はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は日経新春杯が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。
人気データ
人気 | 着別度数(中京時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 0 | 36 |
2番人気 | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 126 | 63 |
3番人気 | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 186 | 63 |
4~6人気 | 0- 0- 2- 7/ 9 | 0.0% | 22.2% | 0 | 61 |
7~ 人気 | 1- 2- 1-24/28 | 3.6% | 14.3% | 70 | 128 |
中京で行われる日経新春杯は波乱の傾向です。
このレースが中京で行われた過去3年のデータを見ると、1番人気が一度も勝っていません。その代わりに成績を上げているのが7番人気以下の人気薄です。
過去3年と少ないサンプル数ではありますが、このレースは能力通りとはなっていません。ハンデ戦らしい傾向です。
難解なレースではありますが、攻略法についてはこの後でジックリ話していきますので、ぜひ最後まで御覧ください。
脚質データ
脚質 | 着別度数(中京時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
先行 | 2- 1- 1-10/14 | 14.3% | 28.6% | 167 | 138 |
中団 | 1- 1- 2-11/15 | 6.7% | 26.7% | 37 | 56 |
後方 | 0- 1- 0-13/14 | 0.0% | 7.1% | 0 | 132 |
中京芝2200mは、末脚が重要になってきます。
まず過去3年の脚質別データを見ても、これといった傾向は見えてきませんが、これを上りのデータで見ると一目瞭然です。
上り | 着別度数(中京時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 1- 1- 1- 0/ 3 | 33.3% | 100.0% | 186 | 760 |
3F 2位 | 2- 1- 0- 1/ 4 | 50.0% | 75.0% | 585 | 200 |
3F 3位 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 16.7% | 0 | 51 |
3F ~5位 | 0- 1- 1- 6/ 8 | 0.0% | 25.0% | 0 | 156 |
3F 6位~ | 0- 0- 0-25/25 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
こちらが上がりのデータとなりますが、上がり最速だった馬が複勝率100%。上がり2位も複勝率75%を記録するなど、どの位置からだろうと速い末脚さえ使えば上位争いというのが分かります。逆に上がり6位以下になってしまうと、過去3年では1頭も馬券絡み出来ていません。
上り | 着別度数(中京芝2200) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 104- 47- 32- 46/ 229 | 45.4% | 79.9% | 392 | 232 |
3F 2位 | 45- 54- 38- 87/ 224 | 20.1% | 61.2% | 194 | 157 |
3F 3位 | 20- 32- 43- 119/ 214 | 9.3% | 44.4% | 114 | 144 |
3F ~5位 | 20- 41- 48- 292/ 401 | 5.0% | 27.2% | 58 | 73 |
3F 6位~ | 11- 26- 39-1400/1476 | 0.7% | 5.1% | 16 | 24 |
これはこのレースに限った話しではなく、中京芝2200m全体にいえる傾向で、上がり1~2位の勝率が明らかに高く、上がり6位以下は悲惨な数字になっていました。
中京芝2200mは末脚が重要な舞台と見て間違いありません。
枠順データ
枠番 | 着別度数(中京時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 0- 0- 5/ 5 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
2枠 | 1- 1- 0- 3/ 5 | 20.0% | 40.0% | 76 | 60 |
3枠 | 0- 1- 1- 4/ 6 | 0.0% | 33.3% | 0 | 393 |
4枠 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
5枠 | 1- 0- 0- 5/ 6 | 16.7% | 16.7% | 93 | 31 |
6枠 | 0- 1- 1- 4/ 6 | 0.0% | 33.3% | 0 | 175 |
7枠 | 1- 0- 1- 4/ 6 | 16.7% | 33.3% | 326 | 123 |
8枠 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
中京芝2200mに、大きな枠順傾向はありません。
まず過去3年の詳細な枠順別データを見ると、内枠外枠に関係なく好走できている印象で、どちらかが極端に良いという感じはしません。
枠順 | 着別度数(中京芝2200) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 86- 86- 83- 842/1097 | 7.8% | 23.2% | 83 | 67 |
5~8枠 | 114- 114- 117-1109/1454 | 7.8% | 23.7% | 77 | 76 |
これも日経新春杯に限ったことではなく、このコース全体に言える話しで、中京芝2200mにおける1~4枠、5~8枠というザックリした枠順別データでも、そこまで大きな差はありません。
先程の脚質データで言ったように、この舞台はとにかく末脚が重要になるため位置取り、枠順に関しては気にする必要がないというわけでしょう。外からの差しも問題なく決まります。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の日経新春杯にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走上がりデータ
前走上がり | 着別度数(中京時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 0- 1- 1- 2/ 4 | 0.0% | 50.0% | 0 | 155 |
3F 2位 | 0- 1- 0- 5/ 6 | 0.0% | 16.7% | 0 | 308 |
3F 3位 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 25.0% | 0 | 77 |
3F ~5位 | 1- 0- 0- 7/ 8 | 12.5% | 12.5% | 47 | 23 |
3F 6位~ | 2- 1- 1-20/24 | 8.3% | 16.7% | 105 | 69 |
中京芝2200mは、前走上がり2位以内の好走率が高いです。
まずこのレースにおける前走上がり別データを見ると、前走上がり2位以内というだけで複勝回収率100%以上。前走上がり1位に至っては複勝率50%と好走率も優秀でした。
前走上がり | 着別度数(中京芝2200) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 43- 23- 38- 185/ 289 | 14.9% | 36.0% | 70 | 85 |
3F 2位 | 37- 38- 28- 163/ 266 | 13.9% | 38.7% | 72 | 90 |
3F 3位 | 22- 25- 26- 153/ 226 | 9.7% | 32.3% | 74 | 95 |
3F ~5位 | 40- 43- 41- 310/ 434 | 9.2% | 28.6% | 80 | 78 |
3F 6位~ | 55- 67- 66-1046/1234 | 4.5% | 15.2% | 90 | 64 |
中京芝2200m全体で見ても、やはり前走上がり2位以内は勝率10%以上。好走率が高くなっていました。
脚質データのところで、この舞台は上がり2位以内の好走率が高いという話しをしましたが、それなら前走でも上がり2位以内の馬が当然有利です。今回も速い上がりを使う可能性が高いですからね。
ここは前走でも速い上がりを使っていた馬に要注目です。
前走馬体重データ
前走馬体重 | 着別度数(中京時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
~439kg | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
440~459kg | 0- 0- 1- 6/ 7 | 0.0% | 14.3% | 0 | 34 |
460~479kg | 0- 1- 0-10/11 | 0.0% | 9.1% | 0 | 168 |
480~499kg | 1- 2- 1-13/17 | 5.9% | 23.5% | 22 | 79 |
500kg~ | 2- 0- 1- 5/ 8 | 25.0% | 37.5% | 315 | 150 |
中京芝2200は、馬体重は重ければ重いほど好走率が高いです。
これも過去3年のデータから見ていくと、前走馬体重500kg以上というだけで単勝回収率315%、複勝回収率150%という驚異的な数字を叩き出していました。
前走馬体重 | 着別度数(中京芝2200) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
~439kg | 14- 16- 14- 222/ 266 | 5.3% | 16.5% | 121 | 63 |
440~459kg | 29- 33- 35- 353/ 450 | 6.4% | 21.6% | 70 | 68 |
460~479kg | 61- 50- 58- 548/ 717 | 8.5% | 23.6% | 90 | 69 |
480~499kg | 47- 51- 45- 468/ 611 | 7.7% | 23.4% | 58 | 71 |
500kg~ | 46- 49- 47- 333/ 475 | 9.7% | 29.9% | 80 | 90 |
中京芝2200全体で見ると、先程ではないにしろ馬体重が重ければ重いほど複勝率が高まる傾向にあるなど、前走馬体重の重い馬。大型馬が有利であるというのが分かります。
日経新春杯が行われる頃には、冬の中京開催も後半。タフな馬場状態になっていることが殆どです。大型馬のパワーが必要な馬場状態になりやすいというわけです。
ここは前走馬体重500キロを超えるような大型馬が有利となる可能性は高いです。
ここまで2つのデータをクリアして残っているのはヴェローチェエラ、キングズパレスの2頭です。
この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走距離のデータではないかと思います。
前走距離データ
前走距離 | 着別度数(中京時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
同距離 | 0- 1- 0- 3/ 4 | 0.0% | 25.0% | 0 | 462 |
今回延長 | 1- 0- 2-23/26 | 3.8% | 11.5% | 75 | 50 |
今回短縮 | 2- 2- 1-11/16 | 12.5% | 31.3% | 58 | 91 |
中京芝2200mは、距離短縮馬が好走傾向です。
過去3年の前走距離別データを見ると、今回距離短縮というだけで複勝率31.3%。過去3年で馬券になった9頭のうち5頭が距離短縮というローテーションの馬でした。
前走距離 | 着別度数(中京芝2200) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
2000m | 69- 70- 74- 609/ 822 | 8.4% | 25.9% | 80 | 79 |
2200m | 50- 49- 43- 354/ 496 | 10.1% | 28.6% | 95 | 73 |
2400m | 35- 30- 33- 223/ 321 | 10.9% | 30.5% | 79 | 82 |
中京芝2200全体における前走距離別のデータを見ても、前走2400mだった馬の好走率が高く、逆に前走2000mの馬が若干苦戦しているのが分かります。
この舞台は2200mという中途半端な距離から、2000mを中心に走ってきた中距離的な馬と、2400mぐらいを主戦場にしている長距離馬が揃うような形になります。
そうなった時に開催後半でタフな馬場状態ということもあってか、長距離をこなせるスタミナを持った馬が有利になるというわけでしょう。
ここは中距離馬と長距離馬なら、長距離馬に軍配が上がると見ています。
まとめ
というわけで今年の日経新春杯にピッタリの馬は、ヴェローチェエラではないかと思います。
この馬はデビューしてから全て上がり2位以内。堅実な末脚を武器にしている馬です。3走前には札幌芝2600mのレースを勝っているように、中距離というよりは長距離的な馬で、タフになってきた今の中京芝を味方につける可能性は高いです。
同世代の馬が人気になりそうですが京都新聞杯で3着。ゆきやなぎ賞ではショウナンラプンタと接戦だったように、能力的にも劣らないものがあると見ています。