皆さんこんにちは。アギョウです。
◎ソダシ
・前哨戦でも状態良さそう
・夏のローカルを使った馬◎
・東京芝では天下のノーザン
・馬場高速化が進んでマイラー有利
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「前哨戦でも状態良さそう」
去年とほぼ同じ間隔での出走になりますが、去年の秋華賞と比べると、今年の方が明らかに状態が良さそうです。去年は終い強めに追っても12秒台前半が精々でしたが、今年の最終追い切りでは楽に終い11秒台前半が出ました。併せ馬も突き放す一方という動きでしたし、これは状態が良いと見て間違いありません。去年からの成長も感じさせるような最終追い切りでした。
この中間は、ほぼ馬なりでの調整となっていますが、これは逆に良いのではないかと思います。というのも、去年の秋華賞、チャンピオンズカップと、この馬が大敗している時は強め、一杯調教を多用していました。やはり気性的に難しい馬ということで、調教で負荷を掛けすぎない方が気持ち良く走ってくれるのでしょう。
今回は馬なり中心の調教ですが、動き自体は良かったですし、この馬の能力は最大限出せる状態にありそうです。
推奨理由②「夏のローカルを使った馬◎」
前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
ローカル | 9- 7- 7- 56/ 79 | 11.4% | 20.3% | 29.1% | 160 | 89 |
その他 | 1- 3- 3- 53/ 60 | 1.7% | 6.7% | 11.7% | 10 | 24 |
まず、このレースは前走ローカルを使った馬。夏を一度使った馬が、かなり良い成績を残しています。
このレースはエリザベス女王杯やマイルチャンピオンシップなど、次のG1を見据えて有力馬も多数出走してきますが、これらは春からの休み明けが大半です。
そういう馬たちは、やはり仕上がりという面でどうしても不安が残るのです。そんな中を前走札幌や函館、新潟、小倉などローカルの競馬場。夏を一度使った馬が仕上がり面で有利になるわけです。
ソダシはあくまで次のG1が目標だとは思いますが、札幌記念を一度使っているおかげか、他のG1狙いの馬たちと比べると、かなり調教で良い動きを見せています。夏を一度使ったことで、状態面での優位性があるでしょう。
ソダシ以外で一度夏を使った組の中ではクールキャットなんかも注目しています。
推奨理由③「東京芝では天下のノーザン」
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
ノーザンファーム | 4- 5- 3- 26/ 38 | 10.5% | 23.7% | 31.6% | 103 | 68 |
その他 | 6- 5- 7- 83/101 | 5.9% | 10.9% | 17.8% | 93 | 58 |
ダービーが行われる東京芝は、ノーザンファームの天下となっています。
ノーザンファームの生産馬は好走率が高いのはもちろんですが、回収率も非ノーザンファームの馬を上回っています。皆さんの想像以上にノーザンファームの馬が有利なのです。
ノーザン(過去5年) | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
東京芝 | 548- 440- 381- 2201/ 3570 | 15.4% | 27.7% | 38.3% |
中山芝 | 332- 301- 260- 1695/ 2588 | 12.8% | 24.5% | 34.5% |
京都芝 | 274- 235- 242- 1275/ 2026 | 13.5% | 25.1% | 37.1% |
阪神芝 | 418- 385- 347- 2085/ 3235 | 12.9% | 24.8% | 35.5% |
これは別にこのレースに限った話しではなく、ノーザンファームは全10場の中で最も東京競馬場を得意としているのです。
ノーザンファームはどの馬もダービー、オークスを勝つことを目標に英才教育されますから、東京で強いのは当然のことなのです。
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
54kg | 8- 8- 5- 92/113 | 7.1% | 14.2% | 18.6% |
55kg | 1- 1- 3- 12/ 17 | 5.9% | 11.8% | 29.4% |
56kg | 1- 1- 1- 4/ 7 | 14.3% | 28.6% | 42.9% |
あとソダシに関しては、斤量56キロがどうかと思われる人がいるかもしれませんが、特に大きな問題にはならないと見ています。
というのも、斤量56キロだからと言って、勝率などが下がっている様子はありません。むしろ複勝率42.9%となっており、下手に54キロの馬を狙うよりも確実性が高くなります。
斤量56キロ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ノーザンファーム | 1- 1- 1- 0/ 3 | 33.3% | 66.7% | 100.0% |
社台ファーム | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
社台コーポレーション白老ファーム | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
大栄牧場 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
千代田牧場 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
さらに、斤量56キロで飛んだ馬に注目してみると、すべて非ノーザンファームの馬たちです。逆に斤量56キロかつノーザンファームという条件が揃うと、過去10年では複勝率100%となっています。
ノーザンファームや斤量56キロになるほどの実力馬は、人気になりやすいですが、特に嫌う必要もないのかなと思います。
推奨理由④「馬場高速化が進んでマイラー有利」
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1600m | 2- 5- 6- 37/ 50 | 4.0% | 14.0% | 26.0% |
1800m | 5- 4- 3- 33/ 45 | 11.1% | 20.0% | 26.7% |
2000m | 3- 1- 1- 32/ 37 | 8.1% | 10.8% | 13.5% |
このレースはマイラーと中距離馬なら、マイラーの方が恵まれる傾向にあります。
競馬というのは基本的に前走から距離が短くなる、距離短縮が有利になるのですが、このレースにおいては前走1600メートルの馬が、前走2000メートルの馬より高い連対率、複勝率となっています。
馬場の高速化が進む近年は、特にこの傾向は強まってきており、去年なんかはマイル重賞で連対経験があった2頭が上位を占め、3着には1400メートルで馬券になるマルターズディオサが突っ込んできていました。
その前を見ても、2020年はサラキアこそ中距離馬ですが、その他はマイル実績のある馬が馬券圏内を確保。生粋の中距離馬であるラヴズオンリーユーは着外に沈みました。サラキアはこの後すぐにG1で連続好走するほど強くなっていた馬ですし、これは単純に強かったのでしょう。
2019年も、後にエリザベス女王杯を勝つラッキーライラックを差し置いて、1600~1800メートルに好走が集中していたスカーレットカラー、フロンテアクイーンが先着するなど、マイル適性の高さが明暗を分けた形でしょう。
近年の結果を見ると、マイル適性の高い馬が、このレースでは有利でしょう。
ソダシは言わずとしれたマイルG1馬です。マイラーが有利になりやすい、このレースへの適性は間違いありません。ソダシの相手候補もヴィクトリアマイルで良い走りをしたアブレイズやローザノワール辺りが有力ではないかと見ています。
まとめ
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