【アルゼンチン共和国杯2022】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい、皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はアルゼンチン共和国杯が、どんな特徴があるのかを解説していきます。

それじゃあ早速、人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3- 1- 1- 5/ 10 30.0% 40.0% 50.0%
2番人気 4- 0- 0- 6/ 10 40.0% 40.0% 40.0%
3番人気 2- 1- 6- 1/ 10 20.0% 30.0% 90.0%
4番人気 0- 5- 0- 5/ 10 0.0% 50.0% 50.0%
5番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0%

アルゼンチン共和国杯は少波乱の余地があるレースではないかと思います。

1番人気や2番人気などの人気どころも来るには来ていますが、3番人気や4番人気の複勝率、連対率などが高く、上から順番に好走率が高くなっているというわけではありません。人気どころの中で着順が入れ替わりやすいという、少波乱のレースでしょう。

アルゼンチン共和国杯は実力通りに決まりやすい東京競馬場で行われる一戦ですが、ハンデ戦という一面もあります。ハンデによって多少順番が入れ替わるような荒れ方をするのです。

ハンデ戦だからといって大穴から狙うということはしなくても大丈夫ですが、多少の波乱には要注意が必要でしょう。

枠順

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 1- 2-12/15 0.0% 6.7% 20.0%
2枠 2- 1- 2-13/18 11.1% 16.7% 27.8%
3枠 1- 1- 1-15/18 5.6% 11.1% 16.7%
4枠 0- 2- 0-17/19 0.0% 10.5% 10.5%
5枠 2- 1- 2-15/20 10.0% 15.0% 25.0%
6枠 3- 1- 1-15/20 15.0% 20.0% 25.0%
7枠 1- 2- 1-20/24 4.2% 12.5% 16.7%
8枠 1- 1- 1-21/24 4.2% 8.3% 12.5%

アルゼンチン共和国杯は、大きな枠順傾向はありません。

1枠から8枠まで満遍なく来ているかなという印象で、勝率や複勝率に大きな偏りはありません。内枠だから買いとか、外枠だから駄目ということはないでしょう。

先程も言ったように、東京は基本的に能力通りに決まりやすい舞台です。極端にどちらかの枠順が良いということにはなりません。斤量はよって多少結果を左右しますがが、枠順については結果に大きく影響を与えることはなさそうです。

アルゼンチン共和国杯は、枠順についてはあまり気にする必要がないのではないかと思います。

脚質

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0%
先行 5- 3- 3- 29/ 40 12.5% 20.0% 27.5%
中団 5- 6- 5- 44/ 60 8.3% 18.3% 26.7%
後方 0- 1- 2- 45/ 48 0.0% 2.1% 6.3%

東京競馬場らしく、末脚勝負の一戦でしょう。

脚質のデータを見るだけでは先行・中団など、真ん中辺りから競馬をする馬が良いのかな程度しか分かりませんが、上がりのデータを見れば一目瞭然です。

上がり

上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3F 1位 3- 3- 3- 2/ 11 27.3% 54.5% 81.8%
3F 2位 2- 3- 0- 7/ 12 16.7% 41.7% 41.7%
3F 3位 2- 2- 2- 8/ 14 14.3% 28.6% 42.9%
3F ~5位 3- 1- 1- 10/ 15 20.0% 26.7% 33.3%
3F 6位~ 0- 1- 4-101/106 0.0% 0.9% 4.7%

上がり最速をマークした馬が勝率27.3%、複勝率も81.8%。上がり最速を出す馬を予想できれば、8割方当たるような計算です。

逆に上がり6位以下となると過去10年で勝ったことがなく、複勝率もかなり悲惨なことになっています。

アルゼンチン共和国杯は、どの馬が速い末脚を使うかを予想するレースと言っても過言ではありません。

問題は、どの馬が上がり最速を使えそうかというところだと思いますが、それはこの後でジックリ話していきますので、最後までぜひお付き合いください。

基本データまとめ

簡単に、ここまで話した内容をまとめますと、アルゼンチン共和国杯は、

・ハンデ戦で少波乱の余地がある
・枠順についてはあまり気にしなくていい
・東京競馬場らしく末脚勝負

この3点が、特徴として挙げられるでしょう。

ここからは、これらの特徴を踏まえて、具体的にどの馬が、今年のアルゼンチン共和国杯にピッタリかというのを考えておこうと思います。

前走クラス

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
前走G1~G2 8- 5- 3- 61/ 77 10.4% 16.9% 20.8% 42 46
前走G3以下 2- 5- 7- 67/ 81 2.5% 8.6% 17.3% 18 49

前走G3以下を走っていた馬は、かなり勝率が低くなっています。

アルゼンチン共和国杯はハンデ戦ということで、能力的に微妙な馬にもチャンスがあるかと思いきや、実はそんなことはありません。

どちらかというと前走G1やG2などを走っていた実績馬が、順当に結果を残すというシーンが多く見られます。

数少ない前走G3以下から勝った馬も、すでに札幌記念で2着した実績があったアスカクリチャンや、菊花賞3着になったこともあるゴールドアクターでした。前走G3以下を走っていたと言っても、G1やG2ですでに通用することを証明していた馬たちです。

人気データのところでアルゼンチン共和国杯はハンデのせいで少波乱があるという話しをしましたが、すでに実績のあった馬が重い斤量を背負わされて人気落ちしたけど、普通に走って少波乱というのが、このレースの荒れ方なのです。

斤量 着別度数 勝率 連対率 複勝率
51.5~53kg 0- 1- 1- 19/ 21 0.0% 4.8% 9.5%
53.5~55kg 1- 4- 7- 52/ 64 1.6% 7.8% 18.8%
55.5~57kg 7- 4- 0- 36/ 47 14.9% 23.4% 23.4%
57.5~59kg 2- 1- 1- 12/ 16 12.5% 18.8% 25.0%

実際に斤量のデータを見ても、重い斤量を背負った馬も何の問題もなく好走しています。逆に軽い斤量の馬はイマイチな成績です。

だいぶ話しは逸れてしまいましたが、前走G3以下を走っていたような馬より、前走G1やG2を走っていた実績馬が狙い目でしょう。

前走着順

前走G1以外 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走4着 2- 2- 0- 9/13 15.4% 30.8% 30.8%
前走5着 1- 0- 0- 9/10 10.0% 10.0% 10.0%
前走7着以下 0- 2- 1-66/69 0.0% 2.9% 4.3%

前走G1以外で7着以下だった馬も、過去10年で勝っていません。

これも先程と同じようなことです。前走G1を走った馬や、G2で掲示板に乗るぐらいの能力がある馬は、重い斤量になると思いますが、それでも実績ある馬の方が来る傾向にあるのです。

逆に前走G1以外で7着以下になるような、そもそも能力的に微妙な馬は、軽い斤量だとしてもどうでしょうか。

ここまで2つのデータをクリアして残っているのはキラーアビリティ、シルヴァーソニック、テーオーロイヤルの3頭です。

この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのはキャリアのデータだと思います。

キャリア

過去10年の勝ち馬のうち9頭が、ここまでに重賞で上がり3位以内の経験がありました。逆に重賞で好走していたとしても、良い末脚が使えていない馬は苦戦する傾向にあるのです。

脚質データのところで、東京競馬場らしく末脚勝負になりやすいという話しをしましたが、それなら重賞でも上がり3位以内。重賞のレベルで良い末脚を使えている馬が当然有利でしょう。今回も速い上がりを出す可能性が高いですからね。

過去10年で唯一の例外であるゴールドアクターも前走3勝クラスで上がり最速をマークしていましたし、ここでは良い末脚を持っているかどうかは重要なポイントです。

先程、名前を上げた3頭のうち重賞で上がり3位以内の経験があったのはテーオーロイヤルしかいません。

まとめ

というわけで、今年のアルゼンチン共和国杯にピッタリの馬は、テーオーロイヤルではないかと思います。

この馬は前走のオールカマーこそ案外な走りでしたが、それまではG1でも馬券になるぐらいの勢いを見せていました。前走のオールカマーは極端な内有利の中を、外枠から外々を回る形になっていましたし、個人的には度外視できる一戦かなと見ています。

かつて青葉賞では33.9秒の末脚を使って4着になるなど、溜めれば良い末脚が使える馬ですし、これまでの実績から2500メートルに距離が伸びるのも歓迎でしょう。

ここで巻き返してくる可能性は高いのではないかと思います。