皆さんこんにちは、アギョウです！
今回は小倉記念の追い切り診断となります。
それでは早速マリアエレーナから見ていきましょう。
マリアエレーナ
最終追い切りを火曜日に行いましたが、これはいつものことです。最終追い切りが火曜日だからといって割引する必要はありません。この馬は元々調教では良く動くタイプで、いつも調教ではよく見せるのですが、今回も坂路51秒台、CW80秒切り、終い11秒台前半など、相変わらず調教では良く動けています。
ここに来てグッと良くなった感じまではありませんが、前走ぐらいは走れそうな仕上がりです。しっかり好調キープです。
この馬は人気を裏切る走りが続いていますが、これだけ調教では動くスピードタイプの馬ですし、平坦高速馬場の小倉が合っているのは間違いないでしょう。近走の凡走は状態というよりも、阪神だったり中京だったりと急坂コースが続いていたのが大きいでしょう。得意の平坦高速馬場なら一気の巻き返しも十分ありそうです。
追い切り評価「A」
エヒト
この馬は元々調教では良く動くタイプで、一番良かった去年の七夕賞の時なんか坂路49秒台、終いも11秒台前半でまとめる、とんでもない動きを見せるような馬です。今回も坂路51秒台を連発するなど、相変わらず調教では良く動けています。
ただ、やはり一番良かった去年の七夕賞の時ほどは動けていません。ここは絶好調とまではいかず、好調ぐらいの状態でどこまでやれるかになるでしょう。
追い切り評価「A」
ククナ
前走は初めて南Wで終い11秒台前半をマークし古馬OP馬相手に楽々併せ馬で先着するなど、まさに絶好の仕上がりという感じでしたが、今回の最終追い切りでは条件馬相手に併せ馬で遅れ。今回は栗東滞在で単純な時計比較はできませんが、終いも11秒台後半までになっていました。
小倉への輸送に備えて栗東滞在しているのは良いと思いますが、この馬は休み明けだった前走がまさに仕上がりのピークだったかなという感じで、今回は良くて前走同様まで。前走より下である可能性も十分ありそうです。状態的な狙い目は前走だったかなという印象です。
追い切り評価「B」
アップデート
中3週と間隔が詰まっての出走ですが追い切り4本と入念な調整が出来ています。この中間は目立った時計こそありませんが、最終追い切りでは楽々と終い最速でまとめるなど、時計以上に良いなと思わせる動きを見せていました。
近走は結果こそ出ていませんが、この馬としては悪くない状態にはあります。2勝クラスを勝った時と同じくらいの状態にはありそうです。しっかり好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
エニシノウタ
勝った前走は最終、1週前ともに楽々と終い最速の時計を出していました。この馬は元々あまり調教では動かないタイプで終い13秒台ということも珍しくない馬ということを考えれば、前走はかなり調教で動けていました。
そして今回は最終追い切りこそ終い最速ですが、1週前は強めに追ってなんとか失速せずに済んだという感じでした。前走ほど絶好の状態には見えません。ここは前走よりは下。2走前よりは上という感じになりそうです。
追い切り評価「B」
カテドラル
1週前にCW76秒台の好時計をマークし自己ベストを更新。最終追い切りの坂路でも楽々と終い最速を出すことが出来ています。ダートを使っていた近走は調教の段階からあまり動けていませんでしたが、今回は3走前の小倉大賞典ぐらい動けています。
状態としても3走前の小倉大賞典ぐらい。ここに来ての明確な上積みはありませんが、重賞での好走も十分可能な状態でしょう。しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
カレンルシェルブル
最終追い切りでパッシングシャワーという2歳新馬と併せ馬をしましたが、あっさりと遅れていました。時計も3走前に勝った福島民報杯の時は終い11秒台前半が出ていましたが、今回は終い11秒台後半となっています。
中4週と間隔が詰まっての出走ながら追い切り6本をこなしている点は好感が持てますが、肝心の動きが少し物足りない感じがあります。
ここは前走同様といったところで、3走前の福島民法杯の時のような状態にはない可能性が高いです。ここは前走や2走前ぐらいでどこまで頑張れるかでしょう。
追い切り評価「B」
ゴールドエクリプス
最終追い切りのCWで終い10秒台。1週前も坂路51秒台かつ終いも11秒台でまとめる動きが出来ていました。この馬は2勝クラスを負けている時でもCW80秒を切る時計を出したり、坂路51秒台を出したりと、元々調教ではよく動くタイプですが、今回も相変わらず良い動きを見せていました。
ここに来ての大幅な上積みがある感じはしませんが、状態が悪いという感じもしません。今回もしっかり好調キープ。この馬の走りは問題なくできる状態になっているでしょう。
追い切り評価「A」
ザイツィンガー
中1週と間隔が詰まっての出走ですが坂路51秒台を出すなど、手を緩めることなくハードな調教をこなしています。元々調教では良く動く馬ですが、今回も相変わらず調教では良い動きを見せていました。
近走も調教で動けている割に大敗が続いているのは不可解ですが、今回も3走前の六甲ステークスぐらいは走れていい状態でしょう。今回もこの馬としては悪くない仕上がりにあります。
追い切り評価「A」
スカーフェイス
最終追い切りで強めに追いましたが終い12秒台。間隔が詰まっているので仕方ない部分もありましたが、それでも終い11秒台が当たり前のように出るこの馬としては少し物足りない動きでした。
近走もイマイチな結果が続いていますが、その近走と比べても今回の状態は微妙な印象です。ここは良くて前走同様まで。前走より少し下と考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
スタッドリー
1週前に坂井瑠星騎手を乗せて終い11.4秒をマーク。最終追い切りは軽く流す程度でしたが、1週前まででキッチリ仕上がっているでしょう。
この馬が3勝クラスを勝った時も、1週前に坂井瑠星騎手を乗せて終い11.4秒。最終追い切りは軽く流す程度という全く同じ調教過程を踏んでおり、状態としても今回は3勝クラスを勝った時と遜色ないものがありそうです。
今回もしっかり好調キープ。ここでは能力的に足りるかどうかが鍵になるでしょう。
追い切り評価「A」
テーオーシリウス
中3週と間隔が詰まっての出走になりますが、北海道から栗東に帰ってきて追い切り4本。入念な調整をこなしています。その甲斐もあってか1週前に馬場の大外を通って終い11秒台。最終追い切りも馬場の大外を通って、これまでで2番目に速い全体時計をマークしていました。
前走で無理をしなかったのが功を奏したのか、状態は近走の中でも一番。デビューしてからの中でも一番良いのではないかと思います。前走大敗していますが、ここに来て充実してきているのは間違いありません。状態は万全に近いものがありそうです。
追い切り評価「S」
モズナガレボシ
この馬が調子の良かった頃は坂路とポリトラックを中心に、じっくり乗り込む調教をしていましたが、今回や前走はCW中心。休み休みでしか使えないということもあって、良かった頃とは全く違う調教内容になっています。同じような調教内容だった前走は終始最後方で大敗という結果でしたし、今回も本調子にない可能性が高いです。
この中間の調整内容を見ると、小野寺騎手を乗せて障害練習を行っており、今回は平地レースにも関わらず小野寺騎手を起用してきました。もしかしたら障害を一叩きという側面が大きいのかもしれません。何にしても今回は本調子とはいかないでしょう。
追い切り評価「B」
レヴェッツァ
最終追い切りで先日重賞制覇をしたドンフランキーを相手に併せ馬で先着。ドンフランキーを一気に突き放す動きが出来ていました。時計も終い11秒台前半と申し分ありません。
これまでは終い12秒台になったり、終い11秒台前半が出ても併せ馬で遅れているということが多かったのですが、今回はそれらを一気にクリアしてきました。
これは状態が良いのは間違いなさそうで、デビューしてからの中でも一番良いのではないかと思います。ここでは能力的に足りるかどうかが鍵になりますが、状態自体は万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
ワンダフルタウン
状態が良かった3歳春頃は坂路で終い最速。CWでも80秒を切る時計が出ていましたが、不振が続いている近走はそこまで動けていません。
今回も最終追い切りで一杯に追って、なんとか坂路で終い失速せずに済んだという感じで、1週前のCWでも82秒台が精々といった感じで併せ馬にも遅れていました。
前走こそ4着でしたが状態としては一番良かった頃の状態にないはずで、今回も良くも悪くも近走同様といったところです。
追い切り評価「B」
ヴァンケドミンゴ
この馬の調子が良かった頃は同じオープン馬と併せ馬をしたり、オープン馬でなくとも3勝クラスや2勝クラスなど、レベルの高い馬との併せ馬をしていましたが、近走は3歳未勝利馬との併せ馬が多くなっています。
今回もその例外ではなく、3歳未勝利馬との併せ馬となっていました。前走からは多少良くなっていますが、それでも重賞でも頑張れていた頃と比べると少し物足りません。
ここは2走前や3走前と同じくらいの状態でどこまで頑張れるかでしょう。
追い切り評価「B」
