皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はフィリーズレビューの追い切り診断となります。
それでは早速コラソンビートから見ていきましょう。
コラソンビート
美浦所属馬ですがこの中間は栗東で調整しました。栗東で調整するのは初めてになるため、過去との明確な比較は出来ませんが、最終追い切りでは坂路51秒台を出す動きを見せていました。状態が悪いという感じはしません。
ただ休み明けになるにも関わらず、この中間は追い切り4本のみとなっていました。同じような間隔だった京王杯2歳ステークスの時が追い切り8本。中4週だった前走が追い切り6本だったことを考えれば、今回は明らかに調教本数が少なくなっています。
坂路で悪くない動きは出来ていますが、中間の調整内容を見ると余裕を残した状態である可能性は高いです。
追い切り評価「A」
シカゴスティング
1週前に併せ馬をしましたがアッサリ遅れていました。前走や前々走は坂路CWを併用する調整内容でしたが、今回は坂路のみになっているのも気がかりです。以前は強め一杯に追われることがありましたが、今回は馬なりのみになっているのもどうでしょうか。
この中間の調整を見ると、あまり強い負荷をかけられない状態なのかなという印象で、あまり良い状態にあるようには見えません。ここは前走や前々走より少し下も考えておいたほうがいいかもしれません。
追い切り評価「B」
バウンシーステップ
1週前にCWの自己ベスト更新。この時はラスト3ハロンも36秒台でまとめ、併せ馬にも先着するなど良い動きになっていました。最終追い切りは軽く流す程度でしたが、1週前の段階でキッチリ仕上がっているでしょう。
前走もキッチリ仕上がっていたと見ているため、ここに来ての大きな上積みまではありませんが、今回もしっかり好調キープ。勝った勢いそのままといった印象です。
追い切り評価「A」
エトヴプレ
前走や前々走は一杯に追ったのに併せ馬で遅れるなど、調教の動きはそこまで目立ったものではありませんでしたが、今回は最終1週前ともに併せ馬にシッカリ先着する動きが出来ていました。
これは前走や前々走以上があってもいいかもしれません。今回はこの馬なりに良い状態に仕上がったかなと思います。
追い切り評価「A」
オアシスドール
1週前にCW3ハロン36秒台をマーク。併せ馬にもシッカリ先着する動きが出来ていました。勝った前走やその前の新馬戦では併せ馬に遅れていただけに、今回の動きは良かったかなという印象です。
勝った前走より少し上があっても不思議ない仕上がりで、この馬なりの良い状態になっています。
追い切り評価「A」
オメガウインク
勝った前走は中2週でも最終追い切りを南Wで併せ馬。間隔が詰まってもシッカリした調教をしていました。それに対して今回は最終追い切りが坂路でサラッと流す形に変わっています。
最終追い切りが坂路というのは大敗だった菜の花賞と同じです。調教過程を見ると、前走以上ということはなさそうで、ここは良くて前走同様までになりそうです。
追い切り評価「B」
カルチャーデイ
1週前に坂路の自己ベスト更新。最終追い切りではCWの自己ベスト更新しました。最終追い切りは併せ馬の後ろで我慢して、直線に入って持ち出せれると一気に伸びていくような動きも出来ていました。休んでいる間のパワーアップに期待できるでしょう。
この中間は追い切り8本となりますが、これは前走阪神ジュベナイルフィリーズだった馬の中で最も多い調教本数で、入念な乗り込みも目につきます。前哨戦からかなり仕上げて来ているなと思わせる1頭です。
追い切り評価「S」
キャンシーエンゼル
1週前のCWで一杯に追いましたが終い12秒台。目立たない動きになっていました。この馬は元々調教では動かない馬ですが、今回もあまり動けていません。
この馬は良くも悪くも変わらないなという印象で、今回も前走や前々走ぐらい走ってどこまで通用するかになりそうです。
追い切り評価「B」
ジューンブレア
1週前のCWで一杯に追われる併せ馬たちを尻目に楽々先着。前走や新馬戦の時は若干併せ馬に遅れるようなところもありましたが、この中間は全くそんなことはありません。
土曜日には坂路51秒台。最終追い切りではCW3ハロン36秒台をマークするなど、時計的にも速いタイムを連発しており、この中間の動きは素晴らしいと言っていいでしょう。
休み明けになりますが、いきなりから万全の仕上がりです。
追い切り評価「S」
セシリエプラージュ
最終追い切りの坂路で終い13秒台。併せ馬にも遅れていました。中2週と間隔が詰まるので仕方ないところもありますが、前走は坂路51秒台も出ていただけに、これはどうでしょうか。
ここは良くて前走同様まで。前走より少し下も考えておいたほうがいいかもしれません。
追い切り評価「B」
ドナベティ
1週前にCWで併せ馬をしてシッカリ先着。最終追い切りの坂路では自己ベストを更新しつつ最後まで失速せず走ることが出来ていました。やや間隔は空きましたが悪くない仕上がりになっています。
前走や前々走も状態は良かったと見ているだけに、ここに来ての上積みまではないですが、今回もしっかり好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
ポエットリー
1週前に一杯に追いましたがラスト1ハロンで失速していました。この時は体重の軽い永島騎手が乗っていただけに、この失速は少し気になるところです。
最終追い切りは遅い全体時計だったこともあり、坂路で終い11秒台が出ましたが、1週前の動きを見るとどうかなという感じがします。ここは良くて前走同様までという印象です。
追い切り評価「B」
マーシーラン
前走や新馬戦はCW3ハロン36秒台を出すなど、調教の段階から長く良い脚を使うような動きが出来ていましたが、この中間はCW3ハロン36秒台は一度も出ていません。
この中間も悪くない動きが出来ていますが、前走以上ということはなさそうです。ここは良くて前走同様まで。前走より少し下も考えておいたほうがいいかもしれません。
追い切り評価「B」
レディマリオン
最終追い切りの坂路で自己ベスト更新。全体51.9秒という速い時計を出しつつ終いも11秒台でまとめる良い動きが出来ていました。
これだけ調教でスピードを見せている馬ですから、いきなりこの距離に対応しても不思議ありません。
状態としては前走の勝った勢いそのまま。しっかり好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
ロゼフレア
最終追い切りで自己ベストタイとなる時計をマーク。この時はゴールまで加速していくラップも踏めており、単純に良い動きだったかなと思います。
前走までは使い詰めだったこともあってか、ラスト1ハロンで失速していたり、併せ馬で遅れるようなこともあったのですが、この中間は全くそんな様子はありません。
少し間隔を明けたのが良い方向に働いているなという印象で、今回は良い状態に仕上がっていそうです。
追い切り評価「A」