【AJCC2025】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はAJCCが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

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これまでの予想成績
皆さんこんにちは。アギョウです。・2024年通算【単勝回収率165%】・2023年通算【単勝回収率109%】・2022年通算【単勝回収率125%】ここからは本命馬一覧と詳細な成績を見ていきます。2024年の予想成績重賞◎着別度数勝率複勝率単...

人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 2- 3- 0- 5/ 10 20.0% 50.0% 54 66
2番人気 2- 1- 1- 6/ 10 20.0% 40.0% 89 85
3番人気 2- 2- 2- 4/ 10 20.0% 60.0% 143 147
4~6人気 2- 2- 5- 21/ 30 6.7% 30.0% 74 95
7~ 人気 2- 2- 2- 75/ 81 2.5% 7.4% 65 61

AJCCは、小波乱の傾向となっています。

1~3番人気が勝率20%。複勝率50%前後と低調な成績で並んでいます。4番人気以下から15頭の好走馬が出るなど、馬券圏内の半分は人気薄という計算です。このレースは波乱の余地があると言っていいでしょう。

AJCCに波乱の決着が多い理由は、この後で話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 0- 1- 9/ 11 9.1% 18.2% 125 104
先行 8- 4- 2- 22/ 36 22.2% 38.9% 229 117
中団 1- 5- 6- 47/ 59 1.7% 20.3% 13 86
後方 0- 0- 0- 33/ 33 0.0% 0.0% 0 0
マクリ 0- 1- 1- 0/ 2 0.0% 100.0% 0 195

AJCCは、スタミナ勝負になりやすいです。

まず脚質別データから見ていくと逃げ先行で過去10年9勝。中団からの馬は好走こそしているものの中々勝ち切るとまではいきません。中山競馬場らしく最終コーナーでは、ある程度の位置につけている必要があるでしょう。

また、このレースは上がりの掛かるスタミナ勝負になりやすいという特徴もあり、同舞台で行われるオールカマー、セントライト記念。そしてこのレースの上がり最速馬の平均上がりタイムを見てみると、AJCCは3歳限定戦であるセントライト記念よりも遅いものになっていました。それだけ上がりの掛かるタフな馬場状態で行われることが多いというわけです。

近年3番人気以内に支持されたけど駄目だった馬を見るとガイアフォース、エピファニー、ポタジェ、サトノフラッグと1600~2000mぐらいがベストの馬たちが多くなっていました。

AJCCは2200mという中途半端な距離で行われるせいで、1600~2000mぐらいがベストの馬も出てくるのですが、そういう馬たちは上がりの掛かる馬場にスタミナ切れを起こして凡走。このレースが波乱になるのは1600~2000mがベストの馬が人気していた時です。

ここは最終コーナーではある程度の位置を取って、直線ではスタミナを活かして粘り込むようなタイプ。2400mやそれより長い距離でも問題ない馬が狙い目となるでしょう。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 0- 1-12/14 7.1% 14.3% 55 40
2枠 1- 1- 2-10/14 7.1% 28.6% 35 62
3枠 1- 1- 0-14/16 6.3% 12.5% 53 26
4枠 1- 1- 3-11/16 6.3% 31.3% 91 81
5枠 1- 1- 1-15/18 5.6% 16.7% 13 36
6枠 2- 2- 1-15/20 10.0% 25.0% 88 81
7枠 1- 2- 1-16/20 5.0% 20.0% 192 135
8枠 2- 2- 1-18/23 8.7% 21.7% 41 117

AJCCは、外枠でも問題ありません。

まず詳細な枠順別データを見ると1~8枠まで全ての枠順から勝ち馬が出ており、複勝率などを見ても大きな差はありません。

枠順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 4- 3- 6- 47/ 60 6.7% 21.7% 60 52
5~8枠 6- 7- 4- 64/ 81 7.4% 21.0% 84 95

1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても複勝率は内枠。それ以外は外枠という感じになっており、外枠だから駄目ということはありません。

中山だから内枠ということはなく、このレースはどの枠順にもチャンスがあるでしょう。枠順に関してはあまり気にする必要はありません。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のAJCCにピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着順データ

前走G2以下 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 1- 1- 2-12/16 6.3% 25.0% 24 116
前走2着 1- 3- 2- 8/14 7.1% 42.9% 35 83
前走3着 2- 1- 1- 5/ 9 22.2% 44.4% 225 157
前走4~5着 1- 0- 2-12/15 6.7% 20.0% 52 73
前走6着~ 0- 2- 1-43/46 0.0% 6.5% 0 60

前走G2以下で6着以下の馬は過去10年で勝っていません。

人気データのところで小波乱の傾向とは言いましたが、前走G2以下で6着以下。同じクラスもしくは下のクラスで掲示板を確保出来てないような馬ではどうでしょうか。

前走G1なら相手が強かったなど仕方ないところもありますが、同じクラス以下で掲示板も確保出来てない馬では能力的に厳しいでしょう。

前走距離データ

前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 0- 0- 1- 10/ 11 0.0% 9.1% 0 19
今回延長 4- 7- 6- 54/ 71 5.6% 23.9% 35 105
今回短縮 6- 3- 3- 46/ 58 10.3% 20.7% 136 54

AJCCは、距離短縮馬が好走傾向です。

前走距離別データを見ると、今回距離短縮というだけで勝率10.3%。単勝回収率100%を超えていました。

脚質データのところでスタミナ勝負になりやすいという話しをしてきましたが、それなら前走2200mより長い距離。2400mやそれより長い距離を走っていた馬が当然有利になるでしょう。

逆に前走2000m前後のスピード勝負をしてきた馬は、冬のタフな馬場に負けて最後の最後で失速。来ても2着や3着というケースが多くなっていました。

AJCCは2400m以上を主戦場としてきた馬が有利と見ています。

ここまで2つのデータをクリアして残っているのはダノンデサイル、ビザンチンドリームの2頭です。

この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのはキャリアのデータではないかと思います。

キャリアデータ

過去10年で勝った馬のうち半分以上が、2400m以上の重賞で好走経験がある馬でした。

このレースは冬のタフな馬場で行われるためスタミナ勝負。2000m前後がベストの馬は苦戦を強いられており、2400mもしくは、もっと長い距離をこなせる馬が良いという話しをしましたが、それならこれまでに2400m以上の重賞で好走経験があった馬。スタミナ的な不安が全くない馬が当然有利になるでしょう。

ここは長い距離の重賞でも実績のあった馬に要注目です。

まとめ

というわけで今年のAJCCにピッタリの馬は、ダノンデサイルではないかと思います。

この馬は菊花賞こそ展開のアヤもあって馬券圏外になりましたが有馬記念では巻き返して好走。ダービーでは圧勝と、2400m以上のG1でも強いところを見せています。G2に入れば能力最上位と言ってもいいでしょう。今回は戸崎騎手との新コンビになりますが、折り合いなどに気性的な不安はあまりない馬ですし、ここでも無難に上位争いかなと見ています。