今回はクイーンステークスの過去データ分析となります。
クイーンステークス 過去データ分析
今回は2013年が函館での開催だったため、過去9年間のデータから人気・年齢・性別・枠順・脚質の基本データに加えて、前走着差・前走距離・前走頭数・間隔・前走上がりのデータを見ていくことで、今回のクイーンステークスで高期待値の馬を導き出します。それでは各データの考察に入っていきましょう。
クイーンステークス 基本データ
まずは基本データから見ていきましょう。ここでは主に過去データ的に買える馬を見ていこうかなと思います。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 3- 3- 1- 2/ 9 |
2番人気 | 3- 0- 1- 5/ 9 |
3番人気 | 0- 1- 1- 7/ 9 |
4番人気 | 0- 1- 2- 6/ 9 |
5番人気 | 0- 0- 0- 9/ 9 |
1~2番人気で過去9年6勝。1番人気の複勝率77.8%というところを見ても、クイーンステークスは上位人気が信頼できるレースと見ていいでしょう。クイーンステークスは札幌競馬場で行われる一戦。札幌競馬場というのは、その開催時期と涼しい気候から、近年は現役トップクラスの馬たちが始動戦として好む傾向があります。話しはちょっと替わりますが、今年も札幌記念が超豪華メンバーになりそうですよね。このクイーンステークスも札幌記念と同じような形で、昨年はディアドラ、一昨年はアエロリットなど、有力牝馬がこのクイーンステークスを始動戦と定めてくることが多くなりました。その結果として、それら有力牝馬たちが、人気になってキッチリと結果を残すようになったわけです。1番人気の圧倒的な複勝率の高さはここから生まれるわけです。
年齢
年齢 | 着別度数 |
---|---|
3歳 | 4- 0- 1- 10/ 15 |
4歳 | 1- 3- 4- 24/ 32 |
5歳 | 2- 6- 4- 36/ 48 |
6歳 | 2- 0- 0- 18/ 20 |
7歳 | 0- 0- 0- 2/ 2 |
8歳 | 0- 0- 0- 0/ 0 |
若ければ若いほど複勝率は高い傾向にあります。特に3歳馬の過去9年4勝という活躍は目覚ましく、一際、目立つ結果になっています。これは3歳馬というのは、やはり斤量面で圧倒的に恵まれるというところが大きいのだと思います。古馬たちが55キロ、56キロで走っているところを、3歳馬というのは51キロ、52キロで走るわけですからね。最大、5キロもの斤量差が生まれるわけですから、ちょっと能力的に劣るような馬でも上位に食い込んでくるというのも珍しくないわけです。7歳以上の高齢馬については言わずもがな。こちらは常識通りに苦戦を強いられています。
枠順
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 0- 1- 1- 7/ 9 |
2枠 | 3- 2- 1- 3/ 9 |
3枠 | 1- 0- 1-12/14 |
4枠 | 0- 1- 2-13/16 |
5枠 | 1- 2- 2-11/16 |
6枠 | 1- 0- 2-14/17 |
7枠 | 2- 1- 0-15/18 |
8枠 | 1- 2- 0-15/18 |
過去9年では外枠からの好走というのもありますが、馬場高速化が進んだ近年は内枠有利というのが顕著になってきています。近3年で見てみると1枠が複勝率66.7%、2枠に至っては複勝率100%というパーフェクトの数字を残しているというのだから驚きです。穴を開ける馬というのも内枠からが多くなっていますので、開幕週らしく内枠の馬に要注目が必要なレースでしょう。開幕週のセオリー通りに内枠というのが重要視するべきレースではないかと思います。
脚質
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 1- 0- 0- 8/ 9 |
先行 | 4- 4- 2- 24/ 34 |
中団 | 3- 4- 7- 29/ 43 |
後方 | 1- 1- 0- 29/ 31 |
こちらも一見すると分かりにくくなっていますが、馬場高速化の進んだ近3年に絞ってみると見えてきます。近3年では4角10番手以下から馬券になった馬はおらず、後方一気の追い込みというのはまず決まらないレースとなってしまっています。一昨年、アエロリットがレコード決着の中を逃げ切ったように、開幕週らしく前有利のレースと見て間違いないと思います。脚質的には前々で運べる馬、もしくは差し馬を狙うならば道中で動いていける機動力のある馬でなければならないのではないかと見ています。
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