皆さんこんにちは、アギョウです!
今回は函館記念の追い切り診断となります。
それでは早速ホウオウビスケッツから見ていきましょう。
ホウオウビスケッツ
最終追い切りで一杯に追われる併せ馬を尻目に、こちらは余裕のある手応えで回ってくることが出来ており、最後は置き去りにする動きを見せてくれました。元々調教では動くタイプですが今回も相変わらずといった印象です。
前走も約1ヶ月前から函館に入って乗り込むなど、前哨戦の叩き台仕上げというよりは勝つために仕上げていた印象があっただけに、上積みまではないですが、今回もシッカリ好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
デビットバローズ
中1週と間隔が詰まっての出走ですが最終追い切りで併せ馬。函館2歳ステークスに出走するヤンキーバローズと互角以上の動きを見せていました。時計としても中1週ながらマズマズ速いものとなっており、調教の負荷としては申し分ありません。
流石に前走からの上積みまではありませんが、今回もしっかり好調キープ。近走のような安定した走りに期待できる仕上がりでしょう。
追い切り評価「A」
サヴォーナ
1週前の坂路で終い11秒台。函館に入ってからはゲート練習、最終追い切りは函館芝で終い11秒台を出すなど、丁寧な調整が施されています。G1だった前走以上とまではいきませんが、今回も近走と同じくらいの状態には仕上がっています。
良い時なんかは楽々と坂路51秒台を出すなど、調教で動くタイプであることを考えると、中距離でも十分通用するスピードは秘めていると思いますし、ここで一気の巻き返しがあっても不思議ありません。
追い切り評価「A」
アウスヴァール
1週前に函館ウッドの自己ベスト更新。この中間は約1ヶ月前から函館に入ってジックリ乗り込んだ甲斐もあって、以前の函館で調整した時とは、まるで動きが違います。
前走は中2週だったこともあり全く速い時計を出せない状態でしたが、今回はしっかり攻めた調教をこなしています。3勝クラスを勝った時と遜色ない仕上がりにあるでしょう。
3勝クラスを勝った時のように逃げる競馬さえ出来ればココで一変があっても不思議ありません。能力的に足りるかどうかは別にして、仕上がり的には万全と言っていいでしょう。
追い切り評価「S」
アケルナルスター
最終追い切りでマイネルクリソーラと併せ馬をして劣勢の手応え。こちらが強めに追われるのに対して、向こうは持ったままの手応えとなっていました。
前走が最終追い切りの併せ馬でシッカリ先着するなど、調教で悪くない動きが出来ていただけに、今回の動きは少し気になるところです。ここは良くて前走同様まで。状態的には微妙な印象を受けます。
追い切り評価「B」
エミュー
中1週ということでこの中間は調整程度の内容となりました。今回は叩き2走目になりますが、前走から大きく変わった様子はありません。
良くも悪くも近走同様といったところで、ここも近走ぐらい走ってどこまで勝負になるかでしょう。
追い切り評価「B」
エンパイアウエスト
最終追い切りで函館芝5ハロン63.6秒の好時計をマーク。1週前追い切りでも併せ馬にシッカリ先着するなど、連勝の勢いそのままといった感じの調教内容です。
流石にココに来ての上積みまではないですが、今回もしっかり好調キープ。前走や前々走ぐらいは問題なく走れるでしょう。
追い切り評価「A」
オニャンコポン
中1週ということでこの中間は調整程度の内容となりました。前走が函館ウッド5ハロン66.0秒という速い時計を出すなど、前哨戦とは思えないほどシッカリ仕上げていただけに、今回は少し気がかりです。
前走より上の状態ということはなさそうで、ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
グランディア
最終追い切りで併せ馬に先着。強めに追われる併せ馬を尻目に、馬なりのままで前に出る動きが出来ていました。
1週前のCWでも終い11.2秒の鋭い末脚を見せるなど、前走から引き続き良い動きを見せており、前走や前々走と遜色ない状態にありそうです。
ここも能力的に足りるかどうかだけになるでしょう。
追い切り評価「A」
サンストックトン
前走は函館ウッドで楽々と終い11秒台。鋭い反応で良い末脚を見せていました。それが今回は終い12.7秒。中1週と間隔が詰まっているので仕方ないところもありますが、前走ほど鋭い反応は見せていません。
今回は叩き2走目の形になりますが前走からの上積みはなさそうです。ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
チャックネイト
1週前に南W3ハロン35秒台。速いラップを刻んで併せ馬にシッカリ先着する動きが出来ていました。2週前追い切りでも南W3ハロン35秒台を出すなど、この中間は南Wで速い時計を連発しています。
最終追い切りこそ函館ウッドで調整程度の内容でしたが、1週前の段階でキッチリ仕上がっているでしょう。
前走は距離が長すぎたのか大敗してしましたが、仕上がり的にはG1だった前走や重賞勝利となった2走前と遜色ありません。ここへ向けて万全の仕上がりかなと見ています。
追い切り評価「S」
トップナイフ
北海道での競馬だった去年の札幌記念の時は、約3ヶ月ぶりのレースにも関わらず追い切り2本のみ。調教本数が極端に少なかったのですが、今回は久々の競馬でも追い切り12本。入念な乗り込みをしています。
その甲斐もあってか、今回の1週前追い切りでは併せ馬にシッカリ先着するなど良い動きが出来ていましたし、これは悪くない状態にありそうです。久々ですが能力は出せる仕上がりにあるでしょう。
追い切り評価「A」
ハヤヤッコ
最終追い切りでプラチナトレジャーと併せ馬をして優勢の手応え。元々調教では地味な動きをするタイプですが、今回はこの馬なりに悪くない動きが出来ていました。
今年も去年や一昨年と同じような感じかなという印象で、ここに来ての衰えなどもなく、今回も去年ぐらいは走れてよさそうです。この馬なりの良い状態になっています。
追い切り評価「A」
プラチナトレジャー
最終追い切りで強めに追いましたが終い12秒台後半。ハヤヤッコ相手に若干劣勢の手応えとなっていました。
前走は南Wだったとはいえ終い11秒台前半。併せ馬を突き放すような動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
調教の動きは前走や前々走の方が良かったかなという印象です。ここは良くて前走同様までになりそうです。
追い切り評価「B」
マイネルクリソーラ
1週前に一杯に追いましたが併せ馬で遅れていました。前走やその前の中山金杯の時は併せ馬で遅れることはなかっただけに、今回の1週前の動きは少し気がかりです。
最終追い切りこそアケルナルスターに優勢の手応えで進めることが出来ていましたが、1週前の動きを見ると状態的にはどうかなという印象を受けます。
ここは良くて前走同様。前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
リカンカブール
最終追い切りの函館ウッドで強めに追って終い13秒台。実際の動きを見ても地味なものになっていました。
2走前に中山金杯を勝った時は、最終追い切りで併せ馬に先着するなど、坂路で良い動きが出来ていただけに、今回の動きは少し気がかりです。
北海道での調整となった影響、夏に出走となる影響が多少なりともありそうです。近走ほど良い状態にはなさそうです。
追い切り評価「B」