【朝日杯フューチュリティステークス2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は朝日杯フューチュリティステークスが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

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これまでの成績
皆さんこんにちは。アギョウです。・2023年通算【単勝回収率109%】・2022年通算【単勝回収率125%】ここからは本命馬一覧と詳細な成績を見ていきます。2023年の重賞本命馬と結果重賞◎着別度数勝率連対率複勝率単回値2023年27- 9...

人気データ

芝1600 着別度数(過去5年) 勝率 複勝率 単回値 複回値
京都(~5人気) 72- 71- 47- 255/ 445 16.2% 42.7% 81 77
京都(6人気~) 17- 18- 42- 612/ 689 2.5% 11.2% 72 82
阪神(~5人気) 272- 236- 213- 899/1620 16.8% 44.5% 81 79
阪神(6人気~) 54- 86- 111-2555/2806 1.9% 8.9% 78 71

京都芝1600mは、比較的波乱の決着が目立っています。

例年このレースが行われる阪神芝1600と、今年の舞台となる京都芝1600の外回りの人気データを比較すると、阪神が5番人気以内の人気馬の好走が多いのに、京都は6番人気以下の人気薄が好走率が高くなっていました。京都芝1600mは比較的人気薄にもチャンスのある舞台というのが分かります。

元々このレースは2歳戦ということもあって堅い決着が多いのですが、京都で行われる今年は多少の波乱があってもいいかもしれません。

枠順データ

芝1600 着別度数(過去5年) 勝率 複勝率 単回値 複回値
京都(1~4枠) 39- 33- 40- 368/ 480 8.1% 23.3% 76 71
京都(5~8枠) 50- 56- 49- 499/ 654 7.6% 23.7% 76 86
阪神(1~4枠) 152- 147- 154-1478/1931 7.9% 23.5% 82 73
阪神(5~8枠 174- 175- 170-1976/2495 7.0% 20.8% 77 75

京都芝1600mは、外枠でも問題ない場合が多いです。

こちらも京都芝1600mと阪神芝1600mのデータを比較すると、京都は内枠よりも外枠の方が複勝率が高くなるなど、外枠でも問題なく好走できるというのが分かります。

例年のこのレースは開催3週目。それに対して今年は開催11週目。馬場状態が綺麗な開催前半から荒れた馬場状態になりやすい開催後半に変わるというところを見ても、外枠でも問題ないかなと見ています。

脚質データ

芝1600 着別度数(過去5年) 勝率 複勝率 単回値 複回値
京都(逃げ先行) 46- 44- 35- 287/ 412 11.2% 30.3% 106 101
京都(差し追込) 43- 45- 54- 580/ 722 6.0% 19.7% 59 68
阪神(逃げ先行) 180- 162- 152-1046/1540 11.7% 32.1% 103 101
阪神(差し追込) 146- 160- 172-2408/2886 5.1% 16.6% 66 59

京都芝1600mは、差し馬にも比較的チャンスがあります。

それぞれの脚質別データを見ると、京都阪神ともに逃げ先行馬が回収率100%以上。いずれにしても逃げ先行馬が有利ですが、京都の場合は阪神より差し追込の好走率が高く、阪神よりは差し馬にもチャンスがある舞台となっています。

先程の繰り返しような話しになりますが、今年は開催後半の馬場状態で行われるということを考えても、例年より差しが決まる可能性は高いです。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の朝日杯フューチュリティステークスにピッタリかというのを考えていこうと思います。

生産者データ①

ノーザン生産 着別度数(過去5年) 勝率 複勝率 単回値 複回値
京都芝1600 26- 21- 26- 185/ 258 10.1% 28.3% 145 83
阪神芝1600 110- 109- 96- 635/ 950 11.6% 33.2% 72 78

京都芝1600mは、ノーザンファーム生産馬が激走傾向です。

これも先程と同じようにデータを見ていくと、京都芝1600はノーザンファーム生産というだけで単勝回収率100%以上。複勝回収率も若干高めで、このコースで激走は多いというのが分かります。

先程、京都は差し馬にも十分チャンスがあるという話しをしましたが、そもそもノーザンファームが日本で天下を取ることが出来たのは、他にはない速い末脚が使える馬が多かったから。末脚勝負を得意とする馬の育成が上手かったからです。

京都で行われる今年は例年以上にノーザンファーム生産馬が有利となるでしょう。

生産者データ②

今年の2歳は、ノーザンファームの関西馬が圧倒的です。

ここまで芝1600m以上で行われた2歳重賞を結果を見ると、殆どがノーザンファーム生産馬の勝利で、圧倒的な占有率となっていました。

唯一、非ノーザンファーム生産馬ながら勝ったランフォーヴァウが出ていたデイリー杯2歳ステークスも、ノーザンファームの馬が1頭も出ていないという感じでした。

2歳G2G3のノーザン馬(現2歳) 勝率 複勝率 単回値 複回値
関東馬 1- 0- 1- 6/ 8 12.5% 25.0% 58 41
関西馬 5- 2- 2- 2/11 45.5% 81.8% 214 195

さらに深堀すると、ノーザンファームの関西馬が異常な好走率の高さで、ここまで行われた前哨戦での成績は勝率45.5%。複勝率81.8%。回収率も100%を大きく超えています。今年はノーザンファームの関西馬、ノーザンファームしがらきの当たり年と見ていいでしょう。

ノーザンファームの中でも関西馬。栗東所属馬に要注目です。

ここまで2つのデータをクリアして残っているのはアルテヴェローチェ、タイセイカレント、トータルクラリティ、ミュージアムマイルの4頭です。

この4頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走距離のデータではないかと思います。

前走距離データ

距離短縮 着別度数(過去5年) 勝率 複勝率 単回値 複回値
京都芝1600 25- 30- 25- 215/ 295 8.5% 27.1% 82 111
阪神芝1600 73- 67- 72- 790/1002 7.3% 21.2% 49 71

京都芝1600mは、距離短縮馬が好走傾向です。

京都芝1600mで今回距離短縮の馬を確認すると、複勝回収率100%以上。阪神と比べて明らかに好走率が高くなっていました。

これはマイルチャンピオンシップの予想などでも同じことを話したのですが、京都というのは他の競馬場に比べて時計の掛かる勝負になりやすいのです。

それに伴って京都では生粋のマイラーというよりも、中距離もある程度こなせるような馬。距離短縮の馬が好走傾向にあるというわけです。

開催後半の馬場で行われるこのレースもタフな勝負になる可能性は高いでしょうし、少し長い距離もこなせるスタミナは必要になりそうです。

まとめ

というわけで今年の朝日杯フューチュリティステークスにピッタリの馬は、ミュージアムマイルではないかと思います。

この馬はデビューしてから全て上がり最速。新馬戦こそ負けていますが、これは前残り展開に泣いたという感じで、いずれのレースでも非凡な末脚を見せています。まだまだ能力的な底を見せていません。

京都開催である上に、開催後半となる今回はタフな馬場での勝負になる可能性が高く、中距離をこなしているというのも強調材料になるでしょう。このメンバーでも有力な1頭かなと見ています。