今回は天皇賞春の過去データ分析となります。
どうも、競馬生活者アギョウです。
今年の天皇賞春は、どの媒体でも低調なメンバーだと言われています。
スワーヴリチャードは安田記念を目指すとのことで、ここを使ってきません。
現状の競馬界を引っ張っている馬は、ここではシュヴァルグランぐらいのもの。
ほとんどが上がり馬というメンバー構成で、確かに例年と比較してしまうと微妙ですよね。
しかし、これは逆に言ってしまえば、新たなスターが誕生するかもしれません。
レインボーラインやクリンチャー、ガンコなんかはまだまだ底が見えませんよね。
もしかしたら、スワーヴリチャードを脅かす存在がこの中にいるかも…。
というわけで、今回の天皇賞春の過去データ分析では、
今回の出走メンバーの中で、過去データ的に有利なのはどの馬なのか。
過去データから浮き上がってくる、意外な穴馬はいないのか。
そこら辺を、中心に見ていこうかなと思います。
それでは、天皇賞春の過去データ分析に入っていきましょうか。
天皇賞春 過去データ分析
今回は過去10年間のデータを参照して、傾向を探っていきます。
人気・枠順・脚質・年齢。最後には気になるデータを紹介していこうと思います。
それでは、各データの考察に入っていきましょう。
人気別データ
こちらが、天皇賞春の過去10年「人気別データ」となります。
こちらのデータで目につくのは、2番人気の好走でしょうか。
過去10年4勝。複勝率70%というのは、他を圧倒する成績となっています。
回収値に注目しても、それぞれ150%オーバーとこれまた申し分なし。
また、11番人気の好走というもの目立ちますね。
G1において、これだけ11番人気以下が好走するというのも珍しい。
これは、やはり3200メートルという、走り慣れていない距離が関係しているのでしょう。
その影響を受けてか、対照的なのが1番人気。
2番人気などとは打って変わって、かなり微妙なデータが残っています。
数値的には5番人気程度のものしかなく、これは信頼度が低いといって良さそう。
総合すると、天皇賞春は荒れる傾向にあるレースなのではないでしょうか。
さて、それでは人気別データを、さらに細かく分析していくために、
今度は「単勝オッズ別データ」の方を確認していきましょうか。
単勝オッズ的には、4.0~6.9倍がいい感じなのではないでしょうか。
勝率、複勝率ともにトップクラスの成績を残しています。
回収値の観点からも、死角らしきものは見当たりませんからね。
軸としては、このくらいの人気が最適なのではないでしょうか。
枠順別データ
次に、天皇賞春の過去10年「枠順別データ」となります。
これは、内枠有利といって間違いないのではないでしょうか。
複勝率のトップツーが1枠と2枠。複勝回収値も唯一の100オーバーですからね。
さらに1枠の過去10年5勝というのも、強烈的な数字になっています。
天皇賞春は3200メートルと、かなりの長丁場。
枠順によるコースロスの差が、より顕著に現れているのではないでしょうか。
脚質別データ
続いて、天皇賞春の過去10年「脚質別データ」となります。
このデータを見る限りでは、前に行ける馬が有利だと思います。
2012年に波乱を巻き起こしたビートブラック、2016年のカレンミロティック。
前々で競馬をした馬たちが、大金星を上げるという結果が多く見られます。
天皇賞春を連覇したキタサンブラックも、前々で運ぶタイプでしたしね。
先程の枠順別データと合わせ、内枠に入った逃げ先行馬には要注目です。
では、この裏付けを取るために「上り3ハロン別データ」を見ていきましょうか。
やはり、速い上がりを使えていない馬たちも来ていますね。
上がり上位3頭で過去10年4勝。それ以外で過去10年6勝と考えるとわかっていただけると思います。
回収値も大きな差がなく、上がりに関してはあまり気にする必要はなさそうです。
天皇賞春は、とにかく前に行ける馬を中心視するべきでしょう。
年齢別データ
そして、天皇賞春の過去10年「年齢別データ」となります。
4~6歳の好走、7~8歳の苦戦というのが、このデータの特徴でしょう。
なんだその程度のデータか、常識じゃんと思われるかもしれませんが、
今回の出走メンバーを見ると7~8歳が多め。これは侮れないデータになると思います。
天皇賞春は若い馬を重視して、高齢馬は軽視するべきではないでしょうか。
年齢別データのほかに「所属別データ」も、ここで確認させてください。
栗東と美浦。過去10年ではそこまで大きな差はなさそうですね。
馬券になる数は栗東の方が多いですが、出走頭数のことを考えるとほぼ同じくらいかと。
勝率などの数値については、そこまで大きな差はありませんからね。
所属については、あまり気にしなくてもいいと思います。
性別別データは、牝馬のサンプル数が少ないので、参考程度に掲載しておきます。
気になるデータ
最後に、過去10年で「気になったデータ」を紹介させてもらいます。
天皇賞春で気になったのは、「騎手」についてのデータです。
このデータを見る限りでは、外国人騎手がイマイチかなという感じです。
リーディング上位のルメール騎手、Mデムーロ騎手の名前が上位にありません。
ルメール騎手がやっと17位という感じですが、馬の質などを考えるとこれはかなり微妙。
画像の「平人気」というのは、騎乗馬の平均人気のこと。これが馬の質を表しています。
Mデムーロ騎手に至っては、20位以内に名前すらありません。
逆に、この舞台を得意としているのが蛯名騎手ですね。
1位は武豊騎手ですが、これは平均人気が高め。キタサンブラック効果でしょう。
しかし、蛯名騎手は平均人気が控えめでありながら、結果を残している。
これは蛯名騎手が、この舞台を得意としていることがわかるのではないでしょうか。
過去10年で違う馬に乗りながら、結果を残してきたというのも評価が高いです。
天皇賞春 過去データ分析まとめ
ここまでのデータをまとめますと、
・1番人気の信頼度が低く、荒れる傾向にあるレース
・内枠有利。1枠が過去10年5勝と圧倒的な良積を残している
・前に行ける馬が波乱を呼んでいる。前に行ける馬が有利
・4~6歳の好走、7~8歳の苦戦。所属はほぼ五分五分
・天皇賞春は外国人騎手が苦戦。一方で蛯名騎手は得意としている
以上の、5点があげられるかと思います。
まだ、枠順が出ていないことを考えると、
現状で見るべきポイントは、4点に絞られてきます。
となると、現状で過去データ的に有利となるのは、
1番人気以外で4~6歳の先行型。騎手は外国人騎手以外。
では、この条件に多く当てはまる、過去データ的強馬とはどの馬なのか。
今回はその馬を、過去データからの「推奨馬」として紹介させてもらいます。
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