皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はヴィクトリアマイルの追い切り診断となります。
それでは早速ナミュールから見ていきましょう。
ナミュール
最終追い切りの坂路で終い12.0秒。この馬らしい良い末脚を見せていました。近走の中で全く駄目だった安田記念の時は、間隔が詰まっての出走で強い調教ができないような状態でしたが、今回はそんなこともありません。海外帰り初戦でもキッチリ負荷をかけた追い切りが出来ています。
流石にココに来ての上積みまではありませんが、しっかり好調キープでしょう。去年は道中で不利が響いたこともあって負けましたが、スムーズな競馬であれば能力は問題なく出せそうな状態です。
追い切り評価「A」
マスクトディーヴァ
1週前のCWで併せ馬をして楽々先着。一杯に追われる併せ馬を抜かせない動きが出来ていました。
時計自体はそこまで目立つものではありませんが、この馬は元々あまり速い時計を出さないタイプですし、今回も悪くない状態に仕上がっています。仕上がり面に関しては大きな不安はありません。
この馬は調教でもゆったりした走りをする馬で、今でも本質的には中長距離の方が合っているかなと見ていますが、今回も前走ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
ウンブライル
1週前追い切りで一杯に追ってなんとか併せ馬に食らいつくという感じになるなど、調教での動きは地味ですが、この馬は前走も一杯に追って併せ馬で遅れていました。元々あまり調教では動かないタイプなのかもしれません。
一杯に追って併せ馬に遅れていた前走と比べると、今回はいくらかマシになってきた印象で、前走より走れていい状態かもしれません。調教での動きは地味ですが、この馬なりに悪くないと見ています。
追い切り評価「A」
キタウイング
中1週のせいか軽めの追い切りを1本のみとなりました。近走から大きく変わった様子はなく、良くも悪くも近走同様といった印象です。ここも近走ぐらい走ってどこまで通用するかでしょう。
追い切り評価「B」
コンクシェル
この馬はあまり調教では動かないタイプで、勝った前走でさえ併せ馬に遅れるようなところがありました。それが今回は最終1週前ともに併せ馬に先着。この馬としては良い動きが出来ていました。
調教であまり動かないズブいところがあるだけに、マイルのスピードについていけるかどうかが不安ですが、この馬としては良い状態に仕上がっています。
追い切り評価「A」
サウンドビバーチェ
1週前にCW6ハロン79.4秒の好時計をマーク。楽な手応えで速い時計を出すことが出来ていました。一杯に追って速い時計を出していた前走と比べると動けるようになっています。
ただ昨年はCW6ハロン76.9秒という驚異的な時計を叩き出すなど、まさに絶好調という感じでしたが、それと比べると少し物足りない感じがします。
今回は前走よりは上。昨年よりは下の状態でどこまで通用するかです。
追い切り評価「A」
スタニングローズ
前走は長期休養明けにも関わらず、最終追い切りが遅めの全体時計になるなど、全体的に調教での動きが物足りない印象でしたが、今回は最終追い切りをマズマズの全体時計でまとめて楽々終い11秒台を出す動きが出来ていました。前走から調教での動きは良くなってきます。
マイルへの適性がどうかという感じはありますが、今回はこの馬なりの良い状態に仕上がっています。状態だけで見れば秋華賞ぐらい走れても不思議ありません。
追い切り評価「A」
テンハッピーローズ
1週前にCW80秒を切る好時計をマーク。勝った3走前は終い10秒台を出すなど、元々調教では良い動きを見せるタイプですが、今回もこの馬らしい動きが出来ていました。最終追い切りこそ軽めに流す程度でしたが、1週前の段階できっちり仕上がっているでしょう。
折り合いに少し難しいところがあり、本質的にはマイルより1400メートルなど短い距離の方がいいかなという感じはしますが、状態自体は悪くありません。
追い切り評価「A」
ドゥアイズ
この馬で一番良い結果だった阪神ジュベナイルフィリーズの時は、CW3ハロン35秒台。速いラップを刻む動きが出来ていましたが、近走はそこまで速いタイムは出ていません。
今回もその例外ではなく、1週前追い切りは一杯に追って3ハロン38秒台になるなど、良かった頃と比べると少し物足りない感じがします。ここも前走と同じくらいまでかなと見ています。
追い切り評価「B」
ハーパー
1週前に一杯に追いましたが併せ馬で遅れていました。この時併せたのが3歳OP馬、古馬3勝クラス馬と格下相手だっただけに、これは少し気がかりです。
最終追い切りもしくは1週前追い切りで併せ馬に遅れるというのも、駄目だった桜花賞以来のことですし、これは本調子にない可能性が高いです。能力は高い馬ですが今回は状態的にはどうかなと見ています。
追い切り評価「B」
フィールシンパシー
近走の中で全く駄目だったニューイヤーステークスの時は、最終追い切りの南Wで終い13秒台。最終追い切りが極端に軽くなっていました。それ以外のレース。最終追い切りまである程度の負荷をかけている時は安定した走りを続けています。
今回は間隔が詰まっての出走でも、ある程度の調教負荷をかけており、これなら近走のように安定した走りに期待できるでしょう。今回も前走や前々走ぐらいは走れそうです。
追い切り評価「A」
フィアスプライド
1週前に南Wで終い10秒台をマーク。併せ馬を突き放していく動きが出来ていました。最終追い切りも強めに追われる併せ馬を尻目に、余裕のある手応えで回ってくるなど、これは状態が良さそうです。
前走が併せ馬に劣勢の手応えになるなど、休み明けっぽいなという感じがあっただけに、これは叩き2走目の上積みがありそうです。
終い10秒台というのもデビューしてから初めてのことですし、これまでの中で一番走れそうな状態。初のG1挑戦にふさわしい仕上がりになっています。
追い切り評価「S」
モリアーナ
最終1週前ともに終い11秒台前半をマーク。終始手応え良く回ってきており非常にキビキビした動きが目につきます。元々調教では良い動きを見せるタイプですが、今回も相変わらずといった印象です。
前走や前々走も速い時計を出していましたが、これらは全て馬場の内側通ってのもの。それに対して今回は馬場の大外を回る形に変わっています。通った場所の違いを考えれば、今回は時計以上に良いものだったと見て間違いありません。
調教での動きは申し分なく、ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
ライラック
近走は速い時計を連発。調教ではかなり良い動きを見せていましたが、今回は控えめな調整内容になっており、動きもそこまで目立ったものではありません。
これがどう出るか次第ではありますが、前走で馬体重が大きく減ってしまったのが尾を引いているかなという印象で、馬体重維持のために強い調教が出来てなくなっているのかなという感じです。
G1としては、少し心許ない調整内容です。
追い切り評価「B」
ルージュリナージュ
勝った4走前は最終追い切りで併せ馬に大きく先着する動きが出来ていましたが、不振が続いている近走は併せ馬で遅れるようなことが多くなっています。
今回は1週前に併せ馬こそ先着しましたが、ギリギリ先着したという感じで、勝った時ほど良い動きは出来ていません。ここも前走や前々走と同じくらいの状態かなと見ています。
追い切り評価「B」