【有馬記念2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は有馬記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

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これまでの成績
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人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 5- 1- 1- 3/ 10 50.0% 70.0% 114 89
2番人気 2- 1- 2- 5/ 10 20.0% 50.0% 119 85
3番人気 1- 1- 3- 5/ 10 10.0% 50.0% 89 112
4~6人気 1- 3- 3- 23/ 30 3.3% 23.3% 29 72
7~ 人気 1- 4- 1- 94/100 1.0% 6.0% 17 28

有馬記念は、順当な決着が多いです。

過去10年で1番人気が勝率50%、複勝率70%。2番人気や3番人気も複勝率50%となっており、馬券圏内の半分以上は1~3番人気で占められている計算です。

有馬記念は小回りの中山で行われる一戦ですが、割りと人気サイドで決まりやすい傾向にありました。

こうなっている理由として考えられるのは、有馬記念がスタミナ勝負になりやすいからでしょう。スタミナ勝負はバテた馬が途中で脱落していくような形になるため、展開による紛れるなどが少ないのです。

有馬記念は中山だから~と無理に穴を狙う必要はないでしょう。人気になるような実力馬を素直に評価してよさそうです。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 1- 1-17/20 5.0% 15.0% 9 22
2枠 1- 2- 1-16/20 5.0% 20.0% 43 71
3枠 2- 2- 1-15/20 10.0% 25.0% 59 71
4枠 2- 0- 2-16/20 10.0% 20.0% 129 60
5枠 3- 2- 1-14/20 15.0% 30.0% 34 55
6枠 1- 1- 1-17/20 5.0% 15.0% 13 29
7枠 0- 1- 2-17/20 0.0% 15.0% 0 54
8枠 0- 1- 1-18/20 0.0% 10.0% 0 30

有馬記念は、内枠有利でしょう。

まず詳細な枠順別データを見ると。5枠までは複勝率20%前後で並んでいますが、6枠から外になると徐々に数字が下がっており、7枠8枠は過去10年で勝っていません。

枠順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 6- 5- 5- 64/ 80 7.5% 20.0% 60 56
5~8枠 4- 5- 5- 66/ 80 5.0% 17.5% 11 42

1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、勝率から複勝回収率まで全てにおいて内枠の方が上の成績になっていました。

去年のスターズオンアースのようにスタートを決めて、上手く内に切り込むことができれば話しは別ですが、基本的には小回りコースの中山らしく外枠は不利になってきます。

人気データで言ったように、ある程度は実力通りに決まりますが、外々を回る形になるとどうでしょうか。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 0- 2- 7/ 10 10.0% 30.0% 19 79
先行 5- 3- 2- 23/ 33 15.2% 30.3% 119 74
中団 2- 6- 4- 50/ 62 3.2% 19.4% 14 46
後方 0- 1- 2- 49/ 52 0.0% 5.8% 0 26
マクリ 2- 0- 0- 1/ 3 66.7% 66.7% 256 120

有馬記念は、位置取りが重要になってきます。

逃げ、先行、中団、後方の基本的な脚質の中で、最も勝率が高いのが先行。次が逃げという感じで、前に行ける馬ほど勝ちきる可能性は高くなっていました。逆に中団後方など後ろから競馬をする馬は来ても2~3着ということが多くなっています。後ろからの馬にチャンスがあるなら途中で捲っていく形。4コーナーでは半分より前にいるような形でしょう。

4角位置 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1/2頭以内 9- 9- 7- 62/ 87 10.3% 28.7% 58 68
1/2頭外 1- 1- 3- 68/ 73 1.4% 6.8% 9 26

実際に4角位置のデータを見ると、4コーナーで半分より前だった馬が馬券圏内の殆どを占めていました。

先程の枠順データでも言ったように、有馬記念は能力が重要になりますが、能力が互角なら小回りのレースらしく前に行ける馬が恵まれるでしょう。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の有馬記念にピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着順データ

前走着順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 5- 2- 4-28/39 12.8% 28.2% 78 59
前走2着 0- 2- 1- 8/11 0.0% 27.3% 0 109
前走3着 2- 1- 0-18/21 9.5% 14.3% 20 23
前走4着 3- 0- 2- 8/13 23.1% 38.5% 175 103
前走5着~ 0- 5- 3-68/76 0.0% 10.5% 0 33

前走5着以下だった馬は過去10年で勝っていません。

有馬記念は小回りのレースだけどまず能力が重要というのは、これまで話してきた通りですが、それに伴って前走5着以下になるような馬では、能力的にどうでしょうか。

展開が不利だった、状態が微妙だったなど何かしらの理由があるにしても、前走4着以内にまとめている必要がありそうです。

キャリアデータ

過去10年の勝ち馬は、牡馬混合G1で4着以内の経験があった馬たちばかりでした。

このレースはクロノジェネシスやリスグラシュー、ジェンティルドンナなど、牝馬の勝利というのも多いのですが、この馬たちは全て牡馬相手のG1でも実績があった馬たちでした。

先程、何らかの理由があったにしても前走4着以内を確保するぐらいの能力が必要という話しをしましたが、それが牝馬限定戦だったりG2以下のレースでは、あまり意味がありません。

ここは牡馬混合G1で4着以内になるぐらいの能力が必要になってくるでしょう。

年齢データ

年齢 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
3歳 4- 3- 2- 16/ 25 16.0% 36.0% 63 95
4歳 3- 5- 1- 39/ 48 6.3% 18.8% 51 42
5歳 3- 2- 6- 40/ 51 5.9% 21.6% 33 60
6歳 0- 0- 1- 22/ 23 0.0% 4.3% 0 16
7歳~ 0- 0- 0- 13/ 13 0.0% 0.0% 0 0

6歳以上の高齢馬は、過去10年で連対したことがありません。

このレースは年末の風物詩ということもあってか、3歳~7歳以上の馬まで幅広く出走してくることが多いのですが、やはり有利になるのは若い馬です。

4歳や5歳など充実期を迎えている馬、斤量の恩恵がある3歳馬も好走率が高くなっていました。それに対して衰えが始まっている可能性の高い6歳以降の馬は苦戦を強いられています。

ここは難しく考えず、衰えている可能性のある6歳以上の高齢馬ではなく、素直に若い馬を重視するべきでしょう。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはアーバンシック、ドウデュース、ローシャムパークの3頭です。

この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは血統のデータではないかと思います。

血統データ

血統 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
父もしくは母父サンデー系 7- 8- 7-110/132 5.3% 16.7% 22 45
父、母父ともに非サンデー 3- 2- 3- 20/ 28 10.7% 28.6% 101 65

非サンデー系の馬が、高い激走率になっています。

父もしくは母父サンデー系、父&母父ともに非サンデー系というザックリした血統別データを見ると、非サンデー系が勝率から複勝率まで全てにおいて上の成績になっていました。

これまで有馬記念はスタミナ勝負になりやすい、位置取りが重要になるという話しをしてきましたが、これはスピード勝負になりやすく末脚が重要なダービーなどとは真逆の傾向です。

その結果、日本で最も主流的なサンデー系の馬がイマイチな成績となっており、普段のレースで苦戦しているような非サンデー系の激走が目立つという感じでしょう。

去年もドウデュースこそサンデー系ながら勝利しましたが、2~3着には非サンデー系のスターズオンアース、タイトルホルダーが人気薄から激走したという感じでした。

良いポジションを取っての粘り込み勝負なら、非サンデー系の馬に要注目です。

まとめ

というわけで今年の有馬記念にピッタリの馬は、ローシャムパークではないかと思います。

この馬は33秒台の末脚が必要になった毎日王冠で10着。前走や宝塚記念、大阪杯など34~35秒台の上がりで間に合う展開になれば上位争いしていることから分かるように、この馬はスピードというよりもスタミナを武器にしている馬です。スタミナ勝負になりやすい有馬記念はピッタリの舞台でしょう。人気薄から一発があるならこの馬ではないかと見ています。