皆さんこんにちは、アギョウです！
今回はフェブラリーステークスの追い切り診断となります。
それでは早速オメガギネスから見ていきましょう。
オメガギネス
最終追い切りで併せ馬に楽々先着。一杯に追われる併せ馬を尻目に、こちらは持ったままの手応えで追い出しを待つ余裕さえありました。中3週のため1週前追い切りこそ軽めでしたが、これは万全の仕上がりと言っていいでしょう。
この馬はダート馬にしてはスピードのある馬です。追い出しを待って終い11.3秒というのは、ダート馬には中々できることではありません。前走から距離短縮になりますが、少しでもスピードを活かせる形になるのはプラス材料でしょう。
最終追い切りには乗り替わりとなるルメール騎手が駆けつけるなど、ここへ向けて準備万端です。
追い切り評価「S」
ウィルソンテソーロ
最終追い切りの南Wで一杯に追われる併せ馬を尻目に、楽々と併せ馬に先着。余裕を持った手応えで回ってくることが出来ていました。1週前はそこまで目立った動きではありませんが、最終追い切りを見るとシッカリ仕上がっているでしょう。
乗り替わりとなる松山騎手が調教に乗りに来ておらず、今回は完全なテン乗りになってしまうのはどうかと思いますが、馬の状態自体は良さそうです。今回も近走のような走りに期待できるでしょう。
追い切り評価「A」
レッドルゼル
1週前の坂路で終い12.2秒。この馬らしい良い末脚を見せていました。最終追い切りは軽く流す程度でしたが、1週前の段階でシッカリ仕上がっているでしょう。前走は久々だったこともあり、坂路で失速してしまう形が増えるなど、仕上がり的にイマイチかなという印象もありましたが、今回はそんなこともありません。
ただ坂路で終い11秒台が出ていた去年と比べると、今年は少し落ちるかなという感じがします。今回は前走よりは上。去年よりは下ぐらいの状態でどこまで勝負になるかです。
追い切り評価「A」
アルファマム
1週前の坂路で終い12.8秒。強めに追いましたが終い失速する形になっていました。中2週と間隔が詰まるので仕方ないところもありますが、前走ほど調教では動けていない印象です。
ここは良くて前走同様まで。前走より上ということはなさそうです。
追い切り評価「B」
イグナイター
地方馬で過去との明確な比較ができないため追い切り評価はナシとなります。今回の追い切り映像を見ると、かなりスピード感のある動きが出来ており、直線に入ってから軽く肩ムチが入ると素早く手前も変えていました。個人的には良い状態にあるのではないかと思います。
追い切り評価「×」
カラテ
休む前は1週前に併せ馬をすることが多かったのですが前走のAJCC。そして今回と単走のみの調整になっています。休み明けだった前走を一度使いましたが、前走から大きく変わった様子はありません。
ダート適性以前に、この馬は状態的にどうかなという印象です。
追い切り評価「B」
ガイアフォース
1週前のCWで併せ馬に先着。最終追い切りの坂路でも終い11.7秒を出すなど、素軽い動きを見せていました。オールカマーや天皇賞秋と遜色ありません。今回もしっかり好調キープでしょう。
ただこの馬は調教の段階でスピード感のある動きをしています。やはり本質的には芝馬かなという感じです。距離が短くなるのは良いと思いますが、ダートが合うようなタイプには見えません。
ここは能力の高さと状態の良さで、適性面をどこまでカバーできるかになりそうです。
追い切り評価「A」
キングズソード
この馬は元々そんなに調教では動かない馬で、G1を勝った2走前もそこまで速い時計が出ておらず、その前の阿蘇ステークスの時なんかは併せ馬で遅れるような有り様でした。
今回もそこまで調教で目立った動きはしていませんが、最終追い切りの併せ馬で遅れるようなことはなかったですし、この馬なりに悪くない状態でしょう。今回もこの馬なりの能力は出せそうな仕上がりです。
追い切り評価「A」
シャンパンカラー
1週前に南Wで終い11.1秒。鋭い末脚を見せていました。最終追い切りは軽めに流す程度でしたが、それでも前を走っていた馬にアッサリ追いついて最後は突き放すような感じでしたし、これは状態が良さそうです。久々になりますが今回も良い状態に仕上がっているでしょう。
この馬も芝中心に走ってきた馬ですが、調教ではパワフルな走りをしており、スピードというよりはパワースタミナが武器のように見えます。この馬はダートをこなせても不思議ありません。
ここへ向けて準備万端の1頭ではないかと見ています。
追い切り評価「S」
スピーディキック
地方馬で過去との明確な比較ができないため追い切り評価はナシとなります。今回の追い切りの映像を見ると、馬なりでスピード感のある動きが出来ていますし、個人的には状態が悪いという感じはしません。
追い切り評価「×」
セキフウ
最終1週前ともに併せ馬で先着。前走や前々走は併せ馬で遅れるようなところもありましたが、今回は近走より調教で動けていました。
最終追い切りで併せ馬に先着というのは、勝ったエルムステークス以来のことで、これは状態が良さそうです。今回は重賞を勝った時と遜色ない仕上がりでしょう。
追い切り評価「A」
タガノビューティー
1週前に一杯に追いましたが併せ馬で遅れ。最終追い切りも3歳未勝利馬に煽られるような動きになっていました。この馬は加齢とともに調教では動かなくなってきており、今回も相変わらず調教でズブいところを見せています。
こんな動きでも2走前に好走しており判断に難しいところですが、前走から大きく変わった感じはありません。ここは良くて前走や2走前と同じくらいの状態になりそうです。
追い切り評価「B」
ドゥラエレーデ
最終追い切りで坂路49.1秒。自己ベストを更新しました。流石にラスト1ハロンで大きく失速してしまいましたが状態は悪くないでしょう。
距離短縮に備えて速い全体時計を出す調教をしたのも良いと思いますし、これなら前走や前々走ぐらい走れていいかなと見ています。
欲を言えば終いはもう少し粘りを見せてほしかったところですが、今回もこの馬なりの良い状態にはなっています。
追い切り評価「A」
ドンフランキー
最終1週前ともにポリトラックでの調教となりました。前走や前々走などこの馬が良かった時は、CWでしっかり追い切りが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
1週前は強めに追って終い12秒台。最終追い切りも古馬1勝クラスの馬と互角程度の動きになるなど、動き的にも物足りない印象ですし、今回は間隔が空いた影響がありそうです。
追い切り評価「B」
ペプチドナイル
前走は中2週でも坂路50秒台。その前は中4週で坂路51秒台と、近走は間隔が詰まっても坂路で速い時計を出していましたが、今回はそこまで速い時計を出していません。
ここまで押せ押せで使ってきたせいか、流石に少し疲れが出来てきたかなという印象です。前走より上ということはなさそうで、ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
ミックファイア
地方馬で過去との明確な比較ができないため追い切り評価はナシとなります。今回の追い切り映像を見ると、肩ムチが入るシーンもありましたが機敏な反応が出来ていません。個人的にはあまり良い状態にはないかなという印象です。
追い切り評価「×」
