はい、皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は京都記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。
人気データ
人気 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 1- 1- 2- 3/ 7 | 14.3% | 28.6% | 57.1% | 38 | 68 |
2番人気 | 0- 2- 2- 3/ 7 | 0.0% | 28.6% | 57.1% | 0 | 97 |
3番人気 | 2- 2- 1- 2/ 7 | 28.6% | 57.1% | 71.4% | 184 | 132 |
4~6人気 | 4- 2- 2-13/21 | 19.0% | 28.6% | 38.1% | 297 | 154 |
7~ 人気 | 0- 0- 0-37/37 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
京都記念は、少波乱の余地があります。
1番人気が過去7年1勝。2番人気に至っては一度も勝てておらず、その代わりに成績を上げているのが3番人気や4~6番人気の中穴どころです。京都記念は大波乱とまでは言いませんが、能力実績通りとはいきません。
やはり、このレースに出てくる有力馬たちにとっての大目標であるドバイや大阪杯などとの兼ね合いで、実績馬たちがあまり仕上げてこないのが一つの要因として考えられます。その他にも様々な要因がありますので、それはこの後の枠順データだったり、脚質データなんかを通して伝えていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
枠順データ
枠番 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 1- 0- 6/ 7 | 0.0% | 14.3% | 14.3% | 0 | 15 |
2枠 | 0- 0- 1- 7/ 8 | 0.0% | 0.0% | 12.5% | 0 | 30 |
3枠 | 0- 0- 1- 6/ 7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% | 0 | 15 |
4枠 | 2- 2- 1- 3/ 8 | 25.0% | 50.0% | 62.5% | 246 | 152 |
5枠 | 0- 0- 1- 9/10 | 0.0% | 0.0% | 10.0% | 0 | 13 |
6枠 | 3- 0- 1- 7/11 | 27.3% | 27.3% | 36.4% | 194 | 68 |
7枠 | 1- 3- 1- 9/14 | 7.1% | 28.6% | 35.7% | 19 | 92 |
8枠 | 1- 1- 1-11/14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% | 245 | 105 |
京都記念は、外枠有利でしょう。
まず詳細な枠順別データを見ると1~3枠が複勝率15%未満で並んでおり回収率も奮いません。4枠から外になると複勝率は上昇傾向にあり、ざっと見ただけでも外枠有利かなという感じがします。
枠順 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 2- 3- 3-22/30 | 6.7% | 16.7% | 26.7% | 65 | 56 |
5~8枠 | 5- 4- 4-36/49 | 10.2% | 18.4% | 26.5% | 119 | 74 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、複勝率以外は全て外枠の方が上の成績を残していました。これは外枠有利と見て間違いないでしょう。
京都記念は開催後半に行われるということもあって、内側の馬場もだいぶ荒れた中でのレースとなります。その結果、馬場の悪いところを走る可能性が高い内枠が苦戦。多少のロスがあっても比較的馬場のキレイなところを走れる外枠が有利となるのでしょう。
先週までの競馬を見ても、京都はだいぶ外伸びになってきてるなという印象もありますし、今年も外枠有利になる可能性は高いです。
脚質データ
脚質 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1- 1- 0- 5/ 7 | 14.3% | 28.6% | 28.6% | 490 | 211 |
先行 | 6- 4- 5-13/28 | 21.4% | 35.7% | 53.6% | 156 | 114 |
中団 | 0- 2- 2-15/19 | 0.0% | 10.5% | 21.1% | 0 | 34 |
後方 | 0- 0- 0-23/23 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
マクリ | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
京都記念は、スタミナ勝負になりやすいです。
まず脚質別のデータを見ると逃げ選考で過去7年7勝という感じになっており、一見すると前有利のように見えますが、上がりのデータを見ると特段前有利ではないというのが分かります。
上がりデータ
上り | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 2- 2- 1- 6/11 | 18.2% | 36.4% | 45.5% | 108 | 94 |
3F 2位 | 1- 1- 0- 3/ 5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% | 210 | 58 |
3F 3位 | 1- 2- 1- 4/ 8 | 12.5% | 37.5% | 50.0% | 106 | 118 |
3F ~5位 | 3- 2- 4- 4/13 | 23.1% | 38.5% | 69.2% | 363 | 225 |
3F 6位~ | 0- 0- 1-41/42 | 0.0% | 0.0% | 2.4% | 0 | 3 |
こちらが上がりのデータです。上がり5位以内で過去7年7勝。上がり6位以下になると殆ど馬券絡み出来ていません。脚質データでは前有利、上がりデータでは末脚重要という感じになっています。
これは最後までバテずに走れればバテた馬が下がってくる分、必然的に位置取りは前になり、上がりも上位になるというスタミナ勝負特有の傾向です。実際に上がり最速馬の平均上がりタイムは35.1秒と、非常に遅いものになっていました。それだけ消耗戦になりやすいのです。
先程の枠順データでも言ったように、このレースは開催後半のタフな馬場で行われることが多いです。その分スタミナ勝負になりやすいというわけでしょう。
京都記念がスタミナ勝負になりやすいというのは重要なポイントです。
基本データまとめ
簡単にココまで話した内容をまとめますと、京都記念は、
・素直に能力実績通りとはいかない
・開幕後半で外枠有利になりやすい
・タフな馬場でのスタミナ勝負が多い
この3点が、特徴として挙げられるでしょう。
ここからはこれらの特徴を踏まえて、具体的にどの馬が今年の京都記念にピッタリかというのを考えておこうと思います。
前走距離データ
前走距離 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 2- 1- 1-14/18 | 11.1% | 16.7% | 22.2% | 62 | 37 |
今回延長 | 2- 2- 0-18/22 | 9.1% | 18.2% | 18.2% | 80 | 42 |
今回短縮 | 3- 4- 6-26/39 | 7.7% | 17.9% | 33.3% | 126 | 95 |
今回距離短縮になる馬の激走率が高くなっています。
先程の脚質データでスタミナ勝負になりやすいという話しをしましたが、それなら前走でも2200mより長い距離。2400mやそれより長い距離を走っていた馬が当然有利になるでしょう。長い距離を使ってきたということは、それだけスタミナがある可能性は高いですからね。
ここは前走でも2400m以上を使っていた長距離タイプの馬に要注目です。
このデータをクリアして残っているのはアフリカンゴールド、ジェットモーション、ナイママ、プラダリアの4頭です。
この4頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのはキャリアのデータではないかと思います。
キャリアデータ
過去7年の勝ち馬は殆どが2400m以上で実績のあった馬たちでした。
近年ここを勝った馬の主な実績を見ると、ダンビュライト以外の6頭はこのレースまでにOPクラスで2400m以上を勝ったことがある馬。2400m以上のG1で馬券圏内があった馬たちでした。
先程は距離短縮になる馬が良いという話しをしましたが、いくら距離短縮でも能力の全くない馬では流石に厳しいというわけです。ここは2400m以上の長距離で、OPクラスを勝てるぐらいの能力を見せている馬が狙い目となるでしょう。
今回距離短縮、これまでに2400m以上のG1で馬券圏内もしくはOPクラスの2400m以上で勝ったことがあるという2つのデータを同時にクリアした時。勝率15.8%、複勝率47.4%。回収率も100%を超えていました。
今年の出走馬で、これをクリアしたのはプラダリアしかいません。
まとめ
というわけで今年の京都記念にピッタリの馬は、プラダリアではないかと思います。
この馬は前走有馬記念こそ駄目でしたが、その前の京都大賞典は重馬場を物ともせず快勝。タフな馬場でのスタミナ勝負に強いところを見せていました。今回の出走予定馬を見るとだいぶ寂しいメンバー構成になっており、この馬かベラジオオペラかルージュエヴァイユかという感じになると思いますが、タフな馬場でのスタミナ勝負ならこの馬が良いのではないかと見てます。