【NHKマイルカップ2025】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はNHKマイルカップが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼昨年は回収率165%!当ブログ実績▼
これまでの予想成績
皆さんこんにちは。アギョウです。・2024年通算【単勝回収率165%】・2023年通算【単勝回収率109%】・2022年通算【単勝回収率125%】ここからは本命馬一覧と詳細な成績を見ていきます。2024年の予想成績重賞◎着別度数勝率複勝率単...

人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 1- 2- 1- 6/ 10 10.0% 40.0% 23 58
2番人気 4- 2- 1- 3/ 10 40.0% 70.0% 167 138
3番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0% 64 74
4~6人気 2- 1- 2- 25/ 30 6.7% 16.7% 66 55
7~ 人気 2- 4- 5-108/119 1.7% 9.2% 43 95

NHKマイルカップは、波乱の傾向にあります。

1番人気が勝率10%。回収率も水準以下になるなど低調な成績になっていました。その代わりに2番人気が回収率100%以上。7番人気以下から複数勝利があるような有様です。

こうなっている理由は色々ありますが、それはこの後でじっくり話していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0% 23 64
先行 3- 3- 1- 34/ 41 7.3% 17.1% 93 46
中団 4- 2- 6- 63/ 75 5.3% 16.0% 28 68
後方 2- 4- 2- 44/ 52 3.8% 15.4% 67 154

NHKマイルカップは、後ろからの馬が有利になりやすいです。

逃げ先行で過去10年4勝、中団後方で過去10年6勝。勝ち星で見ると大きな差はありませんが、後方の馬は複勝回収率100%以上。後ろからの馬がよく穴を開けているのが分かります。

こうなっているのは、ハイペースになりやすいからでしょう。

過去10年における前後半3ハロンのタイムを見ると、後半3ハロンより前半3ハロンの方が速い、ハイペースになっている年が多いのが分かります。

この時期はスプリンターたちにとって大きな目標になるレースがないため、後に1200mで活躍するような馬も無理やりココに出走してきます。

その結果スプリンターたちがマイルの遅い流れに我慢できず、ついついハイペースを作ってしまうというわけです。

このスプリント的なハイペースこそ、NHKマイルカップが荒れやすい一番の原因でしょう。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 1- 0-19/20 0.0% 5.0% 0 13
2枠 1- 2- 0-17/20 5.0% 15.0% 11 35
3枠 0- 1- 3-16/20 0.0% 20.0% 0 69
4枠 1- 0- 1-18/20 5.0% 10.0% 32 17
5枠 0- 3- 3-14/20 0.0% 30.0% 0 330
6枠 3- 0- 1-15/19 15.8% 21.1% 340 100
7枠 1- 2- 0-27/30 3.3% 10.0% 12 40
8枠 4- 1- 2-23/30 13.3% 23.3% 67 109

NHKマイルカップは、外枠有利でしょう。

まず詳細な枠順別データを見ると6枠や8枠から複数の勝ち馬が出ており、回収率100%以上も外枠に目立つ形になるなど、外枠有利の傾向となっていました。

枠順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 2- 4- 4- 70/ 80 2.5% 12.5% 10 33
5~8枠 8- 6- 6- 79/ 99 8.1% 20.2% 89 131

1~4枠、5~8枠というザックリした枠順別データで見ると、勝率から複勝回収率まで全てにおいて外枠の方が上の成績を残しており、このレースは外枠有利と見て間違いないでしょう。

先程の脚質データで短距離馬が無理やりココに出てくるため、ハイペースになりやすいという話しをしましたが、そのスプリンターたちが最後の直線ではバテて下がってくるため、内が窮屈になりやすいのです。

その結果、多少の距離ロスがあったとしても、外をスムーズに回れる可能性の高い外枠の馬が有利になるというわけでしょう。

先程の脚質データと合わせて、NHKマイルカップは外差し有利と覚えてもいいかもしれません。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のNHKマイルカップにピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着順データ

前走着順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 1- 1- 1-38/41 2.4% 7.3% 17 19
前走2着 3- 5- 3-19/30 10.0% 36.7% 153 128
前走3着 2- 0- 2-18/22 9.1% 18.2% 114 66
前走4~5着 4- 2- 2-15/23 17.4% 34.8% 81 176
前走6着~ 0- 2- 2-58/62 0.0% 6.5% 0 89

前走6着以下だった馬は、過去10年で勝っていません。

人気データのところで波乱の傾向にあると言いましたが前走6着以下になっている馬では能力的にどうでしょうか。

ここは最低でも掲示板を確保しているぐらいの能力は必要になりそうです。

前走距離データ

前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 5- 6- 7- 86/104 4.8% 17.3% 48 110
今回延長 1- 0- 2- 32/ 35 2.9% 8.6% 84 38
今回短縮 4- 4- 1- 31/ 40 10.0% 22.5% 43 72

今回距離延長の馬は、距離短縮や前走同距離の馬と比べて、半分以下の勝率になっています。

脚質データのところで、この時期はスプリンターでも使うレースがないため、無理やり出走してくるという話しをしてきましたが、前走1200mや1400mを使っていたスプリンター気質の馬は、やはり苦戦していました。

そもそも短距離を使っている馬は、能力的に微妙ということも多く、この時期は有望な馬であればあるほど桜花賞や皐月賞などを見据えて、マイルぐらいの距離を使っているのです。

適性はもちろん、能力的にもマイルより短い距離を使っていた馬はどうでしょうか。

生産者データ

生産者 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
ノーザンファーム 4- 5- 5- 52/ 66 6.1% 21.2% 24 83
それ以外 6- 5- 5- 97/113 5.3% 14.2% 71 90

ノーザンファーム生産馬が苦戦を強いられています。

まず過去10年の生産者別データを見ると、ノーザンファームが単勝回収率24%。それ以外の馬たちが単勝回収率71%と、回収率ベースで見るとノーザンファームが苦戦傾向にありました。

生産者(近5年) 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
ノーザンファーム 1- 4- 2-30/37 2.7% 18.9% 10 47
それ以外 4- 1- 3-44/52 7.7% 15.4% 118 142

さらに直近5年で見ると、ノーザンファームの苦戦傾向は加速しており、勝率などの数字が下がっていました。

その一方で、それ以外たちが単勝複勝ともに回収率100%以上になるほど好走率、激走率ともに成績を上げています。

これまでスプリンターが出てくるためハイペースになりやすいというのは散々話してきましたが、それに伴ってノーザンファーム生産馬のスピード瞬発力というより、それ以外の馬たちのスタミナ持続力という部分が重要になってくるのでしょう。

基本的にノーザンファームが強い東京芝ですが、このレースに限っては非ノーザンファームの馬に要注目です。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはアドマイヤズーム、コートアリシアン、マイネルチケット、マピュース、ミニトランザット、ランスオブカオスの6頭です。

この6頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは血統のデータではないかと思います。

血統データ

血統 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
父もしくは母父サンデー系 6- 7- 6-105/124 4.8% 15.3% 49 94
父、母父ともに非サンデー 4- 3- 4- 44/ 55 7.3% 20.0% 65 71

父、母父ともに非サンデー系の馬が好走率を上げています。

まず父もしくは母父サンデー系、父&母父ともに非サンデー系というザックリした血統別のデータを見ると、勝率複勝率ともに非サンデー系の方が高い数字を残していました。

血統(近5年) 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
父もしくは母父サンデー系 1- 4- 3-52/60 1.7% 13.3% 49 119
父、母父ともに非サンデー 4- 1- 2-22/29 13.8% 24.1% 123 67

これも直近5年で見ると、サンデー系と非サンデー系の差は開いており、勝率に至っては8倍程度になっていました。近年のNHKマイルカップでは非サンデー系が有利と見ていいでしょう。

これも先程と同じような話しで、スプリンターが作り出すハイペースに伴ってサンデー系のスピード瞬発力よりも、非サンデー系のスタミナ持続力が重要になってくるというわけです。

このレースは非ノーザンファーム、非サンデーなど日本の反主流的な馬が活躍しやすいというのも荒れやすい原因かもしれません。

まとめ

というわけで今年のNHKマイルカップにピッタリの馬は、マピュースではないかと思います。

この馬は2歳の時こそ伏兵的な存在でしたが、今年に入ってからはクイーンカップ2着、桜花賞4着と着実に実績を上げてきました。ここに来て力をつけてきたというのはもちろんですが、近走のようなハイペースが合っている印象です。ここも例年のようなハイペースになれば、上位争いも十分可能だろうと見ています。