向が強い印象ですし、このレースも内枠有利になる可能性は高いです。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1- 2- 0- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 112 | 116 |
先行 | 4- 4- 3- 25/ 36 | 11.1% | 30.6% | 44 | 76 |
中団 | 4- 3- 5- 34/ 46 | 8.7% | 26.1% | 75 | 79 |
後方 | 1- 1- 1- 37/ 40 | 2.5% | 7.5% | 22 | 13 |
マクリ | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 0 | 100 |
オールカマーは、末脚が重要になってきます。
まず脚質別データをみると逃げ先行で過去10年5勝、中団後方で過去10年5勝と、前と後ろでどちらかが極端に良いという感じはしませんが、上がりのデータで見れば一目瞭然です。
上り | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 5- 3- 2- 4/ 14 | 35.7% | 71.4% | 306 | 213 |
3F 2位 | 1- 2- 1- 8/ 12 | 8.3% | 33.3% | 12 | 64 |
3F 3位 | 2- 0- 2- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 76 | 102 |
3F ~5位 | 0- 1- 4- 16/ 21 | 0.0% | 23.8% | 0 | 48 |
3F 6位~ | 2- 4- 1- 70/ 77 | 2.6% | 9.1% | 24 | 32 |
上がり最速だった馬が複勝率71.4%。上がり2~3位も複勝率30%以上で並ぶなど、どの位置からでも速い上がりさえ使えば良い勝負になっていることが分かります。
オールカマーは外回り。内回りを使う芝1800mや芝2000mに比べると、実質的な直線が長いということもあってか、中山でも速い末脚が必要になってくるのでしょう。
このレースは中山競馬場で行われる一戦ですが、速い末脚が必要になるという点には注意が必要です。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のオールカマーにピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着順データ
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
G1 | 6- 5- 2- 25/ 38 | 15.8% | 34.2% | 92 | 62 |
G2 | 0- 3- 4- 19/ 26 | 0.0% | 26.9% | 0 | 94 |
G3 | 4- 1- 2- 41/ 48 | 8.3% | 14.6% | 74 | 47 |
OPEN~ | 0- 1- 2- 18/ 21 | 0.0% | 14.3% | 0 | 56 |
前走G2以下かつ4着以下だった馬は苦戦を強いられています。
まず前走クラス別のデータを見ると、前走G1だったというだけで複勝率34.2%。前走のクラスが上げれば上がるほど好走率も高まる傾向にありました。
人気データのところで「その時でも指折りの実力馬が出てくる」という話しをしましたが、それに伴って前走G1を走っていたような強い馬が好走傾向というわけです。
前走着順 | 前走G2以下 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 2- 2- 1-10/15 | 13.3% | 33.3% | 47 | 84 |
前走2着 | 1- 1- 0- 5/ 7 | 14.3% | 28.6% | 130 | 48 |
前走3着 | 1- 0- 2- 6/ 9 | 11.1% | 33.3% | 216 | 141 |
前走4着~ | 0- 2- 5-55/62 | 0.0% | 11.3% | 0 | 49 |
そんなレースにおいて前走G2以下かつ4着以下。G1以外で馬券にもなっていない馬では能力的にどうでしょうか。
前走G1なら相手が強かったなど仕方ないところもありますが、前走G2以下では言い訳もできません。
ここは前走G1だった馬か。G2以下で上位争いしてきた馬。実績もしくは勢いのある馬を素直に評価すべきでしょう。
前走上がりデータ
前走上がり | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 2- 1- 2- 7/12 | 16.7% | 41.7% | 88 | 122 |
3F 2位 | 1- 2- 0-10/13 | 7.7% | 23.1% | 150 | 69 |
3F 3位 | 2- 0- 1-10/13 | 15.4% | 23.1% | 103 | 63 |
3F 4位~ | 4- 5- 6-72/87 | 4.6% | 17.2% | 29 | 51 |
前走G2以下かつ上がり4位下だった馬も苦戦傾向です。
まず前走上がり別のデータを見ると、前走上がり3位以内というだけで回収率100%以上が並んでいました。前走の上がりが速ければ速いほど、概ね複勝率は高まる傾向にありました。
脚質データのところで「中山でも速い末脚が必要」という話しをしましたが、それに伴って前走でも速い上がりを使っていた馬が有利というわけです。
前走上がり | 前走G2以下 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 2- 1- 2- 7/12 | 16.7% | 41.7% | 88 | 122 |
3F 2位 | 1- 2- 0- 8/11 | 9.1% | 27.3% | 177 | 81 |
3F 3位 | 1- 0- 1- 8/10 | 10.0% | 20.0% | 56 | 55 |
3F 4位~ | 0- 2- 5-53/60 | 0.0% | 11.7% | 0 | 50 |
そんなレースにおいて前走G2以下かつ上がり4位以下。G1以外で上がり4位以下になってしまうようではどうでしょうか。
前走G1なら相手が強かったなど仕方ないところもありますが、前走G2以下では言い訳もできません。
ここは前走G1だった馬か。G2以下で速い上がりを使ってきた馬を、素直に評価すべきでしょう。
ここまで2つのデータをクリアして残っているのはドゥラドーレス、ヨーホーレイク、レガレイラの3頭です。
この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは性別のデータではないかと思います。
性別データ
性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
牡・セン | 5- 7- 9- 92/113 | 4.4% | 18.6% | 19 | 50 |
牝 | 5- 3- 1- 12/ 21 | 23.8% | 42.9% | 231 | 123 |
オールカマーは、牝馬が好走傾向になっています。
このレースは毎年9月下旬に行われるのですが、約1か月ほど待てばアイルランドトロフィー。同じ距離で行われる新潟牝馬ステークスというレースも出来るなど、この時期はエリザベス女王杯を見据えて牝馬限定戦が多く行われます。
それにも関わらず、あえて牡馬混合となるオールカマーを選んできた牝馬というのは、陣営が牡馬相手にも通用する自信を持っている馬というわけでしょう。
あえて牡馬混合となるこのレースに出走してきた牝馬には要注目です。
まとめ
というわけで今年のオールカマーにピッタリの馬は、レガレイラではないかと思います。
この馬は前走こそ案外な結果になりましたが、それまでは安定して速い上がりを使ってきました。前走の敗因は正直よく分かりませんが、それでもヨーホーレイクやドゥラドーレス辺りが人気を集めそうなこのメンバーなら能力上位と見て間違いありません。あくまで前哨戦とはいえ、ある程度の恰好はつけてくる可能性は高いだろうと見ています。