はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は新潟記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。
人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2- 2- 0- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 64 | 68 |
2番人気 | 4- 0- 1- 5/ 10 | 40.0% | 50.0% | 224 | 110 |
3番人気 | 0- 2- 2- 6/ 10 | 0.0% | 40.0% | 0 | 111 |
4~6人気 | 2- 3- 1- 24/ 30 | 6.7% | 20.0% | 70 | 71 |
7~ 人気 | 2- 3- 6- 98/109 | 1.8% | 10.1% | 59 | 74 |
新潟記念は、波乱の余地があります。
1~3番人気の人気どころも来るには来ますが複勝率40%程度。いずれも平均より低いものになっていました。その代わりに成績を上げているのが4~6番人気の中穴。7番人気以下の人気薄です。
新潟記念はハンデ戦ということで、能力的に微妙な馬でも斤量に恵まれて好走したり、重い斤量がネックで凡走したりと、難解なレースになっています。
夏競馬の最終戦らしく、ここは荒れる決着が多いです。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2- 0- 0-16/18 | 11.1% | 11.1% | 76 | 30 |
2枠 | 1- 0- 1-16/18 | 5.6% | 11.1% | 50 | 83 |
3枠 | 2- 3- 1-13/19 | 10.5% | 31.6% | 142 | 130 |
4枠 | 1- 1- 2-16/20 | 5.0% | 20.0% | 31 | 126 |
5枠 | 0- 0- 1-19/20 | 0.0% | 5.0% | 0 | 52 |
6枠 | 0- 2- 1-17/20 | 0.0% | 15.0% | 0 | 58 |
7枠 | 1- 1- 2-22/26 | 3.8% | 15.4% | 17 | 33 |
8枠 | 3- 3- 2-20/28 | 10.7% | 28.6% | 192 | 110 |
新潟記念に、大きな枠順傾向はありません。
枠順別データを見た時にまず目に付くのは、8枠が単複ともに回収率100%以上。高い好走率を叩き出すなど、外有利かなという感じもしますが、その他の外枠はあまり奮わない成績になっていました。
このレースは内と外のどちらかに偏っている感じはせず、大きな枠順傾向はないと見ていいでしょう。枠順に関してはあまり気にしなくても大丈夫かもしれません。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 0 | 25 |
先行 | 2- 3- 2- 30/ 37 | 5.4% | 18.9% | 57 | 83 |
中団 | 5- 2- 2- 65/ 74 | 6.8% | 12.2% | 57 | 44 |
後方 | 3- 4- 6- 35/ 48 | 6.3% | 27.1% | 105 | 136 |
新潟記念は、差し追い込み有利です。
今の競馬は基本的には前有利ですが、この新潟記念においては中団後方からの馬たちが、逃げ先行を上回る勝率となっていました。これは他のレースでは中々見られない傾向です。
新潟競馬場の直線が長いというのはもちろん、何より大きいのが最終週に行われるということでしょう。この時期になると内側の馬場状態が荒れていることが殆どで、外から差しが決まるというわけです。
新潟記念は、最終週のタフな馬場での末脚比べとなります。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の新潟記念にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走距離データ
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
同距離 | 6- 7- 5- 71/ 89 | 6.7% | 20.2% | 89 | 82 |
今回延長 | 1- 1- 4- 45/ 51 | 2.0% | 11.8% | 43 | 73 |
今回短縮 | 3- 2- 1- 23/ 29 | 10.3% | 20.7% | 45 | 71 |
今回距離延長となる馬は、苦戦傾向にあります。
先程の脚質データで、このレースは最終週のタフな馬場で行われるという話しをしました。それに伴って2000mより長い距離も走れるような高いレベルのスタミナが必要になってきてます。
今回距離延長となる馬。1600~1800mぐらいを走っている馬ではスタミナ的に足りません。ここはスピードタイプよりスタミナタイプの馬を重視すべきでしょう。
性別データ
性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
牡・セン | 10- 10- 9-124/153 | 6.5% | 19.0% | 74 | 84 |
牝 | 0- 0- 1- 15/ 16 | 0.0% | 6.3% | 0 | 13 |
新潟記念は、過去10年で牝馬が連対したことがありません。
これも先程と同じような話しで、タフな馬場でのスタミナ比べになれば、どうしても小柄な馬が多い牝馬では苦戦を強いられてきます。
「夏は牝馬」の格言もありますが、それも9月に入って一段落といった感じです。
ここはパワーに勝る牡馬が有利になってきます。
間隔データ
前走G2以下 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
中9週以下 | 5- 5- 6- 85/101 | 5.0% | 15.8% | 72 | 66 |
中10週以上 | 1- 3- 4- 38/ 46 | 2.2% | 17.4% | 13 | 92 |
前走G1以外で中10週以上の馬は、過去10年で1頭しか勝っていません。
新潟記念はサマー2000シリーズの最終戦となるため、夏の中距離重賞で上位争いしてきた馬が、サマーシリーズの優勝を狙ってココに出走してきます。
G1レベルの馬なら話しは別ですが、休み明けのG2G3レベルの馬と、サマーチャンピオンを狙っているG2G3レベルの馬なら、当然サマーチャンピオンを狙っている方が勝負気配は高く、陣営もシッカリ仕上げてくるというわけです。
夏競馬で上位争いして、サマーチャンピオンも狙える位置にいるような馬は信頼できる1頭になるでしょう。
ここまで3つのデータをクリアして残っているのはキングズパレス、レッドラディエンスの2頭です。
この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走馬体重のデータではないかと思います。
前走馬体重データ
前走馬体重 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
~459kg | 1- 0- 2-27/30 | 3.3% | 10.0% | 15 | 53 |
460~479kg | 0- 6- 2-41/49 | 0.0% | 16.3% | 0 | 55 |
480~499kg | 5- 2- 4-41/52 | 9.6% | 21.2% | 136 | 86 |
500kg~ | 4- 2- 2-29/37 | 10.8% | 21.6% | 105 | 118 |
新潟記念は、前走馬体重が重ければ重いほど有利でしょう。
前走馬体重500kg以上となる馬は回収率100%以上。480~499キロの馬も単勝回収率100%を超えるなど、このレースは大型馬の激走傾向が強いのが分かります。
ここまで最終週のタフな馬場で行われるというのは口酸っぱく話してきましたが、それに伴って高いレベルのパワーが必要になってきます。そのパワーを証明するのが前走馬体重。大きな馬体というわけです。
ここはシッカリした末脚のある大型馬が、最大の狙い目となるでしょう。
まとめ
というわけで今年の新潟記念にピッタリの馬は、キングズパレスではないかと思います。
この馬はココまで安定して上位争いを続けていますが、右回りだとモタれる面があり、直線で真っ直ぐ走るのが難しいという癖があります。前走はレッドラディエンスに完敗ですが、2走前の新潟大賞典はヨーホーレイクに先着するなど強い内容でしたし、左回りなら話しは違うかなと見ています。ここを勝てばサマー2000シリーズの優勝も狙える立場で、勝負気配も高いでしょうし、ここも無難に上位争いかなと見ている1頭かなと思います。