はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は共同通信杯が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 0- 4- 2- 4/ 10 | 0.0% | 60.0% | 0 | 79 |
2番人気 | 1- 0- 2- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 31 | 65 |
3番人気 | 5- 1- 1- 3/ 10 | 50.0% | 70.0% | 243 | 153 |
4~6人気 | 4- 4- 2- 20/ 30 | 13.3% | 33.3% | 165 | 104 |
7~ 人気 | 0- 1- 3- 42/ 46 | 0.0% | 8.7% | 0 | 95 |
共同通信杯は、小波乱の傾向です。
1番人気が過去10年で一度も勝っていません。2番人気も低調な成績になっていました。その代わりに成績を上げているのが3番人気や4~6番人気の中穴どころです。
このレースはクラシックに繋がる一戦として、その世代の中でもトップクラスの馬たちが揃うのですが、意外と人気通りの決着にはなっていません。
なぜ、ここのレースが波乱の傾向なのかというのは、この後でジックリ話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 2- 2- 8/ 12 | 0.0% | 33.3% | 0 | 219 |
先行 | 6- 4- 4- 16/ 30 | 20.0% | 46.7% | 112 | 150 |
中団 | 3- 4- 3- 23/ 33 | 9.1% | 30.3% | 62 | 76 |
後方 | 1- 0- 1- 27/ 29 | 3.4% | 6.9% | 77 | 28 |
共同通信杯は、末脚勝負になりやすいです。
まず脚質別のデータを見ると先行中団からの好走が多く、真ん中辺りの馬が良いな程度のことしか分かりませんが、これを上りのデータで見ると傾向が見えてきます。
上り | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 5- 1- 1- 4/ 11 | 45.5% | 63.6% | 361 | 146 |
3F 2位 | 2- 4- 2- 6/ 14 | 14.3% | 57.1% | 95 | 135 |
3F 3位 | 1- 2- 0- 5/ 8 | 12.5% | 37.5% | 76 | 100 |
3F ~5位 | 1- 1- 3- 16/ 21 | 4.8% | 23.8% | 64 | 69 |
3F 6位~ | 1- 2- 4- 45/ 52 | 1.9% | 13.5% | 7 | 91 |
上がり1位の馬が勝率45.5%。上がり1~3位が軒並み複勝回収率100%以上を記録するなど、このレースは速い上がりを使えば、どの位置からでも好勝負になっているのが分かります。
共同通信杯は東京競馬場らしく、どの馬が速い上がりを使うかを予想するレースと言っても過言ではありません。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 1- 1- 5/10 | 30.0% | 50.0% | 134 | 88 |
2枠 | 0- 1- 0- 9/10 | 0.0% | 10.0% | 0 | 46 |
3枠 | 0- 0- 0-10/10 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
4枠 | 1- 1- 2- 6/10 | 10.0% | 40.0% | 226 | 252 |
5枠 | 1- 2- 0-11/14 | 7.1% | 21.4% | 97 | 57 |
6枠 | 3- 1- 2-10/16 | 18.8% | 37.5% | 105 | 67 |
7枠 | 1- 2- 4-11/18 | 5.6% | 38.9% | 36 | 210 |
8枠 | 1- 2- 1-14/18 | 5.6% | 22.2% | 21 | 54 |
共同通信杯に、大きな枠順傾向はありません。
まず詳細な枠順別データから見ると、1枠の好走率が目に付きますが、回収率で見ると6~7枠も高い数字を残していました。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 4- 3- 3- 30/ 40 | 10.0% | 25.0% | 90 | 96 |
5~8枠 | 6- 7- 7- 46/ 66 | 9.1% | 30.3% | 62 | 100 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、勝率なら内枠。複勝率なら外枠という感じになっており、どちらかが極端に良いという感じはしません。
先程の脚質データで言ったように、このレースはどの位置でも速い上がりさえ使えば好走できるため、位置取りに関しては気にしなくてもいいかもしれません。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の共同通信杯にピッタリかというのを考えていこうと思います。
生産者データ
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
ノーザンファーム | 6- 6- 6- 22/ 40 | 15.0% | 45.0% | 100 | 102 |
それ以外 | 4- 4- 4- 54/ 66 | 6.1% | 18.2% | 55 | 96 |
共同通信杯は、ノーザンファーム生産馬が圧倒的です。
日本のトップ生産者と言って間違いないノーザンファームですが、そもそもノーザンファームがココまでの地位を確立したのは、ダービーを勝てる馬を多く排出したから。ダービーを勝つための育成が上手かったからです。
同じ東京競馬場で行われるせいか、最もダービーに繋がる前哨戦と言っても過言ではない共同通信杯において、ノーザンファームが強いというのは当然といえば当然かもしれません。
このデータをクリアして残っているのはカラマティアノス、サトノカルナバル、ネブラディスクの3頭です。
この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのはキャリアのデータではないかと思います。
キャリアデータ
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1戦 | 3- 3- 2- 7/ 15 | 20.0% | 53.3% | 110 | 150 |
2戦 | 2- 0- 2- 16/ 20 | 10.0% | 20.0% | 55 | 38 |
3戦 | 4- 5- 4- 25/ 38 | 10.5% | 34.2% | 70 | 152 |
4戦 | 1- 1- 2- 10/ 14 | 7.1% | 28.6% | 161 | 99 |
5戦~ | 0- 1- 0- 18/ 19 | 0.0% | 5.3% | 0 | 16 |
共同通信杯は、キャリアの浅い馬が激走傾向です。
冒頭の人気データで意外と波乱の傾向にあるという話しをしましたが、その主な原因はキャリアの浅い馬が好走傾向にあるからでしょう。
実際に過去10年の勝ち馬を並べてみると、去年の春クラシックで中心となったジャスティンミラノが4番人気。ファントムシーフ、ダノンベルーガ、エフフォーリアなど、後の活躍馬が共同通信杯の段階では、そこまで人気していませんでした。
このレースに小波乱が多いのは弱い馬が偶然勝ったというより、その強さがまだ評価されていなかったのが主な原因でしょう。
ここは既に実績を残している馬よりも、強いのか弱いのか分かりにくいキャリアの浅い馬が狙い目になるでしょう。
まとめ
というわけで今年の共同通信杯にピッタリの馬は、ネブラディスクではないかと思います。
この馬は前走圧勝。この時はゴールまで加速ラップを踏むなど、新馬戦の内容は非凡なものでした。ドゥラメンテ産駒でリスグラシューの弟という血統背景を考えても大物である可能性は高いです。まさに少数精鋭というメンバー構成になりましたが、このメンバーでも劣らない素質がありそうです。