皆さんこんにちは。アギョウです。
◎ライラック
・1週前に自己ベスト更新など状態万全
・このレースは勢いが重要になってくる
・オルフェーヴル産駒は古馬で本格化
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「1週前に自己ベスト更新など状態万全」
1週前に南W5ハロンの自己ベストを更新。この時は一杯に追われる併せ馬を尻目に、馬なりのままで置き去りにするような動きが出来ており、文句のつけようがない追い切り内容でした。最終追い切りは終い重視で軽く流す程度でしたが、それでも楽に終い11.4秒が出るなど仕上がりは申し分ありません。
前走も最終追い切りで坂路の一番時計を出すなど、そこそこ良い仕上がりだなと思っていましたが、今回は明らかに前走以上の仕上がりを見せています。ここへ向けて万全の仕上がりと言って間違いないでしょう。
仕上がりの良さはもちろん前走が坂路の一番時計。今回は南W自己ベスト更新など、調教の段階からココに来て成長ぶりも見せており、まさに充実期に入ったかなという1頭です。
推奨理由②「このレースは勢いが重要になってくる」
| 前走着順 | 着別度数(京都開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 前走１着 | 2- 2- 2-25/31 | 6.5% | 12.9% | 19.4% | 32 | 66 |
| 前走２着 | 2- 2- 1-11/16 | 12.5% | 25.0% | 31.3% | 71 | 48 |
| 前走３着 | 2- 0- 2-11/15 | 13.3% | 13.3% | 26.7% | 87 | 56 |
| 前走4着～ | 1- 3- 2-54/60 | 1.7% | 6.7% | 10.0% | 25 | 51 |
エリザベス女王杯は勢いが重要になってきます。
まず、このレースが京都で行われた過去7年の前走着順データをみると前走1～3着以内。前走で馬券になっているような馬は特に問題ないのですが、前走4着からは過去7年で1頭しか勝てておらず巻き返しが少ないことが分かります。
特に前走4着以下なのに今回1～3番人気になった馬。2016年のマリアライト。2015年のラキシス、2014年のメイショウマンボ。2013年のデニムアンドルビー、ヴィルシーナなど、前走4着以下に負けていたけど叩き台だから大丈夫。牡馬相手だから大丈夫。トラックバイアスが不利だったから大丈夫と、前走内容が度外視。これまでの実績が評価されて人気になりましたが、結果はデニムアンドルビーの掲示板が精一杯。二桁着順に大敗するケースも多くありました。
牝馬はとにかく勢いが重要。格より調子なんて言葉が競馬の格言としてありますが、これは裏を返すと牝馬は一度崩れてしまうと立て直すが難しいのです。前走で案外な結果になっても、これまでの実績で人気になる馬もいますが、牝馬に過去の実績はアテになりません。
ここは勢いのある馬。調子の良さそう馬を買うというのが鉄則になるでしょう。
推奨理由③「オルフェーヴル産駒は古馬で本格化」
問題はどの馬が勢いがあるか。調子が良さそうかという部分だと思いますが、個人的に注目したのがライラックです。
以前のこの馬は非常に分かりやすく、去年のエリザベス女王杯や日経賞など道悪になって上がりが掛かる展開になると好走。目黒記念のような上がりの速い勝負になると全く駄目という特徴があったのですが、前走の府中牝馬ステークスでは高速上がり勝負に対応し、以前のイメージを払拭する走りを見せてくれました。
追い切りの動きにしても前走は坂路の一番時計。そして今回は1週前に南Wの自己ベストを更新。この時は併せ馬を置き去りにする動きを見せるなど、明らかに以前より調教で動けるようになっています。
苦手だったことが出来るようになる。追い切りの動きも以前より良くなっている。まさに勢いがある。調子が良いと見て間違いない1頭です。
| オルフェーヴル産駒 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ２歳 | 63- 63- 79- 698/ 903 | 7.0% | 14.0% | 22.7% | 50 | 53 |
| ３歳 | 242- 239- 206-1938/2625 | 9.2% | 18.3% | 26.2% | 69 | 81 |
| ４歳 | 119- 94- 94- 802/1109 | 10.7% | 19.2% | 27.7% | 107 | 87 |
| ５歳 | 59- 55- 51- 535/ 700 | 8.4% | 16.3% | 23.6% | 106 | 88 |
| ６歳 | 10- 20- 21- 240/ 291 | 3.4% | 10.3% | 17.5% | 27 | 56 |
さらにこの馬の成長を裏付けするのがオルフェーヴル産駒のデータです。
オルフェーヴル産駒の年齢別データを見ると非常に分かりやすい傾向があり、2歳や3歳の時は回収率が水準以下になっており、人気ほどの走りが出来ない馬も多いのですが、4歳や5歳になると傾向は一変。どちらも単勝回収率100％を超えるなど、期待以上の走る馬が多いのが分かります。
2歳や3歳の時はそこまで目立った存在ではなかったけど、古馬になってドンドン成長。皆さんの想像を超える成長力を見せて穴を開ける。これがオルフェーヴル産駒の大きな特徴です。一言で言ってしまえば晩成的な血統なのです。
ライラックも2歳や3歳の時は自分の得意な条件でしか走れないような馬でしたが、ココに来て苦手であるはずの条件を走ったこと。追い切りの動きがドンドン良くなっていることを考えると、オルフェーヴル産駒の上昇曲線に乗ったと見ていいでしょう。
今年は混戦模様の一戦ですがライラックの勢い。成長力に期待してこの馬を本命にしたいと思います。
まとめ
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