【オールカマー2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はオールカマーが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼当ブログ実績▼
これまでの成績
...

人気データ

人気 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 2- 3- 0- 4/ 9 22.2% 55.6% 44 78
2番人気 1- 1- 1- 6/ 9 11.1% 33.3% 52 51
3番人気 1- 3- 3- 2/ 9 11.1% 77.8% 84 148
4~6人気 5- 2- 2- 18/ 27 18.5% 33.3% 197 112
7~ 人気 0- 0- 3- 62/ 65 0.0% 4.6% 0 19

オールカマーは、小波乱の傾向にあります。

このレースが中山で行われた過去9年のデータをみると、4番人気~6番人気の中穴どころが回収率100%を超えていました。

ただ7番人気以下からの好走は僅か3回だけ。来ても3着までになっており大波乱とまではいきません。人気どころから中穴どころの小波乱という感じになっています。

ここは秋のG1を見据えて、その時でも指折りの実力馬が出てくることもありますが、あくまでG1への前哨戦という意味合いが強いというわけです。

オールカマーは有力馬の思わぬ凡走。ここを全力で取りに来た馬の激走が多くなっていました。

枠順データ

枠番 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 5- 0- 5/11 9.1% 54.5% 42 146
2枠 2- 1- 1- 9/13 15.4% 30.8% 208 83
3枠 1- 1- 1-10/13 7.7% 23.1% 60 75
4枠 1- 1- 1-11/14 7.1% 21.4% 65 52
5枠 1- 0- 4-11/16 6.3% 31.3% 12 81
6枠 1- 0- 1-14/16 6.3% 12.5% 12 19
7枠 1- 0- 1-15/17 5.9% 11.8% 32 20
8枠 1- 1- 0-17/19 5.3% 10.5% 58 24

オールカマーは、内枠有利です。

まず詳細な枠順別データをみると1枠が複勝率54.5%。複勝率20%以上は全て内枠となっており、1~2枠に至っては回収率100%を超えていました。

枠順 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 5- 8- 3- 35/ 51 9.8% 31.4% 95 86
5~8枠 4- 1- 6- 57/ 68 5.9% 16.2% 30 35

1~4枠。5~8枠というザックリした括りで見ても、やはり内枠が勝率から複勝回収率まで、全てにおいて上の成績となっています。

こうなっている理由も、あくまで前哨戦という側面があるからでしょう。次のG1がある有力馬たちは、次を据えて余力を残すような競馬をするため、どうしてもスローペースになりがちなのです。その結果、外々を回る形では間に合わないことが多いというわけでしょう。

何にしてもココは内枠有利になる可能性が高いです。

脚質データ

脚質 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 1- 0- 7/ 9 11.1% 22.2% 124 54
先行 3- 4- 2- 22/ 31 9.7% 29.0% 46 63
中団 4- 3- 5- 30/ 42 9.5% 28.6% 82 87
後方 1- 1- 1- 32/ 35 2.9% 8.6% 26 14
マクリ 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 50.0% 0 100

オールカマーは中山で行われる一戦ですが末脚重要です。

まず脚質別データをみると逃げ先行で過去9年4勝、中団後方で過去9年5勝と、前と後ろでどちらかが極端に良いという感じはしませんが、これを上がりのデータで見れば一目瞭然です。

上り 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 5- 3- 2- 3/ 13 38.5% 76.9% 330 230
3F 2位 0- 2- 1- 7/ 10 0.0% 30.0% 0 66
3F 3位 2- 0- 2- 6/ 10 20.0% 40.0% 76 102
3F ~5位 0- 1- 4- 13/ 18 0.0% 27.8% 0 56
3F 6位~ 2- 3- 0- 63/ 68 2.9% 7.4% 27 16

上がり最速だった馬が過去9年5勝。複勝率76.9%をマークしています。上がり2位~5位も複勝率30%前後で安定しています。

先程の枠順別データで、前哨戦としての意味合いが強くスローペースになりやすいという話しをしました。オールカマーは外回り。中山にしては直線の長いコースで行われるということも相まって、直線での瞬発力勝負になるのでしょう。

オールカマーは中山競馬場で行われる一戦ですが、速い末脚が必要になるという点には要注意が必要でしょう。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年のオールカマーにピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着順データ

前走G2以下 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 1- 2- 1- 9/13 7.7% 30.8% 43 89
前走2着 1- 1- 0- 5/ 7 14.3% 28.6% 130 48
前走3着 1- 0- 2- 5/ 8 12.5% 37.5% 243 158
前走4着~ 0- 1- 4-50/55 0.0% 9.1% 0 30

前走G2以下かつ4着以下だった馬は苦戦を強いられています。

オールカマーは小波乱の傾向という話しをしましたが、いくら波乱の余地があるとはいえ、G2以下で馬券圏内も確保していない馬では、能力的にどうでしょうか。

前走G1なら相手が強かったなど仕方ないところもありますが、基本的には前走でも馬券圏内を確保している馬からになるでしょう。

前走騎手データ

前走騎手 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
同騎手 6- 7- 3-41/57 10.5% 28.1% 58 65
乗替り 3- 2- 6-51/62 4.8% 17.7% 58 49

オールカマーは、継続騎乗馬が好走傾向です。

今回乗り替わりになる馬と継続騎乗馬を比べると、継続騎乗馬が多くの勝ち星を上げており、勝率から複勝回収率も全てにおいて上の成績となっていました。

ここはG1も狙えるような馬が出てくるわけですが、そういった馬たちは基本的には近走成績も良いはずですし、騎手からの評価も高くなるため、必然的に継続騎乗となるのです。リーディング上位の騎手が多少無理してでも乗りに来るような馬が、本当に強い馬というわけです。

やはり乗り替わりとなる馬は近走上手くいってなかったり、そもそも騎手からの評価がイマイチ場合が殆どですから、ここは継続騎乗になるような馬を狙っていくべきでしょう。

ここまで2つのデータをクリアして残っているのはステラヴェローチェ、レーベンスティールの2頭です。

この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは所属のデータではないかと思います。

所属データ

所属 着別度数(中山時) 勝率 複勝率 単回値 複回値
美浦 5- 6- 5-58/74 6.8% 21.6% 29 53
栗東 4- 3- 4-33/44 9.1% 25.0% 107 64

オールカマーは、栗東所属馬の激走が多くなっています。

このレースは中山で行われる一戦。地元の美浦所属馬が有利かと思いきや、実際のデータをみると真逆の傾向が出ていました。栗東所属馬が勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績となっています。

このレースが前哨戦として意味合いが強くなるというのは、これまでに何回か話してきましたが前哨戦にも関わらず、わざわざ栗東から遠征してくる馬。少し待てば同じような距離の京都大賞典があるにも関わらず、栗東から遠征してくる馬は次へ向けての叩き台というよりは、ここを狙っての遠征である可能性が高いのです。勝負気配が高い一戦というわけです。

美浦の有力馬からすればココは叩き台かもしれませんが、わざわざ栗東から遠征してきた実力馬がいれば要注目と見て間違いありません。

まとめ

というわけで今年のオールカマーにピッタリの馬は、ステラヴェローチェではないかと思います。

去年の今頃は以前のような末脚が見られず、もう駄目かなという感じもありましたが、1600mだった2走前を除けば、相手なりに上位争いするこの馬らしい走りが出来ています。引き続き中距離戦となるココなら相手なりに上位争いする可能性は高いでしょう。