今回はターコイズステークスの過去データ分析となります。
今週末は中山競馬場にてターコイズステークスが行われます。牝馬最強を決めるエリザベス女王杯が、先日行われました。結果はリスグラシューの優勝でしたが、まだ牝馬たちの戦いは終わっていません。エリザベス女王杯で不完全燃焼に終わった馬たちが、平成最後の牝馬重賞に挑みます。来年のエリザベス女王杯に向けて、一体どんな馬がここを勝つのか。今から非常に楽しみですね!というわけでターコイズステークスの過去データ分析となります。
ターコイズステークス 過去データ
今回は重賞になってからの過去3年間のデータから、人気・年齢・斥量・枠順・脚質の基本データに加えて、前走距離・前走場所・前走馬体重のデータを見ていくことで今回のターコイズステークスで高期待値の馬を導き出します。それでは各データの考察に入っていきましょう。
基本データ
まずは基本データから見ていきましょう。ここでは主に過去データ的に買える馬を見ていこうかなと思います。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 1- 0- 0- 2/ 3 |
2番人気 | 0- 0- 0- 3/ 3 |
3番人気 | 0- 1- 1- 1/ 3 |
4番人気 | 0- 0- 0- 3/ 3 |
5番人気 | 1- 0- 0- 2/ 3 |
過去3年で馬券圏内4頭。9頭中の4頭、約半分は1~5番人気の馬です。逆に言うと半分が6番人気以上で構成されているわけですから、波乱の余地もあるレースなのではないでしょうか。2015年にはシングウィズジョイ11番人気→1着などもありますしね。ハンデ戦らしく荒れることも視野に入れておかなければならないと思います。
年齢
年齢 | 着別度数 |
---|---|
3歳 | 2- 0- 0-15/17 |
4歳 | 0- 3- 1- 3/ 7 |
5歳 | 1- 0- 1-13/15 |
6歳 | 0- 0- 1- 8/ 9 |
3歳が過去3年2勝、4歳も出走数が少ないながらも2着3回と健闘しています。若い馬がいいということですね。5歳は及第点の数字にありますが、6歳となると流石に割引。成績を見てもらえばわかるように、6歳はピークアウトが懸念されるのではないでしょうか。
斥量
斤量 | 着別度数 |
---|---|
50kg | 0- 0- 0- 1/ 1 |
51kg | 0- 0- 0- 1/ 1 |
52kg | 0- 0- 1- 7/ 8 |
53kg | 2- 2- 0-10/14 |
54kg | 0- 0- 0-12/12 |
55kg | 0- 0- 2- 5/ 7 |
56kg | 1- 0- 0- 2/ 3 |
ターコイズステークスはハンデ戦ということで、斥量についても見ておこうと思います。これを見てもらえば一目瞭然ですよね。53キロの馬がかなりの好水準です。ハンデ戦といえど50~52キロの馬はやや能力に物足りず、馬券になったのは過去3年で1頭のみ。54~56キロの馬も悪くありませんが、53キロと比べてしまうと見劣ってしまいます。53キロが能力と斥量の釣り合いが取れたハンデということなのではないでしょうか。
枠順
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 0- 0- 1- 5/ 6 |
2枠 | 0- 0- 0- 6/ 6 |
3枠 | 0- 0- 0- 6/ 6 |
4枠 | 1- 1- 0- 4/ 6 |
5枠 | 1- 1- 0- 4/ 6 |
6枠 | 0- 0- 0- 6/ 6 |
7枠 | 0- 1- 2- 3/ 6 |
8枠 | 1- 0- 0- 5/ 6 |
1~3枠は過去3年で馬券圏内1頭のみ。開催も後半に差し掛かってくるということで、馬場が荒れる内側は良くないということでしょうね。ターコイズステークスでは4枠から外。中~外枠にかけての馬の重視するべきではないでしょうか。
脚質
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 0- 0- 1- 2/ 3 |
先行 | 1- 0- 0-10/11 |
中団 | 1- 2- 2-18/23 |
後方 | 1- 1- 0- 9/11 |
中団、後方からの馬が馬券圏内7頭。馬券占有率で考えると78%ぐらいです。これは先程の枠順データとも被るところがあるのですが、馬場が荒れてきているということで、前に行くメリットがそこまでないということでしょう。数字上のペース以上に逃げ先行馬は消耗が激しく、バテてきたところを中団、後方からの馬が外からスバっと差してくるということでしょうね。先程の枠順データと合わせて、ターコイズステークスでは外の差し馬に要注目です。
消去法データ
ここからは消去法データ。今回のターコイズステークスで過去データ的に厳しい馬を見ていこうと思います。
前走距離
前走距離 | 着別度数 |
---|---|
同距離 | 2- 3- 1- 9/15 |
今回延長 | 0- 0- 0- 8/ 8 |
今回短縮 | 1- 0- 2-22/25 |
今回距離延長となった馬(カイザーバル、ベルーガなど)は過去3年で馬券圏内なし。先程から予想のポイントとして何度も上げている馬場の荒れ具合。脚質データでも話したように、ターコイズステークスはラップ以上に消耗する馬場コンディションで行われるのではないでしょうか。その結果、1200や1400を中心に使ってきた馬よりも、中距離を中心に戦ってきたスタミナのある馬が活躍するという構造になっているのだと思います。
前走場所
前走場所 | 着別度数 |
---|---|
福島 | 0- 0- 0- 5/ 5 |
新潟 | 0- 0- 0- 2/ 2 |
東京 | 0- 2- 2-16/20 |
中山 | 0- 0- 0- 4/ 4 |
中京 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
京都 | 3- 0- 1-11/15 |
前走で京都を使った馬が過去3年3勝。逆に前走が京都以外だった馬(レッドオルガ、リバティハイツなど)は勝ったことがありません。これは最近の京都競馬場の馬場と関係あると思います。とにかく最近の京都競馬場の傾向としては時計以上にタフな馬場なんですよね。昔は阪神なんかの方がタフだと言われていたのですが、時計のかかり方を見ると今はそれが逆転しているように思えます。京都競馬場でタフな競馬をしたことがここに繋がってくるのではないでしょうか。
前走馬体重
前走馬体重 | 着別度数 |
---|---|
400~419kg | 0- 0- 0- 1/ 1 |
420~439kg | 0- 0- 0- 9/ 9 |
440~459kg | 0- 0- 2- 9/11 |
460~479kg | 1- 2- 0- 9/12 |
480~499kg | 1- 1- 1- 7/10 |
500~519kg | 1- 0- 0- 3/ 4 |
先程からしつこく口にしているタフな馬場であるということ。それは馬体重のデータにも表れています。前走馬体重459キロ以下(ディメンシオン、リエノテソーロなど)の小柄な馬は勝ったことがありません。ここではパワーも兼ね備えているような大型牝馬を中心視するべきでしょう。
まとめ
ここまで紹介した基本データと消去法データ。これらを総合してデータ的に最も好走率が高いのはどの馬なのか。
この馬→人気ブログランキングにて公開中
ターコイズステークスの予想ポイントとして挙げられるのがタフな馬場コンディション。これはこれまで口を酸っぱくして言ってきました。それでは今回の出走メンバーでどの馬がタフな馬場コンディションに強いのかと考えたときに、僕はこの馬がいいのではないかと思いました。この馬は1800メートル以上でも安定して走っていますし、2000メートルの重賞でも馬券圏内があります。スタミナは申し分ないのではないでしょうか。それに他の有力馬と違って、間隔を空けて使われているのでリフレッシュであるという点もいいですね。ここでも好勝負を繰り広げてくれるのではないかと思います。
おすすめ馬以外に消去法データに当てはまらなかった馬
・カワキタエンカ、フロンティアクイーン、プリモシーン、ミスパンテール
[st-kaiwa1]最終的な見解は週末に公開予定です。ツイッターのフォローもお待ちしています!ツイッター→https://twitter.com/agyo_keiba[/st-kaiwa1]
ターコイズステークスの最終的な予想はこちらで紹介しています。よろしければぜひ!
