今回は東京新聞杯の予想となります。
今週末は東京競馬場にて東京新聞杯が行われます。前日段階での1番人気はインディチャンプ。この馬は前走の内容がとにかく素晴らしく、スローペースにも関わらず大外一気。それでいての完勝だったのですから、1600万条件では力が違いすぎたかなという感じの内容でした。東京コースは初めてですが、2走前の中京コースでの競馬を見る限るでは大丈夫かなと。輸送さえクリアできれば、ここで突き抜けてもおかしくないほどの能力を秘めていると思います。相手候補筆頭はタワーオブロンドン。2歳の時の朝日杯FSではステルヴィオとタイム差なし。単純な比較で考えれば、この馬もマイルチャンピオンシップを勝ち負けできるほどの素質を秘めているということです。数いる藤沢厩舎の出走馬の中から、ルメール騎手がこの馬に乗るというのもいいですね。それだけ陣営からの期待も高いということなのではないでしょうか。さて今後のマイル路線を占う上で、非常に大切な一戦となりそうな東京新聞杯。今から非常に楽しみな一戦ですね!というわけで東京新聞杯の予想となります。
東京新聞杯 予想
枠順の確認→過去データ分析→追い切り診断→そして最終予想という流れで、今回の東京新聞杯を見ていきますね。
枠順
まずは、東京新聞杯の枠順を見てきましょうか。
1- 1サトノアレス
2- 2インディチャンプ
2- 3テトラドラクマ
3- 4ストーミーシー
3- 5タワーオブロンドン
4- 6レッドオルガ
4- 7ゴールドサーベラス
5- 8ロードクエスト
5- 9ヤングマンパワー
6-10ロジクライ
6-11ジャンダルム
7-12ショウナンアンセム
7-13リライアブルエース
8-14レアリスタ
8-15レイエンダ
有力馬は2枠2番インディチャンプ、3枠5番タワーオブロンドン、6枠10番ロジクライといったところ。有力馬は内と外に綺麗に分かれるような形になりましたね。東京新聞杯は内枠有利と見ているだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 1- 1- 3-13/18 |
2枠 | 1- 3- 0-13/17 |
3枠 | 4- 2- 0-13/19 |
4枠 | 3- 0- 2-14/19 |
5枠 | 0- 1- 1-17/19 |
6枠 | 0- 1- 2-16/19 |
7枠 | 0- 2- 1-17/20 |
8枠 | 1- 0- 1-17/19 |
次の項では枠順データの他にも、東京新聞杯の過去データを見ていこうかなと思います。
過去データ
今回の過去データ分析では、過去10年から要注目のデータをいくつか参照しておきます。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 0- 1- 2- 7/ 10 |
2番人気 | 2- 0- 2- 6/ 10 |
3番人気 | 3- 1- 0- 6/ 10 |
4番人気 | 0- 1- 1- 8/ 10 |
5番人気 | 3- 3- 1- 3/ 10 |
1~5番人気で過去10年8勝。東京新聞杯は人気サイドで決まるレースではないでしょうか。ただ注意が必要なのが1番人気。こちらは過去10年で複勝率30%と成績が振るいません。それとは対照的に5番人気は勝率30%、複勝率70%。人気サイドで決まるレースではあるのですが、その中でも小波乱の余地があるという感じでしょうか。マイル路線の大一番である安田記念にはまだ期間がありますから、東京新聞杯には一線級のマイラーたちが揃うことは稀。そういったところから、ここでの東京新聞杯の1番人気は押し出されるようにしてなったものなので、あまりアテにならないのではないでしょうか。
脚質
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 2- 1- 0- 7/ 10 |
先行 | 3- 2- 4- 26/ 35 |
中団 | 5- 3- 4- 45/ 57 |
後方 | 0- 4- 2- 42/ 48 |
近5年で見てみると後傾1秒以上のスローペースが3回。ブラックスピネル、スマートレイアーなどが逃げ切り勝ちを収めています。ただスローペースになりやすい傾向があるにしては、差しが決まっている印象です。最後の長い直線で上り32秒台~33秒台のさえ使えれば後ろからでも十分に差し届きます。東京新聞杯では速い上りが使えそうな馬を重視するというのがいいのではないでしょうか。
種牡馬
種牡馬 | 着別度数 |
---|---|
ロイヤルチャージャー系 | 9- 8- 6-68/91 |
ニアークティック系 | 1- 0- 2-23/26 |
ネイティヴダンサー系 | 0- 2- 2-19/23 |
ナスルーラ系 | 0- 0- 0-10/10 |
最後に種牡馬データについて。ご覧の通り父ロイヤルチャージャー系というのが圧倒的です。このロイヤルチャージャー系というのは主にサンデー系。東京新聞杯は速い上りが要求されるレースだというのは何度も話していますが、それに伴ってサンデー系特有の高い瞬発力が必要になってきます。父ロイヤルチャージャー系以外の馬というのは、ここでは割引が必要なのではないでしょうか。
追い切り診断
僕の追い切り診断では調教タイムのほかにも、追い切り診断コメントと追い切りランクを設けています。追い切りランクはS、A、B、C、Dの5段階評価としています。しかし、これらはあくまで個人的な見解となりますので、ご参考程度によろしくお願いします。さて説明はこれくらいにして、本題へ入っていきましょうか。
有力馬
インディチャンプ【A】
栗東 坂路 良 1月30日(水)
50.3-36.8-24.4-12.5 一杯
坂路で自己ベストを更新。一叩きした前走からの上積みは十分でしょう。ステイゴールド産駒ということで、3歳秋ごろになってから本格化。古馬になってさらに成長したように思えます。2歳時から評判になっていた素質馬でしたが、今の充実ぶりはその時とは比べ物になりません。後述するタワーロンドンには一度負けてしまっていますが、今なら話しは違うと思います。ここは非常に楽しみな一戦になるでしょう。
タワーオブロンドン【B】
美浦 坂路 良 1月30日(水)
52.0-37.9-25.0-12.7 馬なり
藤沢厩舎の所属馬ということで判断に難しいところ。藤沢流のソフト仕上げは困ってしまいますw やや間隔は空きましたが、乗り込み量は豊富ですし、上々の仕上がりではないかなーと思います。ただ叩き2走目ですが、大きく変わったようには見えなかったので、あくまで好調キープという感じ。前走同様でどこまでやれるかといってところでしょうか。2歳時のころを見れば、ここでも十分に通用するだけの能力はあると思いますが、前走の内容は休み明けにしても物足りない感じがありましたからね。調教の感じを見ても、先程のインディチャンプとは打って変わって、こちらは早熟である可能性が高いと思います。
ロジクライ【A】
栗東 坂路 良 1月30日(水)
53.3-38.3-24.6-12.3 馬なり
馬なりで好時計を連発。休み明けでも悪くない仕上がりだと思います。近走通りのパフォーマンスを維持していると思います。この馬は能力自体は高いものを持っているものの、前走や去年のマイラーズカップなどを見ていると負ける時はあっさり負けるタイプ。厩舎のコメントを見ても気難しいところがあるみたいですからね。強い相手にもい必死に食い下がるというタイプではなく、雑魚狩り専門という感じがするんですよね。大敗した2走はいずれも一線級のメンバーが揃ったレースでしたからね。なので調教の良し悪しはあまり結果にしません。ここでも馬の気持ち次第でしょう。
最終予想
今回の予想では◎のみの、ご紹介とさせてもらいます。
◎人気ブログランキングにて公開中
ここは素直にこの馬から入ろうと思います。先週のシルクロードステークスではダノンスマッシュを激押ししていたにも関わらず、配当妙味の狙って違う馬から入って失敗してしまったので、今回はちゃんと評価上位の馬から買います。この馬はとにかく前走内容が素晴らしく、このレースを見た瞬間、僕は2019年のマイルはこの馬が主役に躍り出るはずだ!と思ったほどです。この時期になって、馬がかなり成長しています。さらにこの馬は前走のような末脚にかける競馬だけでなく、ゲートを出たなりで前に行ったも大丈夫な馬です。ベストは差しの競馬なのでしょうが、好スタートならば前に行ってもオッケーです。脚質の自在から考えても、ここで大崩れするということはないはず。今後のローテーションを考えても、陣営としてはここでなんとか賞金加算したいはず。勝負気配も他の有力どころよりも上だと思います。
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