皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はクイーンステークスの追い切り診断となります。
それでは早速ドゥアイズから見ていきましょう。
ドゥアイズ
1週前に札幌芝5ハロン64.4秒の好時計をマーク。この時は3ハロン36.3秒でまとめるなど速いラップを刻む動きが出来ていました。最終追い切りこそ札幌ダートで軽く流す程度でしたが、1週前の段階でキッチリ仕上がっているでしょう。
以前、北海道で調整したコスモス賞や札幌2歳ステークスの時なんかと比べても、今回の動きは素軽いものになっており、これは状態が良いと見て間違いありません。
ここも前走ぐらいは問題なく走れそうで、あとはこのメンバーで能力的にどうかだけでしょう。しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
ウンブライル
今回が初めて北海道での調整となるため、過去との明確な比較はできないですが、最終追い切りで古馬3勝クラスの馬と互角の動き。1週前追い切りでも併せ馬と互角以上にまとめるなど、悪くない動きは出来ています。
前走や前々走が併せ馬で劣勢の手応えだったり、遅れていたことを考えると、むしろ今回は状態が良さそうと言ってもいいかもしれません。距離がどうかという不安こそありますが、状態的には前走や2走前ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
ボンドガール
1週前の南Wで一杯に追って終い12秒台。この馬は元々調教ではよく動くタイプで、前走や前々走は終い11秒台前半を楽々と出していただけに、今回の1週前追い切りは少し気がかりです。
最終追い切りもダートだったとはいえ、強めに追われてからの動きは微妙なものになっており、この中間は全体的に地味な動きになっています。
調教での動きを見ると、今回は思わぬ凡走があっても不思議ないかなと見ています。状態的にはどうでしょうか。
追い切り評価「B」
アルジーヌ
1週前のCWで終い11秒台前半。鋭い末脚を見せていました。勝った前走が終い11秒台前半を連発。駄目だった2走前は終い11秒台後半が精々だったことを考えれば、今回は状態が良いと見ていいでしょう。
間隔が詰まっての出走でも2走前のようなことはなさそうです。最終追い切りこそ軽めに流す程度でしたが、しっかり好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
イフェイオン
1週前にCWの自己ベスト更新。最終追い切りも札幌芝で速いラップを刻む動きが出来ていました。この中間は西村騎手を乗せてゲート練習もするなど、丁寧な調整が目につきます。
次への叩き台という感じはせず、ここを目標にシッカリ仕上げてきたなという感じです。自己ベスト更新が示すように、今回はこれまでの中で一番走れそうな状態です。万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
ウインピクシス
最終追い切りで一杯に追われていました。前走は南Wで楽々と終い10秒台。去年のこのレースの時も芝での追い切りだったとはいえ、馬なりで終い11秒台など、一杯に追われること自体が珍しいです。
この中間は追い切り2本と調教本数が少ないことも考えると、今回は急仕上げ気味なのかなという感じがします。ここは去年なんかと比べると、個人的には去年の方が良かったかなという印象です。
追い切り評価「B」
エリカヴィータ
最終追い切りの併せ馬で劣勢の手応え。相手が持ったままだったのに対して、こちらは強めに追われるシーンがありました。
悪くない走りだった2走前や4走前の時は、南W3ハロン36秒台を出したり、併せ馬にも優勢の手応えで進めるなど、調教でもよく動いていただけに、これはどうでしょうか。
追い切り評価「B」
キタウイング
昨年のこのレースの時は約1ヶ月前から北海道に入って、併せ馬も入念にするなど丁寧な調整をしていましたが、今年は最終追い切りだけ北海道。併せ馬も全くやっていません。
今回も近走から大きく変わった様子はなく、去年の今頃と比べると微妙な印象を受けます。
追い切り評価「B」
コガネノソラ
この中間は約1ヶ月前から北海道に入ってジックリ乗り込んできました。その甲斐もあってか1週前に函館ウッド5ハロン67.0秒の好時計をマーク。一杯に追われる併せ馬を尻目に楽々先着するなど、時計通り動きの良さが目立っていました。
最終追い切りこそ軽めでしたが、それでも終い11秒台が出るなど、これは良い状態になっているでしょう。やや間隔が空いての出走ですが、仕上がり面に関しては申し分ありません。
追い切り評価「S」
コンクシェル
1週前の併せ馬で楽々先着。最終追い切りも併せ馬に優勢の手応えで進めることが出来ていました。この馬は中山牝馬ステークスや3勝クラスを勝った時は併せ馬に遅れるなど、あまり調教では動かないタイプですが、この中間は良い動きを見せています。
調教での動きを見ると、もしかしたら夏が得意なタイプという可能性もありそうで、ここは前走から一変した走りができるかもしれません。
追い切り評価「A」
スタニングローズ
1週前に坂路で終い11秒台。最終追い切りこそ函館ウッドで軽めに流す程度でしたが、1週前の段階でマズマズ仕上がっている印象です。
ただG1だった前走と比べると少し見劣る印象で、前走は間隔が詰まっての出走でも坂路で速めの時計を出していたのに対して、今回は軽めの調整が目立っています。
やはり本番は次のG1なのかなという印象で、今回は前走よりは下。休み明けだった前々走よりは上ぐらいの状態になりそうです。
追い切り評価「B」
モズゴールドバレル
最終追い切りで併せ馬に劣勢の手応えになっていました。
この時に併せたのが古馬1勝クラスの馬。格下相手だったことを考えても、これはどうでしょうか。
速めの時計こそ出ていますが、肝心の動きは少し物足りない印象を受けます。
追い切り評価「B」
モリアーナ
この中間は調教本数が少なくなっていますが、この馬はコスモス賞を勝った時も追い切り2本のみ。北海道での競馬をする時はいつもこんなものです。外厩が充実しているノーザンファームの生産馬ですし調教本数が少ないのは気にしなくても大丈夫でしょう。
肝心の動きに関してもコスモス賞の時なんかと比べると、今回の方が良いかなという印象で、相変わらずキビキビした動きを見せています。ここも持っている能力自体は問題なく発揮できそうです。
追い切り評価「A」
ラリュエル
中3週と間隔が詰まっての出走になるため、この中間は調整程度の内容となりました。今回は叩き2走目になりますが、前走から大きく変わった様子はなく、良くも悪くも近走同様といった感じです。
ここも前走や2走前ぐらい走って、どこまで通用するかになりそうです。
追い切り評価「B」