皆さんこんにちは。アギョウです。
◎アシャカトブ
・叩き2走目の上積みありそうで万全
・前走マリーンS組は余裕残し◎
・道悪ダートは非サンデー系
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「叩き2走目の上積みありそうで万全」
この馬は元々あまり調教では動かないタイプで、4走前のラジオ日本賞を勝った時でさえ南Wで終い12秒台。併せ馬にも遅れていました。
それが今回は中間に南Wで終い11秒台。1週前に函館ウッドで好時計をマークしました。併せ馬に遅れるのは相変わらずですが、出しているタイムを見ると、これまでにはないようなものです。
割りと好走が続いている近走の中でも、状態自体は一番良さそうです。間隔が詰まっての出走でも追い切り4本と入念な調整をしている点も好感が持てます。
前走から叩き2走目の上積みもありそうで、ここを目標に万全の仕上がりでしょう。
推奨理由②「前走マリーンS組は余裕残し◎」
| 前走レース名 | 着別度数(札幌開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| マリーンＨ | 5- 2- 1-28/36 | 13.9% | 19.4% | 22.2% | 95 | 48 |
前走マリーンステークスは余裕残しだった馬が好走傾向です。
まず札幌開催だった時の前走レース別のデータを見ると、前走マリーンステークス組が過去8年5勝。過去8年で馬券になった24頭のうち8頭。つまり3頭に1頭がマリーンステークス組という高い占有率となっていました。
そんなマリーンステークス組の中でも、特に狙い目となるのが前走余裕残しだった馬。大幅プラス馬体重での出走だった馬です。
| 前走マリーンS | 着別度数(札幌開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| -19～-10kg | 0- 0- 0- 5/ 5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| -9～ -4kg | 1- 0- 0- 4/ 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% | 338 | 88 |
| -3～ +3kg | 2- 0- 1-10/13 | 15.4% | 15.4% | 23.1% | 78 | 43 |
| +4～ +9kg | 2- 1- 0- 9/12 | 16.7% | 25.0% | 25.0% | 59 | 33 |
| +10～+19kg | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% | 0 | 330 |
こちらがマリーンステークス組の前走馬体重のデータになりますが、マリーンステークスで馬体重が増えていれば増えているほど複勝率が右肩上がりで高まる傾向にありました。
やはりマリーンステークスから中3週。間隔が詰まっての出走となれば前走で余裕のある作りだった馬ほど、本番となるここでも好走率が上がるというわけでしょう。
今年のマリーンステークス組の前走馬体重を確認すると、アシャカトブが前走+16キロでの出走で明らかに余裕残しという感じがありました。追い切りを見ても休み明けを一度使っての上昇気配がありますし、前走マリーンステークス組ならこの馬が狙い目となるでしょう。
推奨理由③「道悪ダートは非サンデー系」
| 血統 | 着別度数(札幌開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 父もしくは母父サンデー系 | 5- 6- 4- 58/ 73 | 6.8% | 15.1% | 20.5% | 39 | 60 |
| 父、母父ともに非サンデー | 3- 2- 4- 26/ 35 | 8.6% | 14.3% | 25.7% | 147 | 92 |
ダート、特に道悪ダートでは非サンデー系が好走率を上げています。
まず、このレースの血統データを見ると父もしくは母父サンデー系の馬に対して、サンデーサイレンスの血を持たないもしくはサンデーサイレンスの血が遠くなっている馬の激走率が高くなっています。
札幌開催だった過去8年ではサンデー系ではなかった馬が単勝回収率100％を超えていました。
| レパードS | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 父もしくは母父サンデー系 | 5- 4- 5- 74/ 88 | 5.7% | 10.2% | 15.9% | 45 | 63 |
| 父、母父ともに非サンデー | 5- 6- 5- 44/ 60 | 8.3% | 18.3% | 26.7% | 198 | 105 |
これは、このレースに限った話しではなく同日に行われるレパードステークスにも同じような傾向があります。こちらもサンデー系でなかった馬の回収率が非常に高くなっていました。
| 血統(良馬場) | 着別度数(過去5年のダート) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サンデー系 | 3057- 3051- 3014-34890/44012 | 6.9% | 13.9% | 20.7% | 72 | 72 |
| 非サンデー | 1965- 1955- 1999-21663/27582 | 7.1% | 14.2% | 21.5% | 70 | 74 |
サンデー系ではない馬の好走率が高いというのはエルムステークスだけでなく、ダート全体に言えることなのです。
実際に過去5年良馬場のダートにおいても、先程の2つと同じような傾向がありました。
| 血統(重、不良) | 着別度数(過去5年のダート) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サンデー系 | 877- 889- 893-10415/13074 | 6.7% | 13.5% | 20.3% | 70 | 73 |
| 非サンデー | 631- 620- 612- 6397/ 8260 | 7.6% | 15.1% | 22.6% | 72 | 79 |
更にこれが重、不良の道悪となるとその傾向が進んでおり、良馬場だった先程と比べて、道悪の方がサンデー系とサンデー系ではない馬の差が開いています。
今年のエルムステークスは前日の段階で不良馬場。さらに当日にも雨予報があるということで、道悪での勝負になりそうですが、そうなればより一層、サンデー系ではない馬に要注目です。
今年の出走メンバーで父、母父ともに非サンデー系という馬はワールドタキオン、セキフウ、タイセイサムソン、アシャカトブの4頭しかいません。
| アシャカトブ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ダ・ 良 | 3- 0- 3-10/16 | 18.8% | 18.8% | 37.5% | 76 | 87 |
| ダ・稍重 | 2- 1- 0- 2/ 5 | 40.0% | 60.0% | 60.0% | 212 | 98 |
| ダ・ 重 | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% | 0 | 90 |
| ダ・不良 | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 3210 | 440 |
その中でもアシャカトブは先程説明したマリーンステークスを余裕残しで挑んだ馬ですし、サンデー系ではない馬らしく道悪で好走率を上げる傾向にもあります。正直内枠を引ければ更に自信はありましたが、外枠でも問題ないだろうと見て、この馬を本命にしたいと思います。
まとめ
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